野望編「わるだくみ」

校長室に差し込む自然光を遮る分厚いカーテン。
薄暗い部屋に鮮やかな絨毯。その上に直立した4つの影と、これらに向かいあう1つの影が伸びている。

そして影の一つ、この部屋の主が口を開く。
恥女クール校長(以下恥) 「報告を。」

これに答える4つの影。
トウバンジャン(以下豆) 「はっ。本日0800時、ターゲットが監視レベル3の生徒と接触しました。」
四天王が筆頭、私立新醤油学園生徒会会長は答える。

テンメンジャン(以下甜) 「接触した生徒は初代教頭の子息です。…しかしターゲットも監視対象も互いの立場に気づいていない様子でした。」
四天王が一人、私立新醤油学園生徒会副会長も続ける。

チーマージャン(以下芝) 「………………………。」
四天王が一人、私立新醤油学園生徒会会計は顔を赤くしてモジモジしている。どこかの誰かを妄想してるらしく、上の空のようだ。
豆が振り下ろしたハリセンでこちら側には戻ってきたが、ちょっと涙目だったりする。

エックスオージャン(以下X)「………………………。」
四天王が一人、私立新醤油学園生徒会書記の立ち位置にはマネキンが立っている。
その手にはボイスレコーダが握られており、動作中であるランプが点灯している様子に甜は眉をしかめる。

どうやら仕事に対するモチベーションの個人差は大きいようだ。そんな様子の生徒会幹部に対し、校長が再度口を開く。
恥「すぐに私に逆らう様子はないか…。しかし監視は絶やすな。不穏な動きがあれば身柄を拘束してこい。」

豆 甜 芝「「「はっ!」」」
そして消える3つの影。マネキンが握っていたボイスレコーダーも共に姿を消していた。

そして手元の冊子に目を落とす校長。
恥「ふふふふ。不穏な動きがあった時はコレに役にたってもらうか。」
そのページにはSMグッズの品々。ギャグボールと手錠の項目に付箋が貼られていたりする。
おもむろに席を立ち、窓際のカーテンを開ける。視線を向けた先には一組の男女の姿があった。
恥「児童ポルノ法施行以来ご無沙汰だからな…ハァハァ。」

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最終更新:2008年04月27日 17:41
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