ここは・・・ボルス国立病院
医師「この怪我は確かに手術一回で治りますが・・・この病院では出来ません」
天馬「どこなら・・・」
医師「相当遠いですよ・・・一番近くても・・・アブリン王国かな」
リーク「うそだろ・・・」
ミツバ「え・・・アブリン?」
啓「らしいぞ・・・んまあどうする?」
恭也「どうしますボス?」
天馬「うん・・・やっぱ無理して欲しくないけど・・・俺らも一緒に帰る訳には行かない」
リーク「だなぁ・・・どーすっか・・・」
武斬「いいよ、僕が付いて行く」
天馬「え・・・」
武斬「水路でアブリンまで戻る、その後陸路で最寄りの国に向かえばいいでしょ?」
啓「それじゃ俺らが先に狩っちまうぜ」
武斬「心配無いよ、君らほど足遅くないからね」
恭也「んだとコラ‼‼」
武斬「君らがいるから加減してたけど僕の手にかかれば5日で帰って来れる」
リーク「んじゃあ・・・任せるか」
武斬「じゃあ君、来なよ」
ミツバ「はい・・・本当はみなさんと一緒に行きたかったですが・・・」
天馬「気持ちだけ貰っとくよ」
桜「天馬さん・・・一ついいですか?」
啓「天馬、桜が話しあるってよ」
天馬「き・・・聞こえてますよ・・・何?」
桜「今この場で僕を殺してくれませんか・・・」
リーク「お前・・・自分で何言ってるか分かってんのかよ‼‼」
恭也「・・・」
桜「皆様の怪我・・・僕のせいですよね」
天馬「え・・・こんなの・・・怪我のうちに入らないし・・・」
恭也「お前・・・前に一族は迫害を受けて全滅したといったよな」
リーク「え・・・そうなのか?」
桜「はい・・・二人きりの時に言いました」
恭也「実際は・・・違うんじゃねえのか?」
天馬「ど・・・どういう事‼‼?」
桜「なぜ・・・そうだと?」
恭也「俺は最初から不思議に思ってたんだ・・・オードの松山一家が住んでいた家には無数の穴が開いていたという」
恭也「それに死体はほとんどが完全にバラバラになっていたらしいな・・・その中でお前だけが生き残り・・・あの小屋にいた」
天馬「・・・?」
恭也「お前は生きていて他が死んだ・・・となればお前が一族で一番強かった事になるよな・・・」
恭也「ただフォートと対戦した時のTH-0の奇襲時に思った・・お前はボスの盾になった・・・しかし生き残ったのがお前だけって事は」
恭也「他の奴らを見殺しにした事になるよな」
桜「・・・それは・・・その・・・」
恭也「お前と血が繋がっている人間を見殺しにしてボスの盾になる・・・引っ掛からないか?」
啓「ふむ・・・確かにな」
恭也「ただお前の発作によって全員殺したとすれば説明が付くんだよ・・・なぁ」
ボゴ‼‼‼‼‼‼‼
恭也「痛ってーな‼何すんだよ‼‼」
リーク「滅多な事言うもんじゃねえぞ・・・それがもし真実でも・・・俺らに話さなかったんだから黙っておきたかったんだろ‼‼‼‼‼‼」
天馬「リ・・・リーク・・・」
啓「落ち付けよお前ら、本人を目の前にみっともないぞ」
桜「・・・」
恭也「・・・どうなんだよ」
リーク「お前・・・聞くなって・・・」
天馬「・・・」
桜「違いますよ・・・何かの勘違いじゃないんですか・・・」
恭也「お前なぁ」
桜「とにかく・・・もう一度言います・・・また皆さんを襲わない様に・・・今ここで殺して下さい・・・天馬さん」
天馬「ごめん桜・・・それは出来ない」
桜「・・・お願いします‼‼‼‼‼‼」
リーク「さすがにそりゃぁ・・・」
桜「・・・もう嫌なんです‼自分のせいで誰かが傷つくのが‼‼‼‼‼‼」
リーク「・・・どうする天馬・・・」
天馬「ねぇ桜・・・」
ギュ‼‼‼
桜「え・・・」
天馬「大丈夫だよ・・・もう俺らは傷付かない・・・桜がどんなに暴れても・・・どんなに回りを見失っても・・・」
天馬「俺らは絶対に桜を殺したりしないし・・・俺らは絶対に傷付かない‼」
リーク「へぇ・・・天馬が言うか・・・」
恭也「勿論だ」
啓「あぁ・・・だな」
桜「ウゥ・・・僕は・・・どうしたら・・・いいんでしょうか」
天馬「とりあえず・・・どうしたらいいの?」
リーク「え・・・お前見当付いてねえのかよ・・・」
啓「ハッハッハ・・・ちっとは強くなったかと思ったけどまだまだだったな♪」
恭也「テメェは何勝手に言ってんだよ‼‼」
天馬「え・・・あ・・・とりあえず桜・・・体は?」
桜「もう・・・だい・・・じょうぶです」
啓「んなら一刻も早くボーンレッドへ行くべきだな」
恭也「あ?完全に空元気じゃねえかよ」
リーク「今聞いたんだけどこのボルスってトコは反乱中らしい」
ガラガラ
武斬「やあ君達」
天馬「え・・・行ったんじゃ・・・」
武斬「外で見張ってた不審な男がいたから捕えて来たよ・・・ロンとか言ったっけ?」
ロン「ぐ・・・何を・・・」
天馬「え・・・んまあ・・・任せる・・・けど・・・」
武斬「え・・・ああ・・・そう、じゃあ食料にでもするよ」
リーク「あ・・・相変わらずメチャクチャだな・・・」
武斬「じゃあね♪」
ドーーーーーーーーーーン
恭也「ヒュー・・・やっぱ反乱中かよ」
リーク「みたいだな・・・」
天馬「マジ怖えーーーーーーーー」
啓「よし、さっさと船出だ」
桜「ハァ・・・」
あーーーーーーーーーー
天馬「ど・・・どうしたの松原君‼‼?」
恭也「やべぇっす・・・方位磁針が壊れました‼」
リーク「それってどうまずいんだ?」
啓「いやぁ・・・それじゃどっちに進んでいいのか分からないんだよ」
桜「ハァ・・・もう・・・近くに来ている筈ですから・・・勘でどうにかなりそうですけど・・・」
恭也「無理に決まってんだろうが‼‼‼‼」
桜「え・・・あ、すいません・・・」
リーク「だからお前怖過ぎるんだよ」
方位磁針が壊れた事により1日程で着く筈が1週間程掛かってしまったが・・・何とかボーンレッド島に到着した・・・
最終更新:2012年06月25日 16:13