CoCシナリオ[ストラフトンの山の火 Continuation]
製作者:語り手の冒険家wolpitto W◉Lf
現代(2015)/クトゥルフ/シティ/探索
人数:2~3人
時間:推定2~3時間
推奨:なし
1920年
ストラフトン山の一大事件
猛吹雪が街や山を囲み永久凍土と化したジェニング
それから95年
あなた方はジェニングへ訪れる
何かに惹かれるように…
■HO:
あなた方の祖父母or父母が探索者でこの事件に関わっていた。
そして、祖父母or父母からある情報を手にする。
【4フィートほどの甲殻類生物について】
1:人間より遙かに凌駕する知的生命体。
2:彼らは飛行能力に長けており、ブーンという羽音がする。
3:彼らは言語能力も高く、意思疎通がある程度は可能である。
4:ただし、人ではなく人の脳に興味があるため、迂闊に近寄ってはならない。
5:攻撃方法としてはハサミと冷気を発射する武器と電気を発射する武器を所持している。
6:その中である程度の地位があるものは、身体にドロドロとした粘液状の膜があること。
【風の中を歩む者】
1:彼は滅多に現れない。
2:彼が現れたことにより、ジェニングは永久凍土へと変わった。
3:絶対に会ってはならないし、攻撃してはならない。
4:存在を知りたいのであれば、ある程度の離れた位置にいることが重要である。
■現在のジェニング
現在は旧ジェニングとなり、ニュージェニングスとして、距離10kmのあたりに位置している。
そこではある地主がいる。
※下記の情報を得るためには図書館で手に入れなければならない。
ウォルター・ランドルフ・ルーガーという金持ちが住んでいるらしく、そのあたりの土地を管理している。
彼の父親はハーニー・ルーガーと呼ばれ、1920年代の一大事件の犯人だそうだ。
■NPC
ミ=ゴ1-2-3-4
STR11 CON16 SIZ13 DEX16 POW12
HP15 MP12 DB+-0
装甲:
すべての貫通する武器は可能な最小限のダメージしか与えない。
技能:
ハサミ 45%、ダメージ 1D6および[組み付き]
ミ=ゴ5-6
STR14 CON18 SIZ16 DEX19 POW14
HP17 MP14 DB+1D4
装甲:
すべての貫通する武器は可能な最小限のダメージしか与えない。
技能:
ハサミ 55%、ダメージ 1D6および[組み付き]
噴霧器 80%、ダメージ 1D10の寒気
ミ=ゴ7
STR18 CON20 SIZ18 DEX24 POW18
HP19 MP18 DB+1D6
装甲:
すべての貫通する武器は可能な最小限のダメージしか与えない。
バイオ装甲:
8ポイントの装甲。
技能:
ハサミ 65%、ダメージ 1D6および[組み付き]
噴霧器 70%、ダメージ 1D10の寒気
電気銃 55%、ダメージ 1D10のショック
呪文:
狂気の笛(P256)
※笛は完成している。
ウォルター・ランドルフ・ルーガー(吸血鬼/ミ=ゴ移植) 95歳
STR24 CON18 SIZ16 INT18 DEX17 POW25 APP18 EDU21+1(22)
HP30 MP25 DB+1D6
装甲:
耐久力以上のダメージを受けた場合、ただち形を再生することができる。
5ポイントの超人的皮膚。
さらに人間時に残ってる装甲があると加算されてしまう。
技能:
噛みつき★ 50%、ダメージ 最初のラウンドに1D4+その後のラウンドに吸血
かぎ爪★★ 50%、ダメージ 1D4+DB
見つめる★★★、抵抗表でPOW対POWのロール
人間の心理 60%
血を嗅ぎつける 75%
正気度喪失:
攻撃された場合-成功0/失敗1D4
人間から吸血鬼へ変身する-成功1/失敗1D3
人間時-無し
呪文:
手足の萎縮(P272),精神的従属(P266)
ウォルター・ランドルフ・ルーガー(人間) 37歳
STR10 CON8 SIZ16 INT18 DEX13 POW16 APP18 EDU21+1(22)
HP12 MP12 DB+1D4
装甲:
厚手のコート 装甲2ポイント
技能:
ショットガン65,回避65,こぶし60%,キック55%,MA50%
目星40%,聞き耳50%,アイデア90,知識99,幸運80,忍び歩き60%
■お助けNPC
探偵兼刑事 48歳 Jacob Miller(ジェイコブ・ミラー)
STR10 CON14 POW13 DEX9 APP15-1(14) SIZ14 INT14 EDU12+3(15)
SAN50 HP14 MP13 DB+-0
装甲:
防弾防刃ジャケット 装甲3ポイント
技能:
アイデア70,幸運65,知識60
組み付き60,MA60,聞き耳30,目星28,拳銃65
法律60,回避45,鍵開け30,追跡50,隠れる30
母国語(英語)65,日本語60,クトゥルフ神話3
心理学30,忍び歩き40%,運転(自動車)95%
ある程度の基本的言語60,応急手当60
45口径リボルバー 1D10+2 15m 1 装弾数8 DF8 故障00
■噴霧器の寒気
通常のジャケットや厚着は1D10のダメージから1ポイント削る。
防寒具などは1D10のダメージから3ポイント削る。
■噴霧器
手にする場合は、アイデアロールで成功した場合、使い方をマスターする。
※ただし、今回のシナリオでは[INT*2]で成功しなければ、使い方をマスターできない。
さらに回避ではなく、避けるには[DEX*3]or[INT*3]でのみ回避可能とする。
■電気銃
標的に1D10のダメージを与える。
電気修理ロールで成功すれば打つことができる。
さらに犠牲者は受けたダメージ分の数、ラウンド行動不可。
そして最後に出たダメージと自身の耐久力を対抗させる。
失敗すると心臓麻痺に陥り、即死する。
ただし、出たダメージは使用者にも同じように受ける。
だが、人間がこの武器を使うためにはそのワイヤーを巻き直さなければならないが
[電気修理]二回ロールに成功しなければならない。
さらに、それで発砲しても不確実なので、1D6ロールをする。
[1~2]の出目ならば成功する。[3~6]は失敗する。
■舞台
日本から舞台はアメリカ
バーモント州近郊 ニュージェニングス
2015年/12月22~25日(三日間)
■成田空港
あなた方は祖父母or父母が仲間だったということを知り、連絡を交換し
成田空港で待ち合わせをする。
■アメリカバーモント州アルカイダ空港
あなた方は1日かけて、アメリカへ着いた。
そして、あなた方を守りガイドをしてくれる。
探偵/刑事のジェイコブ・ミラー氏です。
「どうも、初めましてジェイコブ・ミラーです。よろしくお願いします。」と流暢な日本語で会話をしてくれます。
あれ?日本語話せるんですか?とかなどを聞くと
「あ、はい。少しだけですが。あ、それではお疲れのようですが、
ここアルカイダからバーモントまでは50kmほどの距離がありますので、どうぞバスへ」と通されるでしょう。
■アメリカ/バーモント州/近郊/ニュージェニングス
そこには大きなお城と賑やかな街がある。
街行く人々はにこやかで、あなた方をよそ者として扱わず
丁寧にそして、元から街に自分たちがいたかのように接してくれます。
ここで探索可能場所を提示します。
①ジェニングス図書館
②ニュージェニングス城
③ジェニングス役所
④ジェニングスの市街地(出店)
⑤展望台/ジェニングス公園
※順番
①→④→⑤→③→②
この順番でやると楽に進。
(理由:先に城に行かれるとKPとしても困ります、
役所で城に入れる許可を手に入れてもらえるといいかも
単独行動は禁止で、シナリオが崩壊します笑
集団行動を徹底してください。)
■ジェニングス図書館
図書館での情報(図書館ロール)
~95年前の事件と現在の記事~
『ハーニー・ルーガーと呼ばれたストラフトン山の麓に住んでいた男がいました。
その男は間違い犯しました。
ある儀式によって、ジェニング一帯とストラフトン山を極寒の地へと変えてしまった。
現在、その孫にあたるウォルター・ランドルフ・ルーガーという男性が
&bold(2{ニュージェニングス城に住んでおり、彼はこの辺一帯の統治している街の長になっています。}
彼は自身の祖先が間違いを起こしたことに深く反省しており、街のために人のために
多くのことに貢献してきました。
そして、今では彼は誰からにも尊敬される人となりました。』
~風の巨人と桃色の妖精~(日記のような絵本)
『風の巨人は桃色の妖精のために友人を一人作りました。
その友人は私たちに有益な情報を毎日のようにくれました。
友人の話はすごく面白く知恵が増えました。
人間という生物は種類がたくさんあると理解しました。
そして、友人にいつものお礼としてお酒を献上しました。
友人はすごく喜んでくれました。
私はすごく心が和らぎました。
そして、次の日私は寒い中友人に会いに行きました。
でも、そこには骨だけしかありませんでした。
私はすごく悲しみました。
風の巨人に聞きました。
人間は何故弱いの?
巨人は「人間はある程度の環境には慣れているが、
極度の気温低下と上昇には身体がついていけないのさ。だから死んでしまうのだ。」
私はこう言いました。
私はあの友人が好きです。
なので生き返らせたい。お願いします。
巨人は「人は死ねば生き返りはしない。
もし、生き返らせたいのであれば、
子を作りその友人とやらの血族をつくればよいのではないか?」
私は一生懸命に研究をしました。
そして、完成しました。
それは吸血の血と私の知恵。
そして、私は私のすべてと友人の子にすべてを託しました。
そして、彼は生まれました…』で切れていた。
他の人に続きを聞いてもわからないと言います。
■ジェニングスの役所
市長からの情報
「昔、タトラー新聞社やウィンダム郡警察署などあったが、
幾年も流れた今では、昔の事件を知るものはいない。
あって、おとぎ話の【風の巨人と桃色の妖精】ぐらいじゃないかな?」
それ以外の情報はないです。
■ジェニングスの市街地(出店)
役所や図書館と一緒
■ジェニングス公園
この公園では上からジェニングの枯れた切り通しが観れる。
過去の悲惨な状況が伺える。
▲展望台
展望台では、未だに雪が吹き荒れるストラフトン山が見える。
なぜか、ストラフトン山と旧ジェニングのところだけに雪が降り注いでいる。
10km前後しかないが、ニュージェニングスの気温は20~21度であり、暖かい気候である。
奇妙ではあるが、深く考えることはおすすめしない。
■ニュージェニングス城
大きな鉄製の門と奥に大きな城が見える。
ここに一人とメイド数名と住んでいるらしい。
インターホンみたいなのがあります。
押すとメイドらしき人から応答され事情を言うと通してくれます。
※PLたちにメイドに関して聞かれた場合
メイドに関しての情報は一切公言しないときっぱり言い切ってください。
シナリオには一切無関係です。
もしAPPなどを聞かれた場合
全員14~16ぐらいだと答えていいです。
そこへある男性が来ます。
ウォルター・ランドルフ・ルーガー
「どうも。初めまして、私はウォルター・ランドルフ・ルーガーと申します。日本人の方ですかね?
これは失礼しました。ウォルター・ランドルフ・ルーガーと申します。以後お見知り置きのほど。
ここでもなんですし、応接間でお話ししましょうか」
※PLと色々と会話をすると
シークレットダイスで人間の心理をロールする。
成功しなくても失敗しても彼は勘づく
■彼の容姿
金髪で色白で赤い目が特長的なスレンダーな美しい男性であることがわかる。
すると彼が
「もしかして、ストラフトン山に行ってみたいですか?一応行くなら、私が案内しましょう。
防寒具,アイスピック,スノースパイク,懐中電灯などその他もろもろ、貸しましょう。」
車道はありますが、途中から氷ついているので車はおすすめしません。
ここで武器を借りることができます。
欲しい武器がある方は
■ストラフトン山付近[1時間は感覚でいいです。なので一気に6回すれば問題ないです。シナリオ内での時間ですので]
あなた方は10kmの半分を地道にあるくと、凍てついた車道と通常の車道の分かれ目がある場所まで近づいた。
ここから1時間ごとにCON*6の寒気との抵抗を行います。
失敗すると耐久力1減少です。
ストラフトン山までの道のりをミスすることなく進めるか[幸運]ロールも振っていただきます。
6時間にCON*6の寒気と勝負+幸運ロールをします。
■幸運失敗ペナルティ
一人でも失敗すると全員にペナルティが発生します。
「空からブーンという羽音が聞こえます。」
すると、向こうから4フィートほどの大きな虫が4体こっちに現れました。
戦闘です。
その前にSAN値チェックです。
成功0/失敗1D6
■戦闘
ミ=ゴ4体と戦闘です。
■ストラフトン山
内部に入れる入り口があるらしい。
彼は何かに触れて呟くと入り口が開いた。
■ストラフトン山内部
ここで忍び歩きロールをしてもらいます。
失敗すると、四方八方から大きな羽音が聞こえてきます。
ミ=ゴ3体が出現
■戦闘
ミ=ゴ3体と戦闘です。
■ストラフトン内部
彼は奥の祭壇へ歩み寄る。
そして、彼は魔導書を手にする。
すると、彼はこういう。
「すまない。騙してしまって、私の祖父を生き返らすため。
君たちの血をわけてもらいます。
すまない。本当にすまない。」
彼は少しずつ変貌していく。
その異形の姿を目撃したあなた方はSAN値チェックです。
成功1/失敗1D3
■戦闘
さらに彼が攻撃してくるため
再度SAN値チェックを行います。
成功0/失敗1D4
■最後
「くっ、私はわたしは、、祖父が何かしたかったことを知りたかっただけなんだ。
本当に滅ぼすだけだったのか…すまないが私が死ぬことはストラフトン山がなくなることを意味する。
ここから脱出するんだ。遠くへ遠くへ。わたしはストラフトン山と祖父と共に行きます。
ここがなくなれば、猛吹雪も消えるはずです。外にイタクァが徘徊してる可能性があります。
この石を持って行ってください。」
それは白く輝く石。
「それはイタクァを寄せ付けない石。ご武運を」
山が崩れていく音が聞こえる。
なんと外に出ると近くに大きな車が一台あった。
運転を振ることによりエンジンをかけ、発車するために再度運転で成功すると逃げれる。
失敗した場合。できても、2回のうちに成功させなければ死にます。
崩れてさらに爆風なようなものが吹き荒れるので旧ジェニングとストラフトン山付近は壊滅します。
ニュージェニングスは範囲外ですので大丈夫です。
■エンドロール
ある記事をあなた方は手にします。
あれから旧ストラフトン山跡地の探索していると
大きな足跡が見つかる・・・
これはなんだ?
■あらすじ
桃色の妖精:心優しいミ=ゴ。7体のミ=ゴと別種の甲殻類。
風の巨人:イタクァ。
友人:ハーニー・ルーガー
妖精は友人が好きだった。ジェニングとの人間たちとも交流をしていた。
しかし、ある日。雪崩のような音が聞こえた。
次の日、友人に会おうと思い、会いに行くと友人が
ミイラとなっていた。
妖精はすごく悲しんだ。
このようなことをした風の巨人を許せなかった。
そのため、自分の最高の知恵と友人の遺伝子、
吸血鬼の血を使い、継子を生んだ。
名をウォルター・ランドルフ・ルーガーと名付けた。
理由はない。ただ、自分の記憶の中にいた名前だった。
それをくっつけただけだが、思いを託した。
イタクァを封印させるため。
ランドルフは、父親が何をしたかったのかを知りたかった。
そのため、外部の人間でこの事件に関わった人物たちが必要だった。
だから、君たちの血が必要だったのだ。
あなた方が、行かなかったとしても、探索者の血とは抗えない運命を
背負っているのだ。
お城に残ったメイドはどうなるか?
それは知らない。
市長とは友人だったが
市長は察するだろう、
ランドルフの死を。
大きな足跡…それはイタクァだ。
イタクァはなぜ、封印できなかったのか。
それも知らない。
すべては神のみぞ知る。
自分たちが知るべきではない
それはPLAYしたあなた方も知る必要はない。
なぜなら、これで終わりだからだ。
ストラフトンはもう、深淵の歴史に飲まれるおとぎ話。
おとぎ話として、語り続ける。
真実を知る者は、誰もいない。
■SAN値報酬
1D6+3
最終更新:2017年12月09日 03:30