白球を追って第3巻へ

第10話 練習試合~その1~

現在5回裏・大前中の攻撃 得点は0-4
ウグイス「9番 レフト 木田君」
木村「あいつ、また打つかな。うってくれたら俺らも出番があるかもしれないからな。」
新巻「1打席目は特大ホームランだったからな」
キーン!!
寺尾「またいった~!!」
審判「ホームラン!!」
木村「すげえ・・・。」
大野(よし、そろそろだすかな)「1年、次の守備からだすぞ」
1年「ハイ!」
審判「スリーアウト。チェンジ」

「交代後の大前中
 1番・サード、 高田(2年)
 2番・ライト、新巻
 3番・キャッチャー、木村
 4番・ファースト、斉藤
 5番・ショート、 小山
 6番・セカンド、 飯島
 7番・センター、 寺尾
 8番・ピッチャー、境
 9番・レフト、木田」
有徳中イレブン「一気に変えてきたな。ふざけやがって。たたきつぶしてやる」
大野「これから、実戦でお前たちの動きを見せてもらう。ミスを恐れず全力で行くように」
木村「お前の球種はストレート、スライダー、フォークだろ。俺がサインをだすから。」
境「わかった。」
審判「プレイ!!」
木村(・・・。)
境(インコースストレートか)
パン・「ストライーク」
木村(いい球だ)
境(次はアウトローストレートか)
キーン
木村「ライトー!!」
パシ!!「アウトー」
木村「よーし、ワンダンワンダン!!」

第10話 練習試合~その2~

審判「ストライク!!バッターアウト。チェンジ!!」
新巻「境。ナイスピッチング!」
境「ああ。」
木村「次は俺がバッターか。」
新巻「1発ぶちかましてこい!!」
ウグイス「3番・キャッチャー、木村君」
審判「プレイ!!」
シュッパン!
審判「ストライク!!」
木村(はええ~!!)
シュッパン!
審判「ストライク!!」
木村(木田、よくこんなの打ったな)
シュッパン!
審判「ボール!」
木村(でも、ここでアピールしとかないと。)
シュッコン!
木村のバント!!
審判「セーフセーフ!!」
新巻「いいぞ。木村!!」
ウグイス「4番・ファースト、斉藤君」
木村(よし、初球から走ったる。)
シュッ、タタタタ・・。
相手キャッチャー(なめやがって!!)
キーン!!
斉藤が打った!!
相手ピッチャー「エンドラン!!」
新巻「左中間抜けたぞ!!一気にホームだ!!」
審判「セーフセーフ!!」0-6
斉藤(よっしゃー。タイムリー2ベース!!)
木村「斉藤ナイスバッティング!!」
ウグイス「5番・ショート、 小山君」
小山(1点取ったらコールドか。よし)
シュッコン!!
斉藤(ナイス。)
木村「ナイスバント!!」
1アウト3塁
ウグイス「6番・セカンド、 飯島君」
飯島(犠牲フライで十分)
シュッパン!!
「ボール!!」
シュッパン!!
「ボール!!」
新巻「ピッチャー動揺してるぞ!!」
シュッ!!
飯島(甘い)
キーン!!
寺尾「よしっ。らくらく犠牲フライだ!!」
ドン!!
飯島「えっ!!」
新巻「あれっ??入ったよ。」
寺尾「よっしゃー勝ったー!!」
大野(今回の1年はいいな)
大前中8-0で勝利!!

*

第11話 対戦相手
練習試合の後、さらにやる気のあがった大前中の野球部は着々と練習をしていって、ついに総体1週間前となった。
大野「今日、総体の対戦相手が決まった!!1回戦は三原中だ。」
高田(2年)「三原中?どこだそれ。」
大野「ここは2年前に野球部ができて、去年は人数がたりなかったので総体は出ていない。問題はその次の対政中だ。ここは去年ベスト4にはいった強豪校だ!!」
木村「うわっ。もうそんなところと・・・。」
大野「だがやる以上は勝ちに行くので練習もきびしくするぞ!!以上!!」
野球部全員「ありがとうございました!!」
大野「ああ、新巻。おまえはちょっとこい」
新巻「ハイ。」(なんだろう)

大野「新巻、お前は1回戦の先発だ。比田がちょっと練習で疲れ気味だからな。」
新巻「えっ!!」
大野「緊張はしなくてもいい。俺のリードを信じておもいっきりなげてこい。わかったな。」
新巻「ハイ!」
大野「期待してるぞ。じゃあな。」
新巻「ありがとうございました。」(先発か・・・よーし、がんばるぞ!!)

第12話 第1試合目~前半戦その1~

試合当日・・・。
大野「よーし、みんな集まったな、それではメンバーを言う。
1番・サード、田口
2番・ライト、田中
3番・キャッチャー、俺
4番・ファースト、小林
5番・ショート、石井
6番・セカンド、松本
7番・センター、伊藤
8番・レフト、木田
9番・ピッチャー、新巻だ。」
木村「新巻先発かよ!!」
寺尾「ワイロか?ワイロなのか??」
新巻「ちげーよ。比田さんが疲れているから俺なの。」
木村「そうか・・・。でも境のほうがいいと思うが・・・。」
新巻「うるせーな、そういうことはキャプテンに言えよ。」
寺尾「とにかくがんばれ。」
実況「ただいまから大前中対三原中が始まります!!」
審判「プレイボール」
実況「先行は三原中」
新巻(やばい、かなり緊張する・・・。)
シュッパン!
審判「ボール」
実況「いきなり高めに浮いてしまいました。」
シュッパン!
審判「ボール」
シュッパン!
審判「ボール。カウントノースリー」
実況「どうした大前バッテリー」
大野「タイム!」
実況「おおっと、ここで早くもキャッチャー、マウンドに行きます。」
新巻「すみません・・・。」
大野「気にするな、肩の力をぬいておもいっきり投げてこい。お前の球はなかなか速いからストライクさえ投げれば痛打はされないはずだ。」
新巻「はい。」
審判「プレイ!!」
新巻(よーし。)
シュッパン!
審判「ストライーク!」
実況「これは真ん中!!」
シュッ、ブンッ!!パン!!
審判「ストライク!!」
実況「空振り!!」
シュッパン!!
審判「ストライク!!バッターアウト!!}
実況「見逃しー。三振です。」
大野「ナイスボール!!」
新巻「よっしゃー!!」

第13話 第1試合目~前半戦その2~

シュッ、キン!!パシ。
審判「アウト!!チェンジ!!」
大野「新巻ナイスピッチング!!」
木村「新巻いいぞ!!」
実況「3番バッターセカンドフライでアウト。三原中この回3者凡退」
新巻(よかったよかった。)
ウグイス「1番・サード、田口君」
大野「田口、でろよ。」
田口「おう!!」
シュッパン!!
審判「ストライク」
木村「なかなか速いな・・・。」
シュッ、キーン。
寺尾「よっしゃー。流し打ち!!」
実況「レフト前ヒット。」
ウグイス「2番・ライト、田中君」
シュッ、コン。
大野「ナイスバント!!」
実況「送ってきて1アウト2塁。先制のチャンスです」
ウグイス「 3番・キャッチャー、大野君」
新巻「先輩、たのみます。」
大野「ああ。」
シュッパン
審判「ボール」
シュッパン
審判「ストライク」
シュッパン
審判「ストライク」
実況「2ストライク1ボールと追い込まれた。」
シュッパン
審判「ボール」
小林「打て、大野」
シュッ、キーン
実況「打ったー。レフト前ヒット。3塁ランナーは・・・、3塁ストップ!!」
寺尾「ナイスキャプテン!!」
ウグイス「4番・ファースト、小林君」
小林(犠牲フライで1点か・・・。よーし。)
シュッ、キン。
小林「げっ、ひっかけっちまった。」
実況「ああっと、これはショート正面!!セカンドに送って2アウト!!ファーストは・・・。アウト!!ゲッツー。」
小林「スマン・・・。」
田口「どんまいどんまい。あのピッチャーなら打てるぞ。」
実況「大前中、先制のチャンスでしたが無得点!!」

第14話 第1試合目~中盤その2~

キーン
審判「アウト、チェンジ!!」
ウグイス「4回裏、大前中の攻撃は 6番・セカンド、松本君」
小林「よしいけ、松本!!」
キーン、パン
審判「アウト!!」
石井「何やってんだ!!ボール球だろ。」
松本「うるせーゲッツー!!」
大野「まずいな、相手はなかなかやるぞ!!チャンスだったら確実に1点とってくるし守備もしっかりしてるし・・・。伊藤。じっくり見て甘い球を打て!!」
伊藤「分かった」
ウグイス「7番・センター、伊藤君」
シュッパン
審判「ボール」
シュッパン
審判「ボール」
シュッキーン
審判「フェア!!」
大野「いいぞ、伊藤」
実況「大前中、1アウトからランナーが出ました。」
大野「木田、おもいっきり打て。」
木田「は~い。」
ウグイス「8番・レフト、木田君」
シュッ
木田(甘い!!)
キーン
実況「抜けたー!!左中間長打コース!!1塁ランナー帰ってきた!!1-1なおも1アウト2塁です!!」
木村「いいぞ、木田!!」
ウグイス「9番・ピッチャー、新巻君」
大野「新巻、力むな、次は上位打線だ。おもいっきりいけ!!」
新巻「はい。」
実況「大前中、逆転なるか?」
シュッパン
審判「ボール」
シュッパン
審判「ボール」
シュッパン
審判「ボール」
実況「どうしたピッチャー。3球連続ボールでノースリー。」
相手ピッチャー「くっそ!!」
シュッパン
審判「ボール。フォアボール!!」
寺尾「よっしゃー。」
実況「これで2塁1塁」
ウグイス「1番・サード、田口君」
高田(監督)「チャンスだ!!」
シュッキーン
実況「打ったー。センター前ヒット。2塁ランナー帰ってきて大前中逆転!!」
ウグイス「2番・ライト、田中君」
シュッコン
大野「ナイスバント!!」
ウグイス「3番・キャッチャー、大野君」
実況「2アウト2,3塁でキャプテン大野。ダメ押しとなるか?」
石井「大野打てー。」
シュッ
大野「真ん中。甘い」
キーン
木村「えっ??」
ドーン
実況「はいったぁぁぁぁぁ!!大野3ランホームラン。大前中5-1と大量リード!!」
小林「よっしゃ、この試合もらった!!}

第15話 第1試合目~終盤~

シュッキーン
実況「小林セカンドライナー」
パーン
審判「アウト、チェンジ」
実況「いいあたりでしたがセカンド正面」
小林「ちっ」
実況「5回表、三原中の攻撃。現在1-5で大前中が4点リード。」
大野「新巻、あとちょっとだ。がんばれ。」
新巻「はい」
審判「プレイ」
シュッパン
審判「ボール」
シュッパン
審判「ボール」
シュッパン
審判「ボール」
シュッパン
審判「ボール、フォアボール」
実況「ああっと、どうした新巻。」
大野「新巻、肩の力を抜け。」
新巻「はい。」
シュッキーン
新巻「あっ!!」
パーン
実況「とったー。サード田口、ファインプレー。」
新巻(助かった。)「ナイス田口さん。」
高田(監督)「だいぶ疲れてきたか。境、ブルペンにいけ。」
境「はい。」
木村(がんばれ、新巻)
新巻(くそっ。おさえるぞ!!)
シュッパーン
審判「ボール」
シュッパーン
審判「ボール」
実況「どうした新巻。この回、急にストライクが入らなくなりました。」
新巻「くそぉぉぉー。」
シュッキーン
新巻(あっ!!)
ドーン
実況「はいったー。三原中、2ランホームランで3-5。その差は2点になりました。」
新巻「はあ、はあ。」
高田(監督)「審判!!」
実況「ああっと、ここまで好投していた新巻。どうやらここでマウンドを降りるようです。」
境「ナイスピッチング。あとはまかせろ。」
新巻「あ・・・ああ。」
木村「新巻、ナイスナイス。」
新巻「ああ。」(くっそ。あとちょっとだったのに・・・。)
高田(監督)「新巻、よかったぞ。3失点はしたが上出来だったぞ。失点はお前のせいじゃないからな。」
新巻「はい・・・。」

試合はそのまま5-3で勝った。そしてすぐに次の試合が始まる・・・。

大野「では先発を言う。
1番・サード、田口
2番・ライト、田中
3番・キャッチャー、俺
4番・ファースト、小林
5番・ショート、石井
6番・セカンド、松本
7番・センター、伊藤
8番・レフト、木田
9番・ピッチャー、境だ。境、いけるな。」
境「はい」
比田「境、無理なときは無理と言えよ。俺は1試合休んだから次はいけると思うけん。」
境「はい」
大野「新巻、お前はよく休めよ。」
新巻「はい。」
最終更新:2008年04月12日 20:33
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