女「お前様っ!お昼ごはんでありんすよ~~♪」
男「おー、サンキュ。って、キツネウドンかよ」
女「仕方がないでありんす。あちき、アブラアゲ大好きでありんすし」
男「東の輸入品は今割高なんだから控えろって言ったろう」
女「そんな酷い。お前様は何の権限があってあちきの好物を禁止するでありんすか?」
男「お前の雇い主だからかな」
女「従業員にはもっと優しくするでありんす!ストるでありんすよ?」
男「ご自由に。どーせ、お前ここじゃもう働けないだろ。正体バレて幼女に戻って、働いてた店が潰れたんだもんな。
知らなかったとはいえ、幼女雇ってたらそりゃ潰れるわ。いくらこの街とはいえ、ルールってもんがある。
そして、そのルールを破ったお前に働き口があるわけがない。文無しに居場所はないぜ?」
女「うぐぐ……あちきの正体を暴いたのはお前様でありんすよ!責任はとれでありんす!」
男「飲み勝負ってのは引き際が肝心なんだぜ。俺はその点、負け知らず。しかし驚いたね。
ギオーン中の男を夢中にさせる妖姫がこんな子狐だったなんて」
女「………綺麗な女の人になれば、人間はあちきに優しくしてくれるでありんす。お前様は、ヘンな人間でありんすよ」
男「……女」
女「ン………シッポ、なでちゃダメでありんすぅ」
男「………大丈夫。俺は……」
女「やぁ…お前様……ウドン、のびちゃうぅ………」
男「女…俺が、」
バタム!!
魔王女「フハハハハハハ!!随分と惨めな姿だなキュウビよ!ええ!?」
勇者男「急に強気だなお前」
男「………………………………………」
女「………………………………………」
魔王女「………………………………………」
勇者男「………………………………………」
魔王・勇者「………………………………………」ギィィィィ……パタン
最終更新:2007年07月27日 00:43