青春編「春父 死亡確認(別の意味で)」

朝、青山家から起こった悲鳴。集まった青山家の面々と飛込んできた一人の少女に
囲炉裏真智子はこれまでの人生を語った。

春母「…成程、そういった経緯だったわけね」
真「はいです…」

青山家の居間には五人。
春樹・ルカの兄妹、真智子、春樹の幼馴染み理奈に春樹達の母。

春母「ごめんなさいね、昨日はそうとも知らずに」
真「わたしは…かまいません。ねてましたし」
春「囲炉裏…お前いったい何者なんだ?」
ルカ「ハル、いいじゃん。真智ちゃんは真智ちゃんよ」
理「……『まずいわ。春くんに泥棒猫が…』」

春母「真智子ちゃん、ご家族は?」
真「…いません」
ルカ「えっ?どういう事?」
真「ぱぱはいません…ままもわたしがちいさいときに…ひっく…」
春「わっ!!泣くなって」
理「……『春くん!!こんなツルペタ小娘に優しくしない!!』」
ルカ『理奈…怖いよ…』


春母「…という訳で。
真智子ちゃんはウチで暮らす事になりました」
春「母さん…いつもの事とはいえ、展開早っ!!」
ルカ「とはいえ、事情聞いたら…まあね…」
春母「真智子ちゃんみたいな娘、欲しかったしね♪」
ルカ「娘いるじゃん…」
春母「真智子ちゃんを連れて、買い物なんか素敵よね♪」
ルカ「スルーかよ!!」


春「ところで母さん」
春母「何?」
春「父さんは…?」


春樹達の母、夏実は年齢不相応なつやつやした顔で意味有り気に笑うだけだった…

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最終更新:2008年04月27日 20:58
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