『立て逃げだー!立て逃げだ出たぞー!』
女「フフッ、探してもムダよ。のろまな警察さん、貴方たちなんかに捕まる私じゃなくってよ」
男「………それはどうかな」
女「誰ッ!?」
男「やはり来てしまったんだな。立て逃げ……いや、女!」
女「刑事さん……いえ、男くん」
男「何故?何故キミがこんなことを」
女「女には秘密があってこそ。それを無理に訊くのは無粋というものよ」
男「………………」
女「でも……そうね。フフ、私を捕まえられたら、教えてアゲル」
男「今話すことは何もないということか。いいだろう。ならば―――ここで逮捕だ、立て逃げ!!」
女「ゴメンだわ。立てて逃げることこそ私たちの妙技。その真髄、身をもって知るがいい!」
男「うぉぉーーーッ!!」
女「たぁぁーーーッ!!」
………………
…………
……
女「それじゃあね……男くん。また……どこかで」
男「ま、待てッ!くそッ!いつか、キミを捕まえてみせる!必ず……!」
女「………………」
――――――そう、楽しみにしているわ――――――
男「………」
「刑事殿ーッ!ご無事ですか!?………ハッ!そのチンコは!」
男「ああ。見事に勃てられたよ。完敗だ……僕の」
「しかしまだ遠くには行っていないはず!刑事殿はそのチンコでは走れますまい、休んでいてください!」
男「ありがとう。じゃあ、任せる」
「はッ!」
男(………………)
男(……………………しかし、彼女が言っていた……『私たち』とは……?)
男「まさか、彼女の他にも立て逃げがいるというのか……?」
?『相変わらず甘ちゃんだなぁ……ねぇ、お姉ちゃん?』
To Be Continued...?
最終更新:2008年07月15日 23:53