…ええっと。
僕は帰宅して、着替えて、家でのんびりしてたんだよね。
で、ベルが鳴ったから玄関開けたら…
「「「トリックオアトリート!お菓子くれなきゃ悪戯するぞっ!!」」」
焔先輩、冷先輩、エレミーが居たんだっけ。
あと後ろに先輩が二人。
で。
「紹介するよ、蓮華。友人の―――」
「赤華(せっか)だよ」
「蒼華(そうか)です」
「……双子なのですね…すごい名前」
「蓮華に負けてないな!名前は。」
「焔先輩達と同じ双子なんだってさ」
このとき僕は思っていたんだ。
『この焔先輩・冷先輩の友人なら、絶対どこかズレてる!』って。
だって色々ズレてるんだもの。先輩達。
「蓮華。失礼な事考えてるな?」
図星。でも僕は賢い方だと思うので
「そんなこと無いですよ?」
とやりすごす。
「まぁいいじゃないですか。それより蓮華っ」
あ、そうだったそうだった。お菓子お菓子。
何も無いからさっき焼いてたクッキーを持って来よう。
台所。僕が自分で焼いたクッキー。
ハロウィンだし、近所の子供達に配ろうと思ってたんだけど…
作りすぎたし、3分の1ぐらいは皆で分けてもいいよね。
…という訳でお皿に盛って部屋に戻る。
「はーい、お菓子ですよー」
クッキーのお皿をテーブルに置くと、皆目を輝かせた。
「わ、すっごい!」
「蓮華…クッキー焼けるのか」
「お菓子作るのはちょっと得意なんです」
「やるじゃないか蓮華!」
「じゃあ早速一枚貰っていいかな?」
「どうぞ~…って蒼華先輩はもう食べてますね」
「……んまいよ♪蓮華君」
そんな感じで皆でさくさくさくさく食べてます。
確かに美味しく焼けてた。
クッキーを食べたけど、半分しか減らなかった。
残りは小さい紙袋に分け入れて皆にあげました。
「ありがとねー」と言って皆帰っちゃった。
さ、僕は配る側として準備しなきゃ。
準備して仮装して近所の公園へ。
この公園は今夜はハロウィンパーティーの場所。
さっきのメンバーも来てるし、近所の子達も来てた。
早速ねだられたから配りまくり。
みんな美味しそうに食べてくれて、僕も満足でした。
こんな今日の日記。おしまいっ。 ―蓮華の日記 10月31日
最終更新:2008年04月27日 16:01