男「どうやら俺は名のある陰陽師の末裔だったらしい」
女「………」
男「で、その中でも俺は千年に一人の大天才なんだそうだ」
女「………」
男「しかし俺は無論、今の今までそんなことは知らなかった。当然、修行もしたことがない。
結果、俺の溢れんばかりの才能は文字通り溢れ出し、そこらにあるものを片っ端から式神にしてしまった」
女「………」
男「……と、いう訳だ」
携帯『ご主人様!』
コップ『旦那!」
はさみ『殿!」
リモコン『男さま!」
お箸『親方ー!』『たー』
マウス『オヤビーン!』
リモコン『マスター!』
オナホ『男ちゃん!』
ティッシュ『主さま!』
男「うるさいな!ちょっと黙っててくれよ!」
小物s『ハーイ』
女「で?」
男「はい」
女「なんでみんな女の子なわけ?」
男「………………………さぁ」
女「これって浮気に入るのかなぁ?」
男「いやいや!入らないでしょ!?だって俺が意図してそうなったわけじゃないもの!!」
小物s『えー』『オヤビン酷ーい』『とりあえず一発ヌキましょう、ね?』『っていうか誰あの女』
『ご主人様の彼女さんだよ』『えー』『切り捨てる!』『まぁまぁ、はさみちゃん落ち着いて』
『でも貧相だよねー』『ねー』『胸とかねー』『ねー』『男ちゃんにはあたしがいるのにねぇ?』
『おナホさんちょっと聞き捨てならないなぁ、それ』『そうだぜ。旦那のイイヒトはあたしだぜ!』
『………割るわよガラス製品』『いいぞーやれやれー』『れー』『ちょっとー、やめなよー』
男「お前らちょっと黙ってろよ!」
小物s『ハーイ』
女「……もてるのね」
男「ああ、もう!」
新ジャンル「身の回りの物擬人化」
最終更新:2009年01月24日 02:47