ポケモンの掲示板ではよく「確定~発」とか「乱数~発」という表現が使われますよね。 これはどういう意味なのかというと、例えば「確定2発」なら2発、「乱数2発」なら2発か3発で倒される、というただそれだけです。 具体的には、 100%を超えるダメージを与えられるなら確定1発 90%台~100%超のダメージなら乱数1発 50%を超えて100%未満のダメージなら確定2発 40%台~50%超のダメージなら乱数2発 33%を超えて50%未満のダメージなら確定3発 … というような感じになっていきます。 再生回復(自己再生、卵産み、怠けるなど)の技を持っていればHPを丁度50%回復できるため、 相手の攻撃を永久的に受け続けたいならばその攻撃で受けるダメージを50%未満にしなければなりません。 つまり、特定の相手から喰らう攻撃ダメージで&color(blue){「確定3発~」ならば定義上「受け」が成立します。} しかしただ「受け」れるだけで安心していてはいけません。 同じように「受け」が成立しても、実はその性能に遥かな差が出ることがあります。 例えば、相手の #ref(http://www.pokemon-guide.net/pokemon/images/445.png) ガブリアス 陽気 AS 地震/ドラゴンダイブ/剣舞/身代@粉 を対策したいとき、 #ref(http://www.pokemon-guide.net/pokemon/images/350.png) ミロカロス 図太い HB 波乗り/冷凍B/怪光/自己再生@残飯 #ref(http://www.pokemon-guide.net/pokemon/images/450.png) カバルドン 腕白 HB 地震/氷牙/吠える/怠ける@残飯 のどちらが「ガブリアス受け」として相応しいのでしょうか。 ここで、それぞれがガブリアスから受けるダメージ量を正確に計算してみます。 ①ガブリアスの地震をミロカロスが受けた場合… ミロカロスに(35.6~42%)のダメージ ②ガブリアスの地震をカバルドンが受けた場合… カバルドンに(26~30.6%)のダメージ ミロカロス、カバルドン共にガブリアスに対して「受け」が成立していますが、 ミロカロスはガブリアスの攻撃が「確定3発」であり、カバルドンは「確定4発」です。 実は、&color(blue){(ギリギリ)「確定3発」というのは受けとして非常に厳しいライン}だと言われています。 なぜなら、役割を持てる対象に繰り出した次ターンの行動がほぼ回復に限定されるからです。 ミロカロスをガブリアスに繰り出して地震のダメージを受けたとして、 相手ガブリアスは冷凍ビームでやられるので当然逃げますが、 ミロカロス側も直後に自己再生しなければ2サイクル目に死にます。 ミロがガブを受けた直後に攻撃した場合、 (ガブ地震→ミロ残りHP60%→ガブ交代→ミロ攻撃→相手はミロ受けを出す→…→ガブ地震→ミロ残りHP20%→ガブ地震→ミロ瀕死) となる しかし、ガブリアス側のプレイヤーにとってこれほど嬉しいことはなかなかありません。 &color(blue){相手の行動が回復に限定されていれば、本来ミロカロスに繰り出せないはずのポケモンまで繰り出せる}からです。 エースであるはずの相手ガブリアスを退けても、ノーリスクで同等の相手エースを誘ってしまうといえば分かるでしょうか。 (未完成) #comment