「しかし、それが本当なら工藤新一は一体どこに?」
「さぁな。すこし探りをいれている。嘘の可能性もあるからな。」
「だが、バドワイザーがデマを流したことは・・・」
その時、1人の女性が入店して来た。
「(ベルモット!)」
入店してきたのは組織の一員、ベルモットだった。
「どうした。ベルモット?」
「あなたが、調べろって言ったから調べたわよ。バドワイザーの過去。」
「どういうことですかい?」
「A secret makes a woman woman.」
「どうだったんだ?ベルモット!」
「ジンが言う通り、バドワイザーは一度組織から追放されているわ。ガス室から消えたらしいわよ。シェリーのように。」
「シェリー・・・」
「あの女の消息はまだですかい?」
「あぁ。分らねぇ。」
「それよりジン、1つ気になることがあるんだけど。」
「なんだ?ベルモット。」
「バドワイザーって何歳?」
「知るか!聞いたことねぇよ。」
「そう。ならいいわ」。
ベルモットは困った顔をしていた。
「ね、ねぇ、蘭姉ちゃん?」
「ん?何?」
「博士たちってまだ来ないの?」
「そろそろ、家を出るころだと思うよ。でも、どうして?」
「え?いや、来るのが遅いかな~と思って! ちょっとトイレ行ってくるね!」
コナンは、急いでトイレに向かい阿笠はかせに電話を掛けた。
「あ?博士か?今どこにいる?」
「ん?どうしたんじゃ新一?今、わしの家じゃぞ。そろそろ家を出るころじゃ。」
「灰原は?」
「地下の研究室じゃ。どうかしたのか?」
「絶対に杯戸レストランに来るんじゃねぇ!」
「どうしてじゃ?理由もなく来るなと言われても哀君が。」
「奴らだよ。黒ずくめの男たちが今、話してるんだ。」
「な、なんじゃと!?」
「っし!声がでかすぎる。灰原には悪いが、お客が多くて店を追い出されたとでも言って家から出させないでくれないか?」
「じゃが・・・」
「心配ないわ。家から出なければいいんでしょ?」
「は、灰原!?」
地下室から来た灰原に聞かれてしまった。
「そのかわり、あなたもそこから逃げなさい!」
「あぁ、分かってるよ。」
そう言うとコナンは電話を切り、蘭のもとへと向かった。
「あのさ、蘭姉ちゃん、今博士から電話がかかってきて発明品の修理を手伝ってほしいんだって。だから戻るね!」
「え?あ、ちょっと!」
コナンは走って、店を出て行き阿笠の家に向かった。
その時、ベルモットはコナンが店を出るのを見ていた。
「(あの子・・・)」
「ベルモット。どうかしたか?」
「いいえ。別に。」
ピリリピリリ
ジンの電話が鳴っている。
「俺だ。」
「思い出したかな?」
「何のことだ?バドワイザー!」
「工藤新一のことだよ。ジン。」
「ちょっと、ジン、代わって。」
「ベルモットに代わるぞ。いいか?」
「構わない。」
ジンはベルモットに電話を渡した。
「何でしょうか?」
「初めまして。バドワイザー。ちょっと時間あるかしら?話したいことがあるんだけど。」
「いいでしょう。場所と時間は後ほどでいいですか?」
「えぇ。」
ベルモットは電話を切って、ジンに渡した。
「どういうことだ?」
「大丈夫。探りを入れるだけよ。安心して、ジン。」
つづく
最終更新:2009年05月02日 17:08