登場団体
火の鳥(ひのとり)
死なない兵士および死なない人間をビジネスに出来ないかと目論む組織。
嗤う殺人鬼内では名称ではなく『組織』と呼ばれている事が多い。
各地に極秘の研究所を持っていて人体実験を繰り返していた。
研究所の数は全部で4つ。3か所で不死の実験、1か所では人間の能力の強化の実験をしていた。
敵対していた別組織により奇襲攻撃を受けて崩壊、実験体や研究員の殆どが死亡。
生き残っている人間は極わずかである。
当時研究所内で死なない人間、不老不死として不完全ながらも成功したのは猫と哀川のみ。
実験に使う人間は不死になりたい欲求を持った人間を集めるか奴隷市で買ってきていた。
研究員の娘息子が犠牲になるパターンもある。
フーディエ・カンパニー
幹部の殆どが元火の鳥のメンバーで構成されている組織。
表向きは最先端の医療や生物工学に携わる研究者集団として色々な会社へ技術提供、研究者派遣などをしている。
そのため大企業から中小企業まで顧客は幅広く、顔が広い。
しかしその水面下では火の鳥再建のために資金や実験用の素体、有能な研究者を集め不死の研究を再開し始めている。
フーディエとは中国語で蝴蝶と読む。
これはフーディエ・カンパニーの基礎を作り上げた元火の鳥幹部の男がno.66(哀川)に魅せられ、同じ不死を実現させたいという思いから付けられた。
しかしその男が病床に伏せたため、男の息子が意志を引き継ぎフーディエ・カンパニーを動かしている状態である。
黒虎会(くろこかい)
研究所崩壊後、潜伏していた猫が研究所から連れてきた部下と共に立ち上げた組。
初期は10人にも満たない組員だったが仕事をするうちに増え、現在では帝在市を中心に全国に数カ所支部を持つ。
ヤクザとマフィアの中間の様なもので厳密に言えばどちらにも属さない。
表では不動産仲介、ホストクラブの運営、金貸し等をしている。
裏では人肉取引の仲介、敵対組織の取引潰し、銃火器やギリギリ合法の薬やらの密売を主に依頼されれば何でもする。
ただし人身売買だけは猫の好みにより行わない。
警察内部とも繋がっているため少々の事では表に露見する事は無いが、尻尾を掴まれる事を危惧し大胆な事はしないようにしている。
組員になる条件は特に無く、猫が気に入りスカウトした相手、元実験体、現組員の身内の紹介など様々である。
デ・フェオファミリー
日本の帝在市に本部を構え、欧州に海外支部を持つイタリアンルーツのマフィア。
主な組織行為は殺傷武器・コカインやマリファナなど違法薬物の密輸及び売買、人身売買、恫喝、殺人、誘拐、高金利金融等多岐に渡る。
欧州のマフィアや日本のやくざをいくつも傘下に収める行動も目立つ。
その昔、非人道的研究を行っていた組織から分裂しその研究を止めようと旗揚げされた運動家たちの集まりが起源となっている。
裏世界での認知度はそれなり、日本国内よりも諸外国の方では言わずと知れたものになっている。
ボスの性分から幹部>運営・指導する重役>下っ端とテリトリーが出来上がっており、幹部とされるのは能力の有無にかかわらずボスが興味を持ち気に入った人物のみである。
少女を囲っているとの噂であるがボスならびに幹部の人間しか詳細は知らされておらず、下の者は緊急事態にのみ見かけることができる程度なので定かではない。
また、前記にもあるようにボスの性分で左右されている部分が多く、彼の機嫌によっては些細なことで制裁を加えられることもままあるので組員の出入りは激しいほうである。
アリス舎
アリス舎の元はヴォルパイヤ(イタリア系マフィア(ただし本家系列のマフィアではない))が運営していた児童買春所。
遠い国日本での拠点として買春所を経営していたがとある事件で摘発されそうになり手放す。
上役達がその店を手放した後、巴が店舗を無断で使い生き人形を売る店に作り替えた。
ヴォルパイヤ上役達はこの事を知っているが、『置き土産』だと言って黙認している。
元々児童買春をしていた場所をヘルスに、地下に新たに人形を売る場所作って二つの店を運営。
地上部分は完全に一般向けの店。標準より少し高めの料金だが美人が多いと評判で毎日客足は途絶えない。
地下は完全会員制。絶対に招待した客、リストに入ってる客以外は通さない上地上の店の店員ですら拒む。
生き人形となる少女の殆どは攫ってきた少女達。催眠と薬物で狂わせて眠らせた物を商品として扱っている。
価格は個体により異なるが1体100万から200万程まで。
高価だが物好きな金持ちが好んで買って行くらしい。
最終更新:2013年09月25日 09:39