412 名前: 774RR 投稿日: 2007/12/13(木) 12:13:48 ID:/dNoIS2u
ピカピカのバイク
じいちゃんはバイク好きで、俺は免許は持ってるが好きでは無い。
俺が触れたりすると凄い剣幕で怒鳴られ、じいちゃんも好きではなかった。
ある日じいちゃんが事故って、バイクには乗れない体になって初めて背中の小ささを感じた。
それからじいちゃんはバイクを磨くようになり、俺は「乗れないんだから、もういいじゃん」と言っても、じいちゃん何も言い返さず熱心に磨いてた。
しばらくしてじいちゃんは亡くなった・・
母ちゃんに呼ばれ、行くと「じいちゃんがあんたにだって」とバイクを指差した。
そこにはあんな古くさいバイクがピカピカになって待っていた。
どうやらじいちゃんは俺に乗ってもらうのが楽しみで黙って磨いてたらしい。
俺は涙が止らなくなった。
最終更新:2008年02月06日 16:28