子どもの光発見 > コメントログ4

  • 昨日、初めて話では聞いていた「便教会」(トイレ掃除の会)に参加してきました。同じ兵庫の西村先生の紹介でした。但馬地域で70回近く開催されている活動で、昨年夏にお会いしてお話しを伺ってからいつかは参加してみたいと思っていた活動でした。ちょうどその日は朝から雪が降り出し、学校の周辺は数十㎝の積雪がありました。精神修行にはもってこいの条件だったかもしれません。その参加者の中に、先生の教え子の中学生が1人参加していました。卒業しても先生の教えがしっかりと身に付いていて、会の開催の知らせを受けて、すぐに応募したそうです。私は直接その生徒さんの活動ぶりは見ていないのですが、活動後の感想発表に感心させられました。「中学の掃除ではあまりスッキリした気分になれないのですが、今日は久しぶりにスッキリした気分になりました。これからは中学校でも私なりに始めていきたい」という内容を伝えました。西村先生と生徒さんとの教えの深さ(絆の深さ)に 私も考えさせられました。
    -- (本間正泰) 2010-01-17 20:03:57
  • 今日、私の勤務する特別支援学校中学部と、近隣の公立中学校の1年生との交流会が実施されました。本来は昨年秋に計画されていたのが、新型インフルエンザの大流行で流れていた行事でした。普段顔を会わせることのない関係だけに、当初は重苦しい緊張感が漂っていました。ところが、自己紹介、ゲーム交流を進めるうちに自然と繋がりはじめました。ゲームの後しばらく自由時間をとっていると、あちらこちらで自然な言葉のやりとりや、中学生の方から積極的に話しかけてくれることで、最初の雰囲気とは大きく違った柔らかさと優しさのようなものを 私も感じました。同じ年齢の子ども同士の関わりが 本当に大切であることを実感した瞬間でした。
    -- (本間正泰) 2010-01-21 20:09:42
  • 明日、私の住む街の公共ホールで映画会が開催されます。その映画会のオープニング行事に、私の勤務する特別支援学校の生徒有志の合唱が披露されます。今週の昼休みは毎日練習も続けられました。「あなたの夢は」と「手紙」の2曲を歌います。先生のピアノに合わせて中学部、高等部の有志生徒20名ですが、とても大きな声が出ています。そして何よりも一生懸命に歌っています。私も一緒に歌っていますが、とても気持ちがいいのです。歌っていてもジンときます。説明のしようがない、何とも言えない感動です。明日はいよいよ本番です。今から楽しみです。
    -- (本間正泰) 2010-01-29 21:33:28
  • 昨日報告させてもらった本校の有志生徒による合唱が無事に終わりました。初めて立った大きなホールのステージ。舞台の照明やスポットライト、学校で練習してきた雰囲気とは全く違い、リハーサルの最初はなかなか声が練習してきたように出ない生徒もたくさんいました。何回かの練習で、少しずつ生徒たちの緊張もほぐれてきたようで、いつもの大きな声が戻ってきました。そして、いよいよ本番です。開会の挨拶を緞帳の後ろで聞いている時は、さすがにどの子も緊張し、おどおどしたりなかなか落ち着きません。それでも出番が来て、緞帳が上がり、ピアノが鳴り出すと足を少し開き歌う姿勢を取り、一生懸命に歌っていました。歌えない生徒は体を揺すったり、手でリズムを取ったりとそれぞれの頑張ろうとする姿は 観客席の多くの方には何かを伝えたと思います。私も同じステージに立って子供たちの真っ直ぐな気持ちに触れ とても幸せな思いを感じさせてもらいました。
    -- (本間正泰) 2010-01-30 21:07:41
  • バンクーバーオリンピックが始まって1週間が経ちました。昨日は高橋選手の銅メダルで盛り上がりましたね。けがを乗り越えての銅メダル本当に素晴らしいと思います。高橋君、よく頑張ったね。高橋選手は前前任校の担当した学年にいた子でした。中学生のころは今のようによくしゃべる子ではなく、どちらかと言えばおとなしい子だったと思います。あれから10年、たくましく成長した高橋選手をテレビで見られるというのは、かかわった私たちにとって最高の喜びです。中学生の時には残念ながら私には高橋選手のもっている光が捕らえられませんでした。しかし、子どもたちは思わぬ成長を見せてくれるものです。頑張った、頑張り続けた高橋大輔選手に拍手を送りたいと思います。
    -- (中原 衛) 2010-02-20 19:44:16
  • 本校の中学部の校内実習が行われました。地域のある企業の下請けの仕事を分けてもらい、部品の袋詰めの作業でした。午前中の2時間少々の作業だけに集中し、将来の就労に向けての体験活動となっています。生徒も、いつもとの雰囲気の違いを感じ、慣れるまでは緊張しながら取り組みました。そんな中に、私の担当する自閉症の障害をもつA君もいました。彼は、初日の実習取りかかりの頃から、急に興奮状態が始まり、途中からは大きな声や机を叩くなどの行動が激しくなりました。周囲の生徒にも迷惑になりかけたので、私の判断で一端教室の外へ出そうと声をかけたのです。しかし、「いや」と強い拒否。なかなか出ていきませんでした。それが、休憩時間となると、すっと出てトイレへ行くのです。あれ?っと先ほどの興奮状態がうそのような変わりように、私も周囲の教師も驚きました。休憩後は、すっかり落ち着きいつもの集中した活動が続きました。A君なりに、実習中は席を立ってはいけないということは 意識していたのかなと考えさせられる場面でした。
    -- (本間正泰) 2010-02-20 21:37:03
  • 今日、本年度最後の県立の特別支援学校のサッカーチームの大会が行われました。この大会を最後に高等部の3年生は、一応現役を引退となる大会です。どのチームも気合い十分でグランドのあちこちで、試合前には円陣を組んだりして大きな良い声が出ていました。私の勤務校のチームは、以前にも紹介したように、部員不足で中学部の小柄な男子と、高等部中学部の女子も多くいるチームなので 大きな高等部の男子のいるチームとの対戦では、見ていても大人と子どものチームの対戦のように感じられました。それが試合が始まると、小さな体の本校の生徒が、果敢に相手の大柄な選手に向かっていってるのです。私も「よし、行け」や「いいぞ」などと自然と大きな声が出ていました。今年度もこうしたスポーツ活動に関わる生徒の姿を通じて、いつもの学校で見る姿とは違った新たな発見と成長の跡を多く感じることができました。これだからこそ、この仕事は辞められません。
    -- (本間正泰) 2010-02-28 20:48:51
  • 今日、マラソンファンならよく知られている篠山ABCマラソンに同僚数人と参加してきました。天候は生憎の雨、とても冷たい雨が体から熱を奪っていく最悪の条件でした。ましてや練習不足の私などは、最初からどのあたりで棄権しようか、収容バスに乗り込もうかなどばかりを考えていました。それでも、地域に根ざしたこのマラソン大会はもう30回目を迎え、丹波篠山でお馴染みの篠山の地域を挙げての熱烈歓迎で、沿道には多くの方が立っていつも声援を下さっています。そんな中で光っていたのが、小学生中学生の部活動やスポーツクラブでの練習を中断しての大声援、そして中には、かごやお盆に雨やチョコレートといったランナーにとってはエネルギー源となるお菓子の差し入れ、また、小さい子が「頑張ってください。」とかわいい声をかけながらの、ハイタッチ。とても寒い中でのマラソンでしたが、子どもたちや多くの応援の方々から力をいただきました。結果は、30、6㎞で関門通過できずで、完走はまた来年に持ち越しです。それでも、走って良かったと感じた今日でした。
    -- (本間正泰) 2010-03-07 19:50:32
  • 3月も半ばが過ぎると、高校や大学の受験の方もある程度落ち着き始め、教え子たちも、それぞれの新たな進学就職先が決まったことを、わざわざ報告に来てくれる生徒もいる。本当に有り難いなと感じる。まさに教師冥利に尽きる瞬間だ。先日もある教え子が、高校の卒業証書、高校時代に取得した資格認定書等を持って、我が家を訪ねてきてくれた。中学校を卒業してから久しぶりに見るその生徒の姿は、とても大きく感じられた。新しい進路へ進もうとする意欲や強さが感じられた。一緒に話をしていても、とても前向きで、私までも力をもらっている気がした。いつまでも「先生」と慕ってもらえることに感謝しながら、同時にそれに応えるだけの生き方をしなければというその責任の大きさのようなものを感じた。
    -- (本間正泰) 2010-03-15 21:29:18
  • 岡山県では、今日が公立高校入試の合格発表でした。毎年のことながら、悲喜こもごものドラマが展開されました。今日、合格を勝ち取った生徒も、残念ながら第二希望に進むことになった生徒も、それぞれのところで自分の力を発揮して輝いてほしいです。我が娘も第一希望の高校に合格しました。仕事のこともあり、ほとんど面倒も見ていないのですが、自分が希望して(父親に何の相談もなく)頑張って合格しました。まさに「親はなくても子は育つ」ですね。娘が放つ光も捉えられるようにならないといけませんね。
    -- (中原 衛) 2010-03-19 21:39:47
  •  また新しい生活がスタートしました。春休みが終わり、始業式、入学式、着任式離任式と新学期は、先生の異動があり、また、生徒自身も進級に入学にと、3月までの生活が一変し、環境ががらりと変化します。私が勤務する特別支援学校の児童生徒たちにちとっても、最も苦手な時期のようです。これまで、通じ合っていた先生との人間関係、慣れた生活環境が変わってしまうことで、不安な気持ちが増したり、今後の見通しが立たない苛立ちなどから気持ちが抑えられず、動き出したり、大きな声をあげたりと落ち着きません。しかし、よく考えてみると、自分の気持ちを素直に表現しています。さあ、これからです。私たち教師がどんな関わり方をするか、支援を考え工夫するか。生徒の素直な気持ちの表現が、かえって私には、大きなやる気に繋がっています。有り難いなと感じます。
    -- (本間正泰) 2010-04-12 22:22:59
  • とても長く感じた4月も終わりが見えてきました。新学期、新しい環境、新しい人間関係と生徒にとって不安だらけの生活も少しずつ慣れてくることで変化が見えてきました。クラスの中も緊張感が、お互いの会話から柔らかい雰囲気に変わってきました。先輩の2年3年生が、色々と気をまわしてくれて、新入生を支えていたり、ぽつんと一人でいる生徒にも良いタイミングで声をかけて誘ってくれたり、クラスの良さが表れてきたことに、私は救われる思いがします。また、次の5月、この子たちと一緒に私も頑張ります。
    -- (本間正泰) 2010-04-27 20:50:56
  • 私の勤務する特別支援学校には、定期的に外部から様々な分野の専門家の先生が指導に来られます。その中に音楽療法の先生がおられます。今日は、私の担当する女子生徒が見てもらう日でした。その生徒も、とても楽しみにしている時間で、自分の得意なピアノの演奏を そばで伴奏を入れてもらい、まるで、生徒と先生のセッションのような気持ちの良い響きが、教室いっぱいに広がります。いつもは、自己表現のとても苦手な生徒が、ピアノ演奏を通じて自分を自由に表現しています。 
    素直になり、日頃の雑音からようやく解放されている姿に、そばで見ている私までも心地良い時間を過ごさせてもらいました。
    -- (本間 正泰) 2010-05-13 22:04:18
  • 今年度本校高等部に入学してきたA君も、少しずつ本校の環境に慣れ、ぼそぼそではあるけど、少しずつ自分のこと(特に中学校時代の辛かったことや嫌だったこと)も話してくれる時がある。支援学級にいたことで、友達にばかにされたり、からかわれて悔しかったことなど、ずっと一人で抱えてきたしんどさを彼の言葉の端々からも感じられた。それでも、本校に来て1ヶ月余りが過ぎて、彼もまた自分らしさや自分の良さに気付き始めている。「こんなに一生懸命走ったのは久しぶりや。」「僕がリコーダーを吹くのは4年ぶりや。」こんな風に、今まであきらめかけていた自信を取り戻しつつある。だからこそ特別支援教育は、教育の原点であり、自分のできることを再発見できる教育だと思う。 
    -- (本間 正泰) 2010-05-20 20:46:55
  • 本校高等部の職場体験、校内実習が始まっている。将来の就労や進路決定に向けて、その子その子に応じた現場を教師や保護者、生徒本人と見つけ出し、1週間から2週間に渡って校内外の現場で実習が繰り広げられている。いつもの友達や仲間と離れ、一人になっての孤独感、新たな環境や知らない人との人間関係、緊張と色々なことに気を遣う毎日で 当然疲れた様子も感じられる。それでも、何とかしなければと頑張っている生徒の姿は良いものだ。「頑張ってるな」と声をかければ「全然」と返ってくる。それでいい。その子なりの貴重な体験をもう1週間見守ってあげたい。
    -- (本間 正泰) 2010-06-10 21:15:32
  • 今日、私の住む自治会(本当は田舎なので、隣保って言いますが)の懇親旅行がありました。淡路を経由して鳴門の渦潮見学のコースでした。同じ地区に住む子供からお年寄りまで、30名程度の参加でした。その中で目についたのは、小学生の姉妹でした。今回の旅行の幹事を務める方の娘さんたちで、バスの中でビンゴゲームのサポート役をしてくれたり、カラオケ大会の司会までとてもかわいらしい声で お父さんと一緒に活躍する姿に、参加したみんなの気持ちが和みました。高齢化が進み老人の多い地域だけに、子供がいるだけでその場が明るく楽しくなります。今日の日帰り旅行でも、子供の放つ光の大きさと大切さを感じました。

    -- (本間 正泰) 2010-07-03 21:13:20
  • いい家族のお話ありがとうございました。
    お父さんお母さん、そして姉妹も、ほのぼのと、いつまでも記憶に残ることでしょうね。
    まさに、子は宝です。(中野語録)
    -- (新井国彦) 2010-07-04 20:51:23
  • 子どもと言っても年齢は37歳、私が教師になって初めて担任をした生徒の話です。先日その生徒から電話があり、「先生元気にしている?」で始まり、「子どもにホタルを見せてやりたいなとネットで場所を検索していたら、確か先生が今住んでいる街の名前が出てきて、何だか急に話がしたくなったんです」ということでした。久しぶりに聞いた声でしたが、懐かしさと嬉しさで、今度何人かで食事でもということでまとまり、その数日後に20人近く集まりました。(実は、昨夜のことです。)25年ぶりに出会った人もいましたが、昔話で盛り上がり本当に楽しい時間を過ごすことができました。こうした会に誘ってくれる教え子がいることに本当に有り難い気持ちになりました。そして、この会の幹事を務めてくれた教え子が、「先生のやまびこの投稿おもしろいよね」ということを伝えてきたのです。驚きました。実は、いつからかネットにあるやまびこ会HPの読者の一人になってくれていたのです。中学を卒業して25年、いい年齢になった教え子と こんなところでも繋がっていたことに感謝の気持ちでいっぱいです。大きな力をもらいました。
    -- (本間 正泰) 2010-07-12 22:53:44
  • 夏休みに入って、中学校は県大会の時期となりました。わがソフトテニス部も個人戦では力を発揮できずに、早々に敗退してしまいましたが、団体戦では集団の力を発揮し、見事県大会出場を決めました。若い顧問の先生と頑張ってきた成果がきちんと出せたと思います。県大会では最高の闘いができるように頑張ってほしいと思います。その思いで、この暑い1週間、練習に参加してきました。試合のある明後日が楽しみです。
    -- (中原 衛) 2010-07-23 19:01:39
  • 今年の夏休みは、私の勤務する特別支援学校で、今担当している高等部3年のH君の夏休みを利用した職場体験で、地元の福祉課でお世話になっています。夏休み前から担当の方と何度も打ち合わせをし、彼にどんな仕事ができるかを一緒に考えさせてもらいました。また、課の中でも大勢の方からアドバイスをもらいながら、いくつか仕事内容が挙がってきました。生徒本人はもちろんのこと、ご両親とも相談を重ね、提案してもらった仕事のほとんどをやってみようと臨んだ夏休みでしたが、ここまで職場や御家族の皆さんに支えてもらいながら順調に体験をこなせています。日頃はできない貴重な体験を重ねながら、少しずつたくましくなっているH君の姿に、一緒にそばで見ている私までもが 毎日新たなやる気をもらっています。いつもとは違う夏休みの過ごし方ではあるけれど、H君の実習に関わりながら、とても心地よい体験を私がさせてもらっています。
    -- (本間 正泰) 2010-08-08 20:30:35
  • 残暑がまだまだ厳し中での運動会の練習が続けられています。私の勤務する特別支援学校の高等部の表現の演技は、今年は、マットや跳び箱を使った器械体操と組み運動で構成されています。特に組み運動では、一人演技から二人、三人と人数を増やしながら、ペア-になって組む人と呼吸や力を合わせて形を作っていきます。今までにこうした経験のない生徒、またあっても中学時代には、友だちから厳しい言葉をかけられて嫌な思い出しか残っていなかったりと、練習を始めた頃は気持ちも形もバラバラだったのが少しずつ形になってきました。後は、3段のタワーが成功すれば仕上がります。今の状態では、まだ練習が必要です。本番まであと1週間。暑さと疲れ、また人を乗せたり乗せてもらっているという責任感、成功させたいというやる気、色々な感情と向き合いながら練習を続ける生徒の姿に 今まで以上に注目していきたいと思います。
    -- (本間正泰) 2010-09-15 23:38:18
  • 昨日、本校の運動会が無事に終わりました。保護者、地域の方、日頃交流を続けている小中高それぞれの学校からの有志生徒など大勢の方々が応援に来てくださり、その声援が大きな励みとなって生徒たちも一生懸命、走ったり演技をしたりと頑張りました。そんな中で高等部の一人の生徒の姿に、私は思わず涙を流してしまいました。その生徒は理由があって学校近くの施設から通っています。その生徒が出場するリレーの待機で、入場門に整列していた時です。急に大きな声をあげて泣き出したのです。何を言っているのか最初はわからなかったのですが、すぐにその理由がはっきりしたのです。長く会っていなかったお父さんが応援に来られたのです。お父さんの姿を見たその生徒は嬉しくてしかたなかったのです。グランドの中で頑張る生徒の姿だけでなく、運動会という大きな行事に、保護者を心待ちにしていた生徒の姿に、親子の愛情や親を思うその子の思いの深さを改めて感じさせられました。
    -- (本間正泰) 2010-09-26 19:26:00
  • 東京方面への修学旅行に行ってきました。初めて乗る新幹線に大感激したり、東京駅の人の多さにも驚いたり、バスから見える高層ビル群にも、「オオー」というような自然に出る驚嘆の声など、自分たちの住む農山村の風景とは大きく違う首都東京の姿に、素直に反応する生徒たちの心根の優しさや素直さを感じさせてもらった最高の修学旅行でした。皆さんお疲れさまでした。
    -- (本間 正泰) 2010-10-28 23:25:12
  • 2学期の大きな行事もひとつずつ片付き、先日、クラス(男3人、女4人)で調理実習を行った。メニューは、みそ汁と玉子、ソーセージ、レタスのサラダの2種類。朝の簡単な食事を自分たちで作ろうということで、今回は始めに教師の方から調理方法などを伝え、次回は全て生徒だけでやってみるという流れだ。男女2つに別れて取り組んだ。さすがに女子チームは手際が良い。2,3年生がうまくリードしながら、1年生がその姿を見て追いつこうと頑張っているのが、とても良かった。一方の男子チームは、まだまだ慣れない手つきではあったけれど、1学期に行った時とは違い、自分から次は何をしようかと、ゆっくりではあるけれど動こうとしている姿は感じられた。私は、男子チームに入って、できあがったみそ汁とサラダをいただいた。大根やにんじんのごつごつした切り方、形は確かに整っていないけれど、それでも男子3人の気持ちが入ったみそ汁はおいしかった。調理実習の取り組む姿から感じたのは、生徒の成長ぶりだ。バラバラだったクラスやグループにも、何となくお互いの違いと特性を認め合う、関係の変化を感じられた実習だった。
    -- (本間 正泰) 2010-11-23 22:32:11
  • 朝、私が担当するA子さんがいつものように登校するなり、私のそばへやって来て、「先生、今日はいつもと挨拶の声が違うよ。何かあったん?」と尋ねてくるのです。「え?どうして?」と私の方が彼女に質問すると、「今日の先生の声は元気がなかったんで 何かあったんかと思って」と言うのです。一瞬何を言ってるんだとも思ったのですが、確かにその日の朝、私には、ドキッとることがあったのです。通勤途中で、事故車のそばを通り、若い女性が一人で慌てていたのを気になりながら素通りしたことが、後でどうも心にひっかかっていたのです。朝の私の挨拶のトーンの低さは、恐らくそこからきていたようです。「A子さん、すごいよね。先生の挨拶のトーンの違いまで気付くんや。」と、しばらく、私の朝の考え事の話題で盛り上がりました。そのA子
    さんは、先生方からは、挨拶をしない子として気になっている生徒の一人なのですが、彼女の感性は、私たち大人以上に鋭く敏感なのです。たしかに、いつでも誰にでも大きな声で挨拶できる人は立派です。しかし、そうでなくても、ちゃんといつも人と向き合い、その子なりの感覚で挨拶をしようとしている人もいいなと思います。
    -- (本間 正泰) 2010-12-24 23:11:36
  • 先日の国語の授業で、「ちょっと照れくさい孝行のメッセージ」投稿募集の記事を見つけたので、生徒に投げかけてみました。初めは嫌がったり、興味を持たなかった生徒たちでしたが、私自身の親への思いや、親としての思いを伝えたり、最近教えてもらった生徒と保護者との思春期特有の微妙な関係などを、生徒のそばでそっと話していると、一人の生徒が急に鉛筆を持って原稿用紙に向かいだしたのです。その鉛筆の動く音が他の生徒にも影響したのでしょうか。クラスの雰囲気が一変して、それぞれの生徒が、考え始め自分自身と向き合いかけたのです。自分の小さかった頃に大病で入院した時に、ひたすら無事を祈って千羽鶴を折ってくれたお父さんお母さんのこと。また、数年前に両親の離婚で家を離れたお母さんへの思いをまとめたものなど、生徒の書いた文章に目を通していると自然と涙が溢れてきました。思春期の反抗期まっただ中にいる生徒たちではあるけれど、一人ひとりの心根の優しい部分に触れ、改めて生徒たちの感性の豊かさに驚かされました。 
    -- (本間正泰) 2011-01-16 02:26:43
  • 私のクラスでは、帰りのHRでその日Ⅰ日の各自の反省に、ホワイトボードを利用しています。終わりのHRまでにその日あった出来事、授業の感想、自分で感じたり思ったことを自由に書いておきます。そのボードを使って、生徒はⅠ日の反省を伝えます。昨日のことです。いよいよ2月を迎え、3年生にとっては卒業式までのカウントダウンが始まっています。それも影響したのかもしれませんが、ある2年生の生徒が、昼休みにA先生と一緒に週末に行われる校内マラソン大会での、生徒代表のあいさつを練習する3年生B君の姿を見て感じたことをボードに書いていました。「先輩の背中を見ていると とても大きく感じられました。」と、自分の感じたままを表現していたのです。私は、HRで読んだ時に、何かジンとくるものを感じました。
    -- (本間 正泰) 2011-02-02 02:00:35
  • 私が今担当しているA君のことです。週に3日、1時間目にランニングが入っています。2㌔のコースを自分でペースで走ります。主指導を受け持つ先生が、毎日の記録をこまめにつけておられます。その記録を見れば、自己ベストやシーズンベストといった過去にどれくらいの速さで走ったかがすぐにわかります。そして、記録が更新されれば「自分越え賞」という素敵な賞状がもらえます。今年度のランニングも残り少なくなってきましたが、ここへ来ての生徒の頑張りはすごいものがあります。私の担当するA君も、毎日頑張ってはいるのですが、体重が増えたこともあってなかなか昨年の記録を更新することができませんでした。それが、今日です。ついに自己記録を更新しました。今月16日には本校を卒業します。「いつかは見ていろ僕だって」と強い気持ちを持ち続けて、頑張り続けた努力がやっと実ったようです。A君の普段の穏やかな生活では考えられない、A君の意地のようなものを感じた今日のランニングでした。
    -- (本間正泰) 2011-03-01 21:48:55
  • 私の勤務する特別支援学校の卒業式がいよいよ来週になりました。式練習も始まりました。また、この1年間の授業も最後を迎え、音楽の授業は、今まで、類型ごとに行われきたのが、最後ということで、高等部全員で行われています。人数が増え、同じ合唱でも迫力が違ってきました。そして、何よりもここまでお互いに頑張ってきた者同士という連帯感というか仲間意識が、生徒の声にも表情にも姿にも溢れています。それぞれの生徒にとって、色々なことがあったこの1年。そういった年度末特有の集団の温かさを 最後の授業で今私は味わっています。手話に興味を持った生徒が、先生と一緒に前に出て手話で合唱をリードしてくれています。言葉をまだ持たないA君は、音楽が大好きで自然と体を揺すり始めます。ダンスとなるとノリノリのBさん。最後は卒業式で歌う「旅立ちの日に」の合唱です。卒業式ではないのに、生徒の姿を見ていると自然と涙が溢れてきます。年齢のせいなんでしょうか。生徒の力のすごさを感じています。
    -- (本間 正泰) 2011-03-11 04:53:46
  • 今日は勤務校の卒業式でした。本当にいい天気の下、約230人の卒業生は粛々と巣立っていきました。私は会場外の担当でしたが、参列しただれもが「温かい」「感動した」と声をそろえる素晴らしい卒業式でした。最後の1年、しかも2クラスだけとの関わりでしたが、落ち着いた学年でした。彼らの前途に幸多からん
    ことを祈っております。
    -- (中原 衛) 2011-03-15 19:30:43
  •  生徒と共にトイレ掃除をしました。そのときの生徒の感想を紹介します。
    子ども達は実践から学ぶことの大切さ、実践することによって得られた感動、様々なことを学んだようです。
    <生徒の感想>
    ○最初は手で便器を磨くことがすごく嫌でした。便器はふちとか、裏側とかに汚れがついていて、なかなか洗っても落ちなくて、水は冷たいし、大変でした。 
    でも、いつの間にか真剣になって、便器を磨いていました。頑張りました。達成した感じが味わえました。
    ○イヤイヤで掃除をやっていたら、どんどんきれいになっていって、きれいになるのが嬉しくなってきて、掃除をしながら、ピカピカになったトイレを使う人は、どんなことを思うんだろう?どんな反応をするんだろう?と考えるうちに、みんなのために掃除をしているんだなと思えて、嬉しくなりました。
    トイレがピカピカにきれいになったとき、達成感があり、やりきったという気持ちになりました。
    みんなのために、掃除をしてトイレもピカピカに、心の中もすっきりとして、一石二鳥だなと思いました。

    -- (中野敏治) 2011-03-15 22:18:33
  • 私の勤務する特別支援学校でも卒業式が行われました。中学部に入学した頃には、集団の中にほとんど入れず、ずっと外から様子を伺っていた生徒が、高等部2年になり、在校生代表として堂々と送辞を読み上げる姿があったり、本校で小学部1年から12年間生活してきた生徒が、自分の思いを自分の言葉で涙をこらえながら答辞として伝える姿があったり、感動的なドラマが1時間あまりの式典の中でいくつも見つけることができました。まさに「子どもの光発見」です。生徒の限りない可能性やそのひたむきな純粋な姿に、今年もたくさんの力をもらいました。
    -- (本間 正泰) 2011-03-17 00:57:01
  • 入学式、中学校生活についての説明、身体計測、クラス写真の撮影、学年集会…とあわただしい1週間が過ぎました。締めくくりは生徒専門委員会。私は学級委員会担当でしたが、学年代表を決めるとkになって1年生からは何と16人中8人が立候補。その次の自然体験学習実行委員会でも委員長に5人が立候補。最初なので、選挙というわけにはいかずに、じゃんけんで決めました。その結果委員長に決まった生徒はガッツポーズ。あとの4人に副委員長をやってもらうことになりました。そうすると、「副委員長ならやっても良かったな」という声が。その後のあいさつもとても立派にできました。このようなやる気にあふれた子どもたちとこれからどんなことができるのか、とても楽しみです。
    -- (中原 衛) 2011-04-17 07:28:40
  • 土曜日に勤務校の体育大会が開かれました。今年は耐震工事の関係でこの時期での開催となりました。1年生では、先先週には自然体験学習、先週には定期テストと行事が続きましたが、子どもたちは疲れも見せずに競技に取り組んでいました。今年は練習時間も短かったのですが、長縄とびの練習でも各学級が大きな声を出して練習し、本番でも結構跳ぶことができました。また、準備でも学年種目で着る服が各学級10着、一日でできあがった時は本当に「素晴らしい!」と感動しました。ついでに、競技紹介役の私の服を前日一晩で作ってくれた先生方にも拍手です。
    -- (中原 衛) 2011-06-06 19:16:20
  • 私の勤務する支援学校高等部の前期現場実習が始まります。今年担当した生徒の一人が、保育園にお世話になることになりました。その為に、事前に園の方へ挨拶と、生徒を受け入れてもらう上での仕事の確認や、実習に向けての打ち合わせに園を訪問した時です。廊下の向こうから「先生、久しぶり!」と大きな声で私を呼ぶ女性がいました。誰かと見てみると、私がかつてある中学校に勤務していた頃の教え子が、保育士として働いていたのです。中学校卒業以来の再会でした。「おお・・?」と言いながら、必死で昔の記憶を呼び戻し、その後はすぐに10年近く前の中学時代の話で盛り上がりました。突然の出来事でしたが、何だかとても幸せな気持ちになりました。そして、立派に成長し保育士として元気いっぱいに可愛い子どもたちと関わっている その教え子の姿に大きな力をもらいました。
    -- (本間 正泰) 2011-06-09 23:56:52
  • 今日の給食時間のことです。いきなりある生徒が、「いっせいの~で」と声をかけると、「happy birthday to you~」の歌をみんなで歌い出すのです。まさかのサプライズ企画でした。生徒たちと同じクラスの先生とで、私の知らない間にこそっと準備を進めていたようです。歌の後に、担当する生徒から素敵なメッセージカードを渡されました。ちょうど今年が50回目の誕生日だったのですが、この年になってもこんな素敵なお祝いをしてもらえたことに、感謝、感謝です。「こんな幸せな50のおっさんは おらんよな。」と自分の素直な嬉しい気持ちを伝えました。涙が出る程嬉しかった今日の私の誕生日でした。本当に有り難いなと感じました。
    -- (本間 正泰) 2011-11-02 00:10:31
最終更新:2015年01月02日 22:07
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