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「だっていつもそうじゃん!あたしといるときでも、電話かかってきたら
電話のほうを優先する!それでも、両思いだったって思えば、
浮気だなんて思わない!だから電話の相手がだれかなんて聞かない!
それなのに、気持ち悪くなってくばっかりで、具合悪くなるばっかで、
なんでこんなに気分が悪いのか、あたしだってわかんないよ!
いつも、今日はたまたま具合悪かったって思ってて、
でも心のどこかでは、たまたまじゃないって、思ってて、
もうめんどくさいんだよ!自分に言い訳するの!
気分悪いのは、祐介といるときだから、きっと原因は祐介なんだろうけど、
でも祐介が原因なんて思いたくない!
あー!もうこれだよ!こういうのがめんどくさいんだってば!」
私はそこまで捲くし立てると、かばんを持って店から出て行った。
彼はそれを呆然と聞いてるだけで、動くことができなかった。
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最終更新:2010年05月23日 20:14