姫「なんとか……ヒロト様の足取りを追ってここまで来ましたけど……暑いですわ……」
爺「砂漠のド真ん中にあるオアシスの町ですからな。ヒロト殿はここでも何かしたとか」
姫「それにしても、見渡す限り砂と岩ですわね。あっちに見える山より大きな双子岩くらいしか目印がありませんわ」
少女「ああ、あれ、もともと一枚岩だったんですよ」
姫「わぁ!……って、あなたは?」
少女「ヒロト様のお名前が聞こえたものですから♪少し前まで、この砂漠には大きな魔獣が棲んでいまして……」
爺「……龍の如き大きさの魔蟲を斬り裂いた時、その衝撃波は勢い余って岩山を割った……と。
空にも届く豆の木を切り倒したり、大洋の主を釣り上げたり、山を殴って火山を噴火させたり、
行く先々で観光名所を作っていますなぁ、ヒロト殿は」
姫「そんなことより、さっきの娘のキラッキラした目の方が問題ですわ。何ですかあの(はぁと♪)の数」
爺「そして、行く先々で恋する乙女を作っていますなぁ」
姫「……………ちょっとそこらをブラついて適当に魔獣を斬ってきますわ」バチバチバチバチ!!!!
最終更新:2007年07月27日 01:05