野望編「ランチ騒動 狙撃手」

廊下を駆ける2つの影。

真「おとこともくん、はるくんのいばしょはわかるのですか!?」
男友「アイツは長年、弁当派だ!向う先は屋上しかない!」

しかし二人を止める一撃。
男友「ぐはぁ!!!」
真「あぁ!?おとこともくんどうしたのです!?」
急に倒れ込む男友。
男友「俺に、構うな…。俺の、屍を越え…。」
真「わかりました!さよならです!!(タッタッタッ)」
彼が何で倒れたのかのは分らない。…しかし、この先に青山春樹は居る。なら進むだけだ。

男友「セリフ、最後まで言わせろ…(ガクッ)。」

さらに彼らの後を追ってきた3つの影。倒れ伏した男友の姿に足を止める。

その惨状に表情を曇らせる者、ただ単純に驚いている者、…そして進む先のみを見据えている少女。
悲しみの表情を浮かべている少女は、進む先を見据える少女に告げる。
女2「私は音胡の様子を看る。君たちは先に行ってくれ。」
女1「私ものこるよ~。夕圭、ファイトだよ。」

男友を膝上に乗せて介抱モードに移行している薫と、冷やかしモードに移行している愛弓。
甜「…うん!行ってくる!」
彼女たちが留まってくれるなら有難い。…これで本気が出せる。

女友達が視界から姿を消した事を確認し、全力で囲炉裏の元へ走りよるテンメンジャン。
甜『アレはXOジャンの狙撃!ボルトアクションのライフルでゴム弾を発射してるから第二射はもうすぐ。』

そして、彼女を押し倒して狙撃を避ける。
真「きゃっ!?え?ゆかさん?」
甜「あははは…。真智ちゃん追っかけって走ってたら、ついこけちゃった…。」
真「で、でもありがとうです。…われたガラスにあたらずにすみました。」

そして狙撃手の居るであろう中等部校舎屋上を睨みつける。割れたガラス、さらにスコープ越しにこちらを窺っている彼女が居た。
甜『貴女相手でも容赦はしない』
XO『………邪魔者は、消す。』

視線の交錯の後、姿を消すXOジャン。狙撃位置を明らかにした以上、第三射は無いだろう。

甜「さぁ真智ちゃん!屋上へ急ぎましょう!……青山くん、待ってるよ。」
真「はい!」

甜『もっとも、私も青山くんに用があるのだがな。…半殺しくらいじゃ済ませない。』

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最終更新:2008年04月27日 20:27
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