◆04. 【 シフ編① 蛮族の女戦士】
今度は『グイン・サーガ』
北方辺境地帯で起こるイベントについて見ていく。
グイン・サーガ外伝第3巻『幽霊船』。
16歳の少年イシュトヴァーンを乗せた船が遭難し、
世界各地の船が潮に乗って最後にたどり着く、
脱出不能のゾンビのたまり場・船の墓場へと漂着する。
イシュトヴァーンはただ一人船から投げ出され
海上を遭難するが、
ニギディアという蛮族の女に出会い助けられる。
ニギディアは遥か北方、寒冷なタルーアンに住む
雪のように白い肌と燃えるような赤毛の
ヴァイキングの女戦士で、
男顔負けの巨体と剛力を持つ。
(『グイン』の挿画にはニギディアが描かれていないので絵は代用だが)
『ロマサガ』に登場する主人公の1人・シフの元ネタは
『グイン・サーガ』でレムス王子が邂逅した超戦士グインと、
『幽霊船』に登場するニギディアだろう。
シフもまた男顔負けの巨体と膂力を持つ女戦士であり、
寒冷な地の果ての国に住む蛮人バルハル族であり、
漂着してきた貴族の息子を助けて
ともに帰郷の旅に出る存在であるからだ。
なお、バルハル族という名前は古代ギリシアで、
言葉の通じぬ蛮族をさしたベルベル人 (バルバロイ)と
北欧神話で女戦士ヴァルキューレたちが住まう
天上界のヴァルハラ(古ノルド語でバルホル)
が元ネタと思われる。
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最終更新:2020年03月15日 08:36