男「なぁ………………」
花「……………………」
男「今の季節、日向はマズイよなぁ……」
花「……………………」
男「どうしよ。俺、何も植え替えの知識とか無いや」
花「……………………」
男「……我慢できるか?」
花「……………………」
男「……………………」
花「……………………」
男「………………ツンツン」
男「……らめえぇー…」
花「……………………」
男「……………ごめん」
男「よう、ただいま」
「………」
男「聞いてくれよ。俺今日彼女に振られちゃったよ」
「………」
男「何でだと思う?浮気だよ浮気。ひっでぇ話だろ?」
「………」
男「なんかさー。ガッコに好きなヤツが出来たんだって」
「………」
男「は、別の大学行ってもいつでも会えるんじゃなかったのかよ。これだから女ってイキモンは」
「………」
男「お、そうか。悪い。一応お前にもめしべがあるから………女、か?」
「………」
男「ま、いいか。うん、そんなことは、どうでもいいんだ」
「………」
男「アイツがさ。最後にもう一度抱かせてあげるから、それでサヨナラにしようって言ったんだ」
「………」
男「おう、ふざけんなよなぁ!あのクソアマ、俺をバカにすんのもいい加減にしろってんだよなぁ!!」
「………」
男「………」
「………」
男「…好きだったんだよ」
「………」
男「もしかしたらって、俺のこともう一度見てくれるかなって」
「………」
男「抱いたよ。まったく、本当に、俺ってヤツは」
「………」
男「そうしたらさぁ!あンのアバズレ、しばらくシねぇうちにスッゲー上手くなってんの!!」
「………」
男「はは、笑えるよなぁ!ハハハ!はは、は………わら、っ、は、はぐっ、ぅうう………!!」
「………」
男「ちくしょ、畜生、うう……!ちくしょお………ぐふぅ、うあ、ぁあ、うぅうううう………!!!」
「………」
男「……なぁ、好きだったんだぜ。ぐずっ、本当に、マジで……」
「………」
男「………ずず、…はは。なんで、綺麗に、涙だけ出ないんだろうな?鼻水垂れてきやがる……ははは」
「………」
男「ぅう、うううう………ぅぐっ、ふ、くぅううう……ぁうう…!!」
「………」
「………………」
「………………………」
男「………ん、あ。もう、夜か………?泣きつかれて寝てたのか、俺。…はは、ガキじゃあるまいし。
………………みっともねぇ。なぁ、お前もそう思うだろ?
………………………………あ」
花「………」
男「………………ありがと、な」
最終更新:2007年07月26日 22:25