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112話「脱退」

ロー「あ・・・危ねえ・・・何が起きたんだ・・・」

ロー「お・・・リン‼」

リン「・・・」

ロー「体温は常温になってんな・・・リンは大丈夫そうだが・・・あいつらが心配だ」




葵「危ない・・・部屋に居てよかった・・・けどこの扉・・・開かないな・・・」

葵「寒い・・・」





隼人(なんだこれ・・・なんかに潰されてるな・・・冷たい・・・)

隼人(潤さんが作った雪山か・・・早く脱出しねえとな・・・重い・・・体が動かねえ)




遼「やっべえ・・・どうすんだよ」

仁「どうしようもねえな・・・とにかく手当たり次第に探し出すしかない」

恭介「そりゃそうだがよお・・・」

J「どいてろ・・・あいつは義理にも俺の弟だ・・・あいつの考えそうな事くらい俺にも分かる」

レイ「何するつもりだ?」

J「・・・・・・・・・その通路を抜けた先にある大広間に間違いない」

海斗「信じても・・・いいんだな」

J「好きにしろ」



ロー「何処だよ・・・」

翼「・・・もう15分経ちますよ」

海斗「嘘だろ・・・まずいぜ」

隼人「心配には・・・」

雨竜「お・・・来た来た♪」

隼人「及ばねえよ‼‼」


ズドーーーーーーーーーーーーン


ロー「ったく・・自分で出て来れるなら出て来いよ・・・」

J「俺が炎で温めたんだ・・・まあ何とか間に合って良かった」

隼人「あー重かった・・・今いないの誰?」

ロー「おお、いたいた・・・隼人無事なのか・・・よかったぜ」

隼人「ローにリン‼‼」

海斗「リンは無事か」

ロー「全身に火傷の跡があって意識を失ってるだけだ、命に別条は無い」

クザン「と言う事は見つかって無いのが爆弾の少年か」

翼「あいつは確か解放装置を破壊に行ったんですよね、ならその部屋内に居る可能性が高いですよね」

幻次「連絡が来たタイミングからも考えてそれが妥当でしょう」





葵「あれ・・・扉が・・・・・・開かない‼‼」

J「葵くーーん‼‼‼ここか‼‼?」

葵「あ・・・あの・・・この扉開かないんですよ‼」

ロー「わーってるよ、扉から離れてな、こっちから壊す」

仁「葵がこれだけかけて壊せなかったんだろ?どーする?」

カイザー「何とかなんねえか?」

幻次「私がやります、どいて下さい」

仁「おお・・・頼んだぜ」

天上道・改‼‼


ドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン







葵「助かったー・・・」

アポロ「これで全員無事だな」

クザン「全く・・・心配させおって」





隼人「グランは・・・死んだんだよな」

ロー「この雪崩に巻き込まれて30分が経過した、生きている方がどうかしている」

葵「そう・・・ですよね」

クザン「ハァ・・・私はここで失礼するよ・・・研究所に戻る」

秋山「黒崎、俺らも行くぞ」

雨竜「指図しないでくれる?・・・君はあくまでもサンダー部隊の隊長なんだから・・・」

隼人「あの女の子じゃないのか?」

雨竜「ああ・・・彼女は自主退職して来た・・・だからメンバーから外して新しいサンダー部隊を作った」

秋山「フフ♪・・・失礼した」

アポロ「じゃあ俺も帰る、久々にリンに出会えてよかった・・・海賊団だけで後処理してくれ」






カイザー「とりあえず船出すぞ、政府関係者がいつ来てもおかしくない」

ロー「そうしてくれ」





隼人「話ってのは何だ?・・・ロー」

ロー「俺とお前が出会って・・・何年になる?」

隼人「あ?・・・二年以上だな・・・」

ロー「それだけ長く同い年の男と一緒にいるんだぜ?・・・お前が今何を思っているかくらい俺にも分かる」

隼人「何だよ気持ち悪いな・・・」

ロー「仲間が自分の為じゃ無いにしても無法者の味方になってくれて・・・揺れてんだろ?」

隼人「ったく・・・鋭いなあ」

ロー「お前はそもそもノアの軍人だろ?・・・政府が許すかは分かんないけど親父のコネで何とかなるだろ」

隼人「しかし・・・俺だけ帰る訳にも行かねえ・・・仁や葵に幻次と翼・・・あいつらは無理だろうからな」

ロー「とことんいい奴だなお前」

隼人「何だよ・・・気持ち悪いな・・・」

ロー「その点は大丈夫だろう・・・お前次第だよ」

隼人「あいつらは何て言ってんだ?」

ロー「俺と海斗は勿論やめる気は無い、カイザーもやめる気無いみたいだしな」

ロー「リンはまだ寝てるし・・・あと幻次はそもそも脱退を考えてたみたいでな、クザンに身を寄せようと思っているらしい」

ロー「仁、翼、葵は隼人次第って言ってる・・・まあお前も凍傷残ってるしリンに至ってはまだ寝てるしゆっくり考えろよ」

隼人「ああ・・・分かったよ」












ロー「お前ら‼隼人から話しあるってよ」

葵「何ですか?」

海斗「じゃあリンの病室集合‼‼」





隼人「お前らも聞いてるだろ?・・・解散の件」

幻次「今のところ決まっていないのは隼人さんだけでしたよね」

リン「私は幻次さんと一緒にクザンさんもところへ行きます」

仁「俺とチビ共はお前次第だ」

隼人「無法者になった俺らに恭介や遼は味方してくれた・・・そいつらを裏切ってまで俺は海賊は出来ない・・・」

隼人「だからよお・・・ロー」

ロー「ああ・・・」

隼人「下船させてくれ」

海斗「・・・いいんだな」

隼人「散々悩んで決めたんだ・・・葵や幻次らは知ってるだろうが・・・意見を変える気は毛頭ない」

葵「知ってますよ♪」

仁「お前頑固だもんな」

ロー「今後離れても俺らは一緒のチームだ・・・政府に申請するまでは・・・ここにいろ」

隼人「すまん・・最後の最後まで世話んなるな♪」






その一ヶ月後、無法者から一般の軍人に戻る申請をした俺と葵と翼と仁は政府に招集を受けていた

そこではかつて対戦した祭海陣が待っていた




1「うむ、よく分かった・・・前例は無いが松山瞬介の息子である君を含む四名であり」

1「ノア王国でのかつての実績があると言う事で特別に懸賞金を解除し、ノア王国に戻す事を許可しよう」

2「いいんか?」

3「俺も疑問だ、ええんか?」

1「一度道を踏み外しても努力次第で何とかなる・・・それを世界へ示すいい機会だと思ったまでだ」

隼人「恩に着る・・・」

1「なおこの事はある一定の期間まで伏せておけ、勿論回りは気付くだろうがな」

仁「了解した」

1「ただと言う訳にもいかないからな、お前ら四人とも1ヶ月牢屋の中へ入って貰うぞ」

翼「はい」

葵「それで戻れるならラッキーですね」

隼人「少し電話をする時間が欲しい・・・」

1「君等は無法者だ・・・しかしこの関係にも仁義はある・・・いいだろう」






ロー「牢獄か・・・まあ仕方ないな」

隼人「そうだな・・・お前と連絡するのもしばらく空きそうだな」

ロー「その様だな・・・離れてても俺らはチームだ、何かあったらすぐに連絡してきな」

隼人「おう・・・じゃあまたな」

ロー「じゃあな」







クザン「二人は・・・私に面倒を見て貰いたいと?」

幻次「そんな事は言っていない、ただ研究所に居候させてくれと言っているのです」

リン「一緒・・・ですよね」

クザン「まあよかろう・・・ただし私の実験材料になって頂くよ」

幻次「いつもの事ですよ」

クザン「ほれ・・・ローから手紙だ」

幻次「一ヶ月ですか・・・あの牢獄は結構グロいですよ」

リン「・・・・・・」

クザン「無法者と言うのはそういう物だ・・・次に会う時が楽しみだな」

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最終更新:2012年04月24日 13:18
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