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「351」(2006/11/18 (土) 21:27:14) の最新版変更点
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さて、吹く風も冷たくなってきた今日この頃。皆様はいかがお過ごしだろうか。
俺とブーンは相変わらずのゲーセン通いである。プレイこそそんなにできないがいわゆる「溜まり場」のような場所になった。
俺らだけじゃなくツンやしぃちゃんも加われば総勢4人でゲーセンに向かうこともある。
夏と違い学校が終わると帰り道は真っ暗だが、何人かで行けば寂しくもないし、話している間に到着するからな。
人数がコレだけいれば戦場の絆もプレイできるってものである。場合によってはタカラやモナーもいることだし。
できることならインカム装着でのボイチャにガノタの血が騒ぐぜ。
あの大型筐体はバーボンハウスには入らないのだろうか。今度時間があったら店長に聞いてみよう。
(’A`)「俺は断然スナイパーだね。物陰から一撃必殺っていうスリルがたまんねーフヒヒ」
根暗?陰険?そんなもん知ったこっちゃ無いね!
( ^ω^)「ブーンはアッガイたんに萌えるお!あのよちよち歩きが可愛くて仕方ないおwww」
ブーンの好みは水陸両用か。確かにアレが可愛いのは認める。
ξ゚⊿゚)ξ「なに言ってるのよ、連邦の白い悪魔、ガンダムに魅力を感じなさいよね!」
ツンはやはり強い機体に魅力を感じるらしい。ま、ある意味「最強」を好むイメージどおりだわな。
ξ;゚⊿゚)ξ(ほんとはラルかノリスになりきってグフで戦場を駆け回りたいなんて言えないわよ…)
ん?今何か聞こえた気がするが別に俺はテレパスのような特殊な能力は無いのでスルーする。
(*゚ー゚)「私はガンダムはあまり……」
うん、しぃちゃんには期待してません。むしろあなたが詳しかったらこちらは少し困るところですよ。
でも話の仲間に入れないことが少し悔しかったらしい。ちょっとムキになったように
(*゚ー゚)「でも友達がこんな本をくれましたよ!ガンダム系だって!まだ読んでないけど……」
カバンから薄っぺらい本を取り出した。少年が抱き合う表紙。タイトルは『イ○ーク×ディ○ッカ ザフトのイケナイ赤服』
……ちょwwwおまwww誰だこんなの渡したのwww
(;^ω^)「うはwwwボーイズラブktkrwww」
ξ*゚⊿゚)ξ「没収よ!没収!」
(*;゚ー゚)「えーなんでー!?」
ξ*゚⊿゚)ξ「なんででも!」
そうこうしているうちに着いたわれらがホーム「バーボンハウス」。
俺ら高校生でも居つきやすいようにと配慮してくれる気のいい店長の経営するゲーセンである。
(´・ω・`)「やあ、このホットバタードラムはサービスだからまずは落ち着いて飲んで欲しい」
……いつもの歓迎の言葉。今日は言い切ったその後、店長がプルプルと震えていた。
(’A`)「ちょ……いきなり一体どうしたんですか店長」
(´;ω;`)「久しぶりに1フレーズきっちり言えた……」
感涙に咽ぶ店長。そしてぐいぐいともっているマグカップを差し出す。というか押し付けてくる。
しかし、それはそこまでして言いたいフレーズなのか?俺には理解できないが。しかも未成年に酒を勧めるな。
ξ゚⊿゚)ξ「あ!空いてるー!」
そんな店長すら完璧に無視し、1サテ空いてるスペースを早々に確保したツン。やっぱりお前は大物だな。
ξ゚⊿゚)ξ「今日は私が新デッキを使うからね!ブーンはちゃんと見てなさいよ!」
(;^ω^)「ブーンがかお?」
ξ*゚⊿゚)ξ「み、見てて欲しいとかそんなのじゃないわよ!……どうでもいいからあんたはここにいなさい!」
そばにいてもらえる言い訳を思いつかなかったんだろうけど、どうでもいいからいなさいって……
ま、新デッキのお披露目ってことだし、俺も見てみたい。
最近はなんかついてない負け方をすることが多いけど、やっぱり基本技術は俺らよりツンが格段に上だし。
(*゚ー゚)「ドクさん、一緒に見学しませんか?」
しぃちゃんの誘い。ちょうど俺もそう誘おうと思ってたところで。渡りに船とはこのことである。
(*’A`)「お、俺も今そう言おうと思ってました。しかしどんなデッキなんでしょうね?」
(*゚ー゚)「なんでも呉のカードを中心にしてるとか聞きましたけど…」
後ろに控えた3人を確認するとICを挿しコインを投入。デッキケースからカードを盤上へおく。
SR孫堅 R魏延 R関銀屏 UC孫桓 UC韓当 C夏侯月姫
ξ゚⊿゚)ξ「6枚屍目覚めって形ね。槍重視型ではあるけど比較的テンプレに近い形なのかしら」
(*^ω^)「おにゃのこが二人もいるお!カワユスwww」
ブーンがツンにぶっ飛ばされているが気にしない。
(*゚ー゚)「あの、少しは気にしたほうがいいと思います……」
いいんですよ、そいつは。不屈の闘志と無尽蔵のスタミナで陸上だけでなく格闘技系の部活からも引っ張りだこだったんだから。
……こいつは持ってる才能の使い道をどうも間違えてる気がする。が、まぁ、それはそれで楽しいからいいか。
(’A`)「なんか、6枚だとワラワラしてる感じだな。コレ強いのか?」
唯一の金色のカードを指差す。この前ブーンとやったときのSR孫堅はただの武力8の槍だったけど。
(’A`)「さらに言えばなんかダメージ計略もかぶってるんだけど……」
UC孫桓とC月姫、一緒に入れて輝くカードとは思えない。
ξ゚⊿゚)ξ「まぁ、見てなさい。やっぱり時代は6枚なのよ……!」
自信満々に言うツン。それって…
(;^ω^)「それどっかの征覇王のチーム名のぱくrぶべらっ!」
見事なバックブローが寸分の狂いもなくブーンの顔に吸い込まれた。うん、突っ込まなくて良かった。せっかく復活したのに。
(#)ω;)「ツンにはツッコむもんじゃないお…」
ξ*//⊿//)ξ「私に突っ込むなんて……そんな……私たちまだ高校生なのに……でもブーンになら……」
どんな妄想だ。
(’A`)「そんな漫才してる間に、もうそろそろマッチングだぞ?」
ジャーン!挑戦者現る!
Jack・O軍 覇者
デッキ R董卓 R華雄 UC馬騰 C蔡ヨウ C侯成
コレ以上ないくらいテンプレートな人馬デッキですね。
(’A`)「うへぇ…人馬かよ。昔はあんなにカワイソスカード扱いされてたってのに……」
全国大会の優勝者がこのデッキだったそうな。上のほうでは静かに流行ってるとか流行ってないとか。
ξ゚⊿゚)ξ「人馬ね。相手の技術しだいだけど、いけるはず。このデッキの本領発揮ってとこかしら」
不適に笑うツン。ステージは平地。やぐらが城門近辺に2つあるマップ。
(*゚ー゚)「真っ平らですね。コレって相手の馬の方が有利になるんじゃないんですか?」
ξ゚⊿゚)ξ「一概にそうとは言えないのよ。騎馬単相手にして一番イヤなのは真ん中に森があって左右分断されるステージね」
ツンはしゃべりながら手早く初期配置を済ます。韓当は城門のやぐらの間に弓を打てるだけのスペースを持って配置。
ξ゚⊿゚)ξ「真ん中にあると速度上昇する相手に分散して攻めるのは大変なのよね、だから私は平地マップはほぼ最善と思ってるわ」
魏延を右手に持ち柵のすぐ横、柵のすぐ前にSR孫堅を先頭にしたR関銀屏、UC孫桓、C月姫の槍隊を配置している。
兵法を選択…そうして開戦である。
ξ゚⊿゚)ξ「さて、私の新しいデッキの試運転……付き合ってもらうわよ!」
( ^ω^)「ツン、スパロボのパイロットみたいなせりfはぶしっ!」
だから不用意にツッコむなと……ま、こいつらの夫婦漫才は見てて楽しいからいいんだけどな。
(*゚ー゚)「あわあわ……ブーンさんが耳と鼻から大量の血を!」
だからとりあえず放置しておけば勝手に回復するって。それより試合を見た方が有益だと思うよ、しぃちゃん。
そして開戦してしまったこの戦い。ツンは孫堅を先頭に後ろに槍を3隊追従させ槍をフリフリしながら迎撃の準備。
そのすぐ背後で魏延がオーラを出しながら全軍じりじりとラインを上げている。
相手は城門前に柵を設置。そのまま5隊をまとめ、突撃オーラを消さずにしかし突撃もできずにぐるぐると旋回している。
ツン軍の槍の多さを嫌ってか、なかなか突撃にもっていけないようだ。
ξ゚⊿゚)ξ「まだまだ大徳で培った槍のプレイングは衰えちゃいないわよ!」
開幕から約に10カウント。ただそれだけで相手の城へたどり着く。
目の前には柵を残すだけで相手は自城を使った防衛を念頭に入れたのか華雄、董卓、馬騰といった武将を城の中に引っ込めた。
韓当はフィールドの中心かわずかに後方か。全隊より少し離れた後方に。
(*゚ー゚)「韓当の戦器は『射程距離上昇』って確か前に見ました、あの位置なら少しの移動で大概の位置を射掛けられるのでは……」
「堅実な守り」と「苛烈な攻め」が一体となったかのようなツンの開幕の技術。
そのプレイングは上位陣にも引けをとらない……!ましてや相手が同等ならばその差は言うに及ばず……!
あっという間に柵を破壊。そのまま孫堅を先頭に城門へ突っ込ませる。魏延は突撃マウント、他の槍は槍撃マウント。
相手はそれに対応し攻城を妨害するために城門と右翼から土煙。
(’A`)「武力の問題と一騎打ちの可能性から城門は華雄。董卓、馬騰、侯成の3部隊で突撃して、蔡ヨウが端攻城ってとこか……?」
( ^ω^)「なんかドクオが頭の良さそうなこといってるおwwwキメェwww」
(#’A`)「うっさいわ!これでも真剣に考えてるの!」
さて、戦場は俺の読みどおり。真ん中に出てきた華雄だが突撃マウントとツンの高速槍撃により見る見る削れていく。
(*゚ー゚)「すごい!相手は武力8なのに!」
ξ゚⊿゚)ξ「いくら槍撃が弱くなったとはいえ、3隊での槍撃はやはり強力ね。魏延の突撃もあるし」
華雄:オノレ虫ケラドモガ!
そのまま敵城門の華雄が撤退。しかし、攻城ゲージが溜まる間もなく横からの3部隊に突撃されてしまい孫堅は瀕死になってしまう。
このままじゃ攻城を取れないまま撤退して相手のカウンターを低武力じゃ抑えきれない!
ξ゚⊿゚)ξ「相手のもぐり突撃に迎撃が取れたら話は別だったんだけど、そこまではやっぱり無理ね!」
(;’A`)「このままじゃまずいってツン!」
(;^ω^)「そうだお!このままじゃ全滅だお!」
慌てる俺らを見て微笑みながらツンはこう言い放った。
ξ*゚⊿゚)ξ「大丈夫よ。心配要らない、ここでこうするんですもの!」
開戦から15カウントジャスト。士気は5とわずか。このタイミングで撃つことのできる最高の計略。
城門に後ろ向きで入れていた孫堅の計略範囲は見事にツンの全軍を範囲に入れていた。
SR孫堅の計略がツンの残りの5部隊へかかる。
英傑号令 -我が屍を越えよ-
孫堅:天よ!我が力を示せ!
ξ゚⊿゚)ξ「コレでこちらの最低武力は10。槍3隊の攻城力を甘く見ないでよね……!」
孫堅:天下は、彼方か…
孫堅は撤退してしまうが残りの部隊は軒並み強化されていく。そして強化された部隊を攻城ゾーンへと押し上げるツン。
(;’A`)「武力+8!?何だよその化け物たちは!」
ξ゚⊿゚)ξ「このための月姫よ。魅力で開幕士気ブースト。コレによって14カウントから士気5の計略を使うことが可能になるわ」
( ^ω^)「これなら押し込めるお!」
さりげなく端攻城していた蔡ヨウは移動した韓当の射撃によって蜂の巣にされあえなく撤退。そのまま攻城の援護に入る。
たまらず相手の馬騰がすぐに計略を使い、さらにあわせて兵法が叩かれた。
復活 -西方の乱-
馬騰:ここからが本番よ!
兵法レベル7!神速の大攻勢!(がおー)
武力14の上、兵法も加算され神速で飛び出してくる華雄。しかしツンはふてぶてしいほどに落ち着き払って一言。
ξ゚⊿゚)ξ「ここまで読みどおりだと逆に怖いくらいね」
軽く兵法を叩く。このゲームをやってきて……ここまで効果的に兵法が機能した場面を、今まで俺は見たことが無かった。
兵法レベル8!車輪の大攻勢!(がおー)
ξ゚⊿゚)ξ「馬騰の計略時間はおよそ7カウント。戦器付きの屍が約8.5カウント」
急な車輪に対応できなかったのか、迎撃を受ける騎馬。そして突撃を封印した状態で、魏延は最短で突撃を食らわせていく。
こちらの屍が切れる前に相手の華雄は撤退。そして、騎馬単の相手にこの車輪を止める術は存在しない。
車輪の大攻勢が切れるまでの約4カウント。乱戦を挑むしかなかった相手になすすべは無かった。
次々と落ちていく敵の武将たち。そしてツンの攻城の音が平地に響きわたった。
ξ゚⊿゚)ξ「コレは開幕から相手を圧倒するデッキなのよ、魅力3の開幕士気と号令の圧倒的な武力のもとにね」
孫桓:勝つべくして勝つ。戦とはかくあるべし!
このゲームはツンの勝利。さらに言うならば開幕落城という圧倒的大差をつけてこの新デッキの試運転は幕を閉じたのであった。
( ^ω^)「圧倒的だったお!さすがツンだお!強いお!カッコイイお!」
ブーンからの手放しの賞賛。俺もさすがツンと思ってしまった。
ξ*゚⊿゚)ξ「こ、今回は相手があんまり上手くなかったわね。それにまだまだプレイングになれないし……」
謙遜しながらも褒められて嬉しいのは隠せないツン。
(*゚ー゚)「ほんと!ツンちゃん強いんだから!」
(’A`)「ああ、圧倒的だったな。さすがツンって感じだったさ」
ξ*゚⊿゚)ξ「みんなまで、もう!」
いや、実際に試運転と言いつつここまで圧倒的に勝てるのってすごいんじゃないか?
(’A`)「あ、ところでコンテニューは?」
ξ゚⊿゚)ξ「あーなんだかんだで今日はもう疲れたから止めるわ……」
なれないデッキで集中したのだろうか。確かに一戦しかしていないのにツンの顔には疲労の色が見える。
ξ゚⊿゚)ξ「またゆっくり試運転する。ブーンが見てて緊張したし」
はいはい。言っといてくれ。
排出カードはと……(>>アンカこれ+5で)
ピリピリ……
ξ゚⊿゚)ξ「あー白黒だし、やっぱりダブってるわね。いるなら誰かあげるわよ?」
( ^ω^)「あ!欲しいお!」
(’A`)「ちょ!ブーンばっかずりぃぞ!」
(*゚ー゚)「あー!みんなほしーならわたしもほしー!」
ワイワイガヤガヤマンマンミテオッキオッキ
(´・ω・`)(結局、今回私は始めしか出番が無いんだ。すまない。)
こんな風にバーボンハウスは今日もみんなで平和なのでした。まる。
で、アンカの人の秒数下一桁が147で( ^ω^)258で(’A`)369で(*゚ー゚)0は次のレス番の人に持ち越しってことでw
ってとこかな。今回はなんとなくデキが気に入らない……けどせっかく書いたのにお蔵入りさせるのもったいないからw
計略、戦略のアラはある程度仕方ないと思って…なんたって人馬側はもろS5Qな作者ですからね。
一度使ってみようかと思ったら屍にけちょんけちょんにされたのを思い出しながら書いてみました。
きっと相手はこう思ってたに違いないと想像して書きました。相手の兵法増援と信じ込んで車輪に迎撃取られたりしたし……
あ、兵法レベルは適当っす、今までにツンの車輪が出てたならそれに代えててくだしあ。
ではでは、駄文乱文失礼しました。また機会と時間と要望があれば書かせていただきます。
ジャーンジャージャン♪
( ^ω^)<ツン外伝『我がツンデレを越えよ』は移動しましたお