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         The Highway Slip Nakaba Aoyama
 One might recall the abolition of highway toll as a nostalgic lyric. The manifest of the Democratic party of Japan which came out in a scene by a introducing the serial "social experiment" oriented policies has washed off by a devastated tsunami disasters in march last year. The experiment had been done to achieve success as about 200% traffic increase. Forever, the plan had been frozen from 6/20(the government reports that this disposal is temporary). I have no idea to determine whether the policy have been effective or not. So, what about the past? What about a public opinion before the experiment? What about images which the people had felt?


 The highway slip

 高速道路無料化という言葉に懐かしい響きを覚える人は多いかもしれない。紆余曲折の果てに社会実験なる奇矯な冠付きでデビューした民主党自慢のマニフェストは、昨年の三月の東日本大震災によって文字通り洗い流された。平均して交通量200%増の成果を収めていたこの実験は、しかし6月20日を以って凍結されたのである(政府発表ではあくまでもこれを一時的なものだとしている。)政府のこの施策が果たして有効なものであったかどうか、残念ながら現在私達には推し測るすべもない。では、かつてはどうだったろうか?実施前の世論は一体どうだったのか?高速道路無料化は国民からどう捉えられ、どう評価されていたのか?参考として朝日新聞の社説を読みんだ私は落胆した。洗い流され、末には凍結された高速道路無料化。このマニフェストを巡る議論は社説の上で見事に上滑りしていたのだ。

 2010年10月8日の天声人語はこう始まる。「国土交通省が高速道路の無料化を一部区間で6月をめどに始めると発表した。利用者には喜ばしいが、多くの問題点を置き去りにして進めるやり方で、賛成はできない。」確かにそうだろうと私は頷いた。しかしそれが「ドライバーには朗報で、対象地域の観光施設などにもプラスだ。しかし、政策には光と影の両面がある。さまざまな世論調査で、高速無料化に対する反対の声が多いのも、マイナスの影響を心配すればこそだろう。」と続くとなると首をひねらざるを得ない。影の面(negative side)として指摘される問題点についても同様である。「競合する鉄道や路線バス、フェリーなどの公共交通機関の経営にも響く」として「存続が危ぶまれている地方の公共交通機関の経営には即座に深刻な影響が及ぶ」例にJR四国を挙げ、単なる既得利権者の反対を強者の論理に押しつぶされる犠牲者の抗議にすり替えた。1.8兆円に及ぶ巨額出費には「仕分け対象にすべきだ」と息巻くのだ。以上の意見は全て高速道路無料化の施策を矮小化して捉えたものでしかないし、それが彼等の考える「庶民感覚」とフィットしているならばもはや唾棄すべき程に愚劣である。

 社会実験はあくまでも社会実験であって、高速道路無料化の本義は行楽地の活性化などでは決してない事を忘れてはならない。民主党のマニフェストに沿うならばその目的は、流通コストの削減を背景にした日本経済全体の活性化であったはずだ。この大儀をただ矮小化して論じることは、メインカルチャーを自任する新聞の社説としては随分に不誠実であろう。庶民を偽って既得利権者の肩を持つ構図にはもはや不信感しか抱くことはない。

 マニフェストと共に既得利権もその多くが洗い流された事は幸いだった。変革に向けた準備は被災地域の復興と共に着実にその歩を進めるだろう。次に掲げられる錦の御旗が泥にまみれない事を祈るばかりだ。
最終更新:2012年01月24日 14:09