野望編「めぐりあい 体育館」

いつもの様に迎えた月曜日。いつもと変わらないように見える教室の風景。
しかし、新たな変化が訪れた事を青山春樹は友の口から聞く。

「聞いたか?今日付けで美術の先生が来るそうだ。」
「ふ~ん。となると、朝礼の時に顔を拝めるわけか…。」
「そういうことだな。何でもスゲー美人らしいぞ?胸もでかくてスタイル良いらしいし。」
「でかい…のか?それは良いな。」
「おっ?お前もようやくムッツリすけべの仮面を外したか?
 …でも俺はやっぱ会長だな。胸は無いけど日焼けした野生なイメージで妙に迫力ありそうだ。」
「いや、豆田はああ見えて色白だぞ?あと、恥らってる様子は意外に可憐な感じだな。」
「!?」
「どうした?」
「……………なぁ。」
「何だ?」
「…………………会長の胸、見たのか?」
「………ああ。………でもあれは事故…って聞いちゃいないか。」
「っぅううわああああああぁぁぁぁぁぁぁん!!会長の純潔がぁぁぁぁぁぁ!!!(涙ながらにダッシュ)」

遥か彼方まで走り去っていった友。
呆気に取られその姿を見送るだけの春樹だったが、2人の少女達の声に現実に引き戻される。
「はるくん、たいいくかんにしゅうごうですよ?」
「青山くん、行こうよ。」
「……あ、ああ。そうだな。」

そこで意外と早く訪れた再会。
「青山春樹くんか?…久しぶりだね。」
新たな役者が舞台に殴りこみ、台本の無い物語はさらに混沌を増す。

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最終更新:2008年04月27日 18:16
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