男「ハッ!ガクラン美少女だと思ったらお前は女じゃないか!ついに見つけたぞ女!さあ、また大人しくお縄につきやがれ!!」
女「フッフーン、この私の変装を見破るとはなかなか腕を上げたじゃない、男!でも足のほうはどうかしらね?―――ついてこれるか」
男「―――ついてこれるか、じゃねえ!!お前のほうがついてきやがれ―――!はッ!しまった!!まんまと振り切ってしまった!俺が!!」
女「アーバヨーイ!!」
男「おのれ女め、まんまと逃げよって!まぁてぇ~~~い!」
友「………なにをやっとるんだお前は」
男「あ!友!こっちに女が逃げてこなかったか」
友「……さあ?俺は見てないけど?」
男「じゃあこれ!この顔見たら俺に知らせてくれないか!?」
友「いや、知ってるし俺。女ちゃんの顔…ってなんだこれ?指名手配写真?」
男「女は今、『俺の心を奪った罪』で指名手配中なんだ!」
友「……おいバカ。なんで亀甲縛りなんだ、女ちゃんは。しかも服の上から」
男「知ったような口をきくな!それは菱縄縛りだ!!それに、お前のような下衆に女のおっぱいを見られてたまるか!!」
友「死ねド変態!!」
男「フフフ、その写真は『俺の心を奪った罪』で一度女を『お縄』にかけた時の写真なんだ。
あまりに美しいので自慢したくなってな。そうしている内に女は猫のように俺の腕の中からするりと抜け出していってしまった。
あ、ありのまま起こったことを話すぜ!『俺は女を縛ったのに、女に縛られているのは俺だった』な…なにを言っているのかわからねーと思うが、
それはお前の理解力が足りないせいだ。寝ても醒めてもとかベタ惚れとかいうレベルじゃ断じてねえ。もっと運命的なものの本質を味わったぜ……」
友「男、俺今スッゲーお前を殺したい」
女「ねー、もう恋愛怪盗☆女!ごっこしないの?」
男「バカ言うな!お前が逃げればいつだってそこは夕焼けの砂浜さ!」
女「ウフフ、捕まえてごらんなさ~~~い!!」
男「アハハ、待~て~~よ~~~ぉう!!」
ウフフ…アハハ…
友「………………………………………………………………………。
……………………………………………。
……………………………………ちくしょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」
最終更新:2007年07月26日 22:21