『ツンデレに必要な物とは、ツンでもデレでもない。ツンデレを正しく理解し、包みこむ異性の存在こそ…』
「はるくんおひるです!!れっつそーめんです!!」
「…良いところだったのになぁ…」
「ん?…『つんでれろん』…またへんなほんをよんでますね…」
「ほっとけ。素麺くらいならルカに頼んでくれ」
「そうめんをわらうものは、そうめんになくのですよ!!それにるかさんはおでかけです」
「あ、部活か。仕方ないな、俺が…」
渋々昼ご飯の支度を始めようとする春樹だが。
「…ぬう…囲炉裏ぃ!!」
「なんです…あっ!!」
「お前また素麺をおやつに食べただろ!!しかもそのまま茹でずに一箱!!」
「わ、わたしじゃ…」
内心ドキドキしながらも白を切ろうとする真智子だが…
「棚の前に台が置きっぱなしなんだよ!!」
「…ふかくです…」
「はぁ、全くもう…仕方ない。買い物行ってくるから、一時間ほど待ってろよ」
「はい…」
「さてと…素麺の安売りは…確か○○スーパーだったか。味噌工のそばまで行くのはたるいが…」
自転車に乗り、買い物へ出掛ける春樹。
だがこの買い物が、彼を更なる混迷に巻き込むとはまだ誰も気付いていない。
新醤油学園 青春編
「東部味噌工業暗躍」
最終更新:2009年01月24日 02:38