- 717 名無しさん@実況で競馬板アウト
sage 2009/02/17(火) 20:24:55 ID:PWF1fljN0
- 女王は力を使いすぎた…。もはや再びあの地に立つ事ははできまい。
北にあるという居城で傷を癒しながら、異なる世界より舞い降りた白銀の使者と共に
新たな世を制する邪気を宿すこととなろう。
そして…再び虚無が我が前に現れるのだ。
- 721 名無しさん@実況で競馬板アウト ほす 2009/02/18(水) 06:25:04
ID:K6HkThAfO
あの闇をはじめて感じたのは、灰の空から小雨降る秋だったように思う。
あの闇に微かな光を見出だしたのは、桜と人が溢るる春だったように思う。
あの闇のために柄にもなく邪神に祈ったのは、緑と熱気に満ち満ちた夏だったように思う。
あの闇が至高の光となったのは、季に似つかわぬ朱に染まりし冬だったように思う。
そして。
俺の中で輝き続けた光、あの闇は。
今、冬の風と共に去りぬ。
- 722 名無しさん@実況で競馬板アウト ほす 2009/02/18(水) 06:39:39
ID:K6HkThAfO
その眼に万の光を湛え、我が闇を照らした。
その脚に万の力を漲らせ、我が邪気を支えた。
光と闇に溢れし女王、ダイワスカーレット。
戦いの日々に帳はおりて…
幾多の栄光や挫折を胸に、今舞台より静かに去る。
- 724 名無しさん@実況で競馬板アウト ほす 2009/02/18(水) 06:58:34
ID:K6HkThAfO
照らして…
染めて…
そうやって少しの時間を共に生きた俺から、今さら陳腐な言葉を送るつもりなど無い。
ただ、無事を祈ろう。
柄にも無いことを、言葉のかわりに、もう一度。
君の未来に、光がありますように。
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「っふ…今日も冷えるな…背筋が凍る…」
「くく、俺の邪気にあてられたか…?
…って、もう罰ゲーム終わったんでしたね…やって損した…」
冬のある日の昼下がり、三人の男が和やかに談笑している。
- 725 名無しさん@実況で競馬板アウト ほす 2009/02/18(水) 07:25:32
ID:K6HkThAfO
「そう言うな、佑介…そうだ、今週も贖罪対決をやりたいと思っているのだが…」
「はい却下!冗談は奥さんの呼び方だけにして下さいね、豊さん」
「つれないなぁ…佑介たん…くっく…」
言って刹那、豊と呼ばれた男と、佑介と呼ばれた男が、視線を交差させた。
そして二人して何か言いたげな顔をして、残る一人の男を見やった。
「…俺なら平気だ、変に気をつかってくれなくていい。
もうとっくに気持ちの整理はついた。
佑介がまた罰ゲームをやる話を続けてくれ」
男がそう発言すると、二人は少し微笑み、そしてまた会話を始めた。
「闇の言う通り…もはやこれは因果律だ。
そもそも、次期総統としてあらゆる困難を邪気で克服しうる力を手にするために…」
「はいはい…ダメだ、スイッチ入っちゃったよ…アンカツさんのせいですからね」
もはや日常的、不磨的ともいえるこの光景を前に、男、安藤勝己は笑った。
そして冬の寒空に目をやり、遥か北の大地に、闇のように静かに思いを馳せた。
最終更新:2009年02月18日 09:34