野望編「通い妻」

年頃の女の子と一つ屋根の下で同居生活…。
普通ならば心躍るシチュエーションにも関わらず、渋い表情をみせる春樹。

春「囲炉裏の身の上はよーく理解した…。…だが、現状ではお前を受け入れるのは難しい。」
真「ひ、ひどいですはるくん!!なんでですか!?」
春「お前、食欲魔人だろ!?毎食、4人分の食事を作るだけでいっぱいいっぱいなのに、10人前追加はねぇだろ!?」
真「ぅうううううぅ~~~~~~~~。」
母「ま、まぁ落ち着きなさいよ…。」
春「母さんは黙ってて。文句あるなら家事の一つも覚えてから言ってくれ。貴重な戦力の父さんを毎日潰すのも止めてくれ。」
母「…あ、あは、あはははは。…容赦ないわねぇ。」
ルカ「なら私が…。」
春「その台詞は朝五時に起きれるようになってから言ってくれ。あと部活やってるんだから、無理するな。」
ルカ「ハル……(キュン)。」
理「なら…。」
春「カップヌードル作るたびにガス爆発を起こされたらたまらん。お前はどこぞのへっぽこ魔王以下だ。却下。」
理「orz」
真「………わたしではだめですか?」
春「問題外だ。つまみ食いばかりされては料理が作れん。」
真「む~~~~~。」
XO「…なら私が。」
春「おわ!?…って貴子ちゃん?」
真「いつのまに!?」
理「………誰?この子?」
ルカ「ウチの学校の中等部の子。…でもハルとの接点って何だろう?」
母「あらあらあら!可愛らしいお嬢ちゃんじゃない。」
XO「…潜入任務は得意。…それよりも、青山さんを助けに来た。」
春「俺を…助けに?」

XO「…話は聞いた。私の腕なら青山さんの足を引っ張らない。…いつも私とお姉ちゃんの勉強を見てくれてるお礼がしたい。」
母「そうなの?助かるわ~。ありがとね、貴子ちゃん。」
XO「…こちらこそ、よろしくお願いします。お義母様。」
ルカ「ちょ!?お、お義母様って…。」
真「う~~~~~~~~~。」
理「……………(く、泥棒猫がまた一匹!!)」
春「ありがとう。助かるよ、貴子ちゃん(なでなで)」
XO「……………(///)」

XOジャンが『なでなで』されて至福の時を過ごしている頃…。

豆「zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz」

別の形で至福の時を味わっている姉。…しかし、彼女は知らない。
いつも起こしてくれる妹が外出中である事実、そしてこの眠りはあと4時間続き、完全に遅刻する運命を。

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最終更新:2008年04月27日 18:04
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