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◆04.【大今良時】















国内では韓国系の人間に信者が多いキリスト教だが、
大今氏の作品はこれに限らず、
先天性の障害を持つ者たちを癒し、罪人を赦したイエスのエピソードに見られる、
根底にどことなくキリスト教的テイストの漂う作風が特徴である。
(これについては後の元ネタ考察・ウラリス編で詳述する)














『不滅のあなたへ』にしても、イメージイラストを見る限り、
主人公フシは
"地上に派遣された神のひとり子"イエス
彼を導く"黒いの"は、イエスを誘惑するサタン
なぞらえられて設定されたようだ。















今は悪しき時代なり
人々は神の実在を求めて奇跡を求めるが、
ヨナのしるし以外は何の奇跡も見ることはできない」
(『ルカの福音書』11章)

新約聖書 でイエスは上のように述べた。
「ヨナのしるし」とは復活の奇跡の事。
現代から2000年前の当時について、
「今の人々は不死の人間を目のあたりにするだろう」といった意味だ。















この言葉をキリスト教的に逆説化して解釈すれば、現代について
おお、今は良き時代なり! (主の再臨が近いのだから)」となる。
大今良時というペンネームはここから取られたものかもしれない。






















































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最終更新:2020年02月20日 05:02