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184話「橙髪の危険度」

アブリン北東の岩場


銀「イヴ、何か分かったのか?」

イヴ「ああ・・・俺の仮説は・・・間違いないらしい」

銀「裏・・・取れたんだな」

イヴ「その通りだ・・・お前とフーにも話しておく」

風「ただいまー‼・・・何この空気」

イヴ「話しておく事がある・・・あのココって女についてだ・・・他言無用だぞ」






天馬「もー啓さん・・・超怒られたんですからね‼」

啓「悪い悪い、ただあれだけはちゃんと伝えておかなきゃいけないと思ってな」

天馬「何を話したかは知りませんけど・・・とにかく今後やめて下さいね‼‼‼‼‼‼‼‼」

啓「ああすまん、悪かった」





ラキ「ちょ・・・どうしたの‼‼」

ココ「何でも・・・無いです・・・」

ラキ「立風・・・余計な事吹きこんだな‼‼‼‼‼‼」

ココ「そうじゃないんです・・・・ちょっと・・・1人に・・・して頂けます?」

ラキ「え?・・・ああ・・・」




おい立風‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼


天馬「あ・・・ラキだ・・・」

啓「何だよ・・・病院なんだから静かにしろよな」

ラキ「その病院内で堂々と電話かけたのはどこのどいつだ‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼」

天馬「何か・・・イライラして・・・る?」

ラキ「あんたねえ‼‼‼‼‼‼‼‼‼電話であの子に何言ったの‼‼‼‼‼‼‼‼‼あの子が泣いてる事をちゃんと説明しなさいよ‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼」

啓「泣いてた‼?そりゃ俺は知らねえよ‼・・・・・・・・・・・・・・・あ」

ラキ「何が「・・・あ」だよ‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼舐めてんのかテメェ‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼」

天馬「ちょちょちょ‼とりあえず病院だし‼‼‼‼‼‼‼‼‼」







恭也「病院で?・・・今それ俺に言うか‼‼‼‼?」

部下「それが・・・ラキ様と立風様でして・・・部下共では解決し辛いと・・・」

ミツバ「え・・・あの二人が・・・?」

恭也「ハァ・・・分かった、その件は水に流してやるから病室ちゃんと片付けろと伝えとけ」

部下「はい・・・分かりました」







イヴ「まず橙髪ってのは・・・炎神やら重帝やら風魔が活躍するより更に昔に天下をとった松山が作った一族だ」

風「松山・・・ノアの松山隼人とか桜君の祖先って事か・・・」

銀「作ったって・・・?」

イヴ「彼らは一様に橙の活性炎を灯した、よって橙の髪を平和の象徴として後世へ伝えようと考えて」

イヴ「当時は傘下だった赤髪や黄髪、青髪をブレンドして作った、つまり世界中の髪の色に特徴がある一族の血をあいつはひいている」

銀「確かに恐ろしい話だが・・・世界を滅ぼすってのはピンと来ないな」

風「ええ・・・・」

イヴ「赤髪の氷炎や炎吸収、青髪の幻術、黄髪の空間術などなど・・・それに加え未来予知能力に重力炎だぞ・・・」

銀「そうか・・・その一族で継承されて来た物まで使い放題な訳か」

風「それは半端ないですね・・・それはでも今までの橙髪でも出来たんじゃないんですか?」

イヴ「だな・・・ただし不測の事態が常に起こり、妨げていた・・・しかし彼女は未来予知の能力者だ」

イヴ「未来予知ってのは前任の人が死んですぐ生まれた子供に継承される為血筋は一切関係無い・・・あいつだけなんだよ」

銀「おかしいな・・・にしてはあの女弱くないか?・・・勿論普通の女より格段に強いし立風を倒したとも聞いているが・・・」

イヴ「彼女自身が気付いてないだけだ、これはノア、アブリン、キリノの国家機密にかかわるからな」

風「え‼?何でそんな事イヴが知ってんの‼?」

イヴ「ノアのはアブリンとの会合時にコピーさせて貰い、キリノはリークの、アブリンは天馬達のコネで入手したんだ」

銀「随分ぶっ飛んでるな・・・」

イヴ「とにかく・・・あの女がそれに気付いた時・・・あいつ次第だが世界はあいつに支配される可能性もある訳だ」

風「まあ・・・そうなったらなった時ですよ♪」

銀「一理あるな、今心配しても俺らに出来る事なんて限られてる」

イヴ「それもそうだがな・・お前らにはあいつの危険度は伝わらなかったか・・・」





ラキ&啓「ホントにすいませんでした」

恭也「全くだ‼今大変なのはテメェらも分かってんだろ・・・病室一個ダメにしやがって・・・」

天馬「まあまあ松原君・・・二人も悪気があった訳じゃ・・・」

恭也「無い訳無いと思いますけど・・・まあボスがそういうなら・・・」

ラキ「いや・・・それに関しては本当に申し訳ない」

啓「まあ・・俺悪く・・・」

恭也「反省しろ立風‼」


啓「いや・・まあ・・・すまなかったと思っている」

アレフ「さっきから怒鳴り声が聞こえると思ったらお前か」

ラキ「アレフ‼?」

天馬「何の用でしょうか?」

アレフ「とりあえず南の遊園地の暴動事件の報告書とLAWERについての調査書持ってきたぞ」

恭也「助かる、ふむふむ・・・」

ミツバ「で?何て書いてあるんですか?」

恭也「こんな情報どこで入手したんだかな・・・死神・・・ミイラ・・・いくつもの逸話もあるし・・・面白いな」

啓「へぇ・・・」

部下「大変です‼‼‼‼‼‼‼幹部の皆さま‼‼‼‼‼‼」

アレフ「俺いつの間にか幹部扱いか」

部下「病院内のどこを探しても・・・ココ様が見当たりません‼‼‼‼‼‼」

天馬「えーーー‼‼‼‼?」

恭也「そういやラキ‼テメェがちゃんと見てねえからだろうが‼‼‼‼‼‼」

部下「いや・・・私らが代わりに見ていたのですが・・・窓から脱出したと・・・」

恭也「動けるほど回復してねえっておっさん言ってたよな・・・」

天馬「先生でしょ・・・確かに言ってたけど・・・」

ラキ「この国の中にいる事は間違いないのね?」

部下「はい、さすがに関所は抜けられないかと」

ラキ「なら私一人で充分、指示する所に向かってくれる?」

恭也「んな事出来るのかよ」

アレフ「確かに出来るな・・・」

啓「悪い天馬、俺もそろそろ病室戻らないとうるせぇからよお、肩貸してくれ」

天馬「はい、じゃあ松原君、お願い出来る?」

恭也「了解っす、じゃあアレフ、武斬と一緒に探してきてくれ」

アレフ「まあいいだろう、武斬が動くかどうかは知らねえけ・・・」

ミツバ「あ・・・いや、いいです、私一人で・・・」

恭也「あ?」

ラキ「そうね、それが一番いいかも」

影目‼‼‼‼





恭也「あれは何をしてるんだ?」

アレフ「国中の建物の影にラキの目を実体化させてるんだ、まあ探し人ならあいつに任せりゃ問題無い訳よ・・・ただし国内のみな」

恭也「何で?」

アレフ「それ以上は実体化させる炎が足りないんだとよ」

ラキ「見つけた、西の公園ね、向かって貰える?」

ミツバ「急ぎます‼‼‼」

召喚






ココ「ハァ・・・」

市民「君・・・大丈夫か・・・?」

ココ「え?」

市民「いや・・・血滲んでるし・・・大丈夫か?」

ココ「大丈夫よ・・・」

ミツバ「おーいココ‼‼‼」

ココ「ミツバ・・・」





テメェまで何やってんだコラ‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼


ココ「え・・あ・・・・あの・・・」

恭也「ったくどいつもこいつも・・・何一つ好転しねえよったく・・・」

ラキ「その辺にして貰える?怪我人だし」

恭也「分かったよ・・・色々溜まってるしな」





ラキ「もー・・・何してたの?・・・傷口悪化してたみたいだし」

ココ「別に・・・何も」

ミツバ「今更隠してももう無駄よ・・・大体分かるから」

ラキ「ねぇ・・・炎とかバンバン使って練習してたんでしょ?何のために今そんな事してんのよ‼‼‼‼」

ココ「私程度の実力じゃ・・・今後迷惑をかける事はあってもあなた方が得する事は無い・・・」

ココ「そしたらいくら気のいいあんたらでも・・・いつか私を重荷だと思う・・・それが一番辛いの‼‼‼‼‼‼‼」

ミツバ「だとしても今は療養に徹するべきよ・・・だって怪我悪化したら元も子もないし」




部下「大変です護衛隊長‼‼‼‼‼‼‼‼‼」

恭也「今度は何だ・・・・ホント忙しい日だ」

部下「この新聞を・・・」

恭也「巨大ロボ・・・襲撃?」

部下「はい・・・西にあるマイン王国の壊滅、そして東にあるこのアブリンへ向かって来ているようです・・・」

ズドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼


恭也「何だ‼?」

武斬「やあ不良君」

恭也「紛らわしい事すんな‼」

武斬「これ・・・例の機械の報告書・・・恐らくだけどさ・・・空が関わってるよ」

恭也「空・・・?」

武斬「例のバネに使われていた衝撃吸収材が使われてる、地上では未知の物質だ」

恭也「しかし・・・あいつらではないよな」

武斬「いや、むしろ彼らが疑わしい、空で最後倒した時に下界へふっ飛ばしちゃったからね」

恭也「で・・・あれは何なんだ?」

武斬「SH-0・・・アブリンが作ったTH-0のモデルなんだけど衝撃が強過ぎて現実化出来なかったんだ」

武斬「だから威力を抑制してTH-0を作ったんだよ・・・しかし彼らは衝撃吸収材を使いSH-0を動かしたんだ」

恭也「・・・じゃあアブリンに向かってるのも・・・」

武斬「間違いなく君らや僕らを潰す為だろうね」

恭也「そいつはまずいな・・・怪我人も大量にいるってのに・・・どうすっかな」

天馬「でも行かなきゃね・・・国に立ち入らせる訳には絶対に行かないし」

恭也「ボス‼・・・お帰りなさい」

武斬「君からそんな言葉が聞ける日が来るとは思って無かったよ・・・」

恭也「そっちは全員動けるな?」

武斬「勿論、うちにそんなやわな人間は置いてない」

恭也「こっちはボスに俺に桜、ミツバは何とかなりそうだな」

武斬「充分だ、ぼくらは先に下見に行って来るよ」

天馬「うん、よろしく武斬」

武斬「あくまでも僕らは君らに従ってる訳じゃない、君らの命令は一切聞かないよ」

恭也「相変わらず食えない野郎だぜ・・・」

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最終更新:2012年08月03日 11:54
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