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199話「ベルの計画」

エル「すまん天馬、急用が入った」



天馬「え‼?この事態に‼‼?」



エル「俺だけでなく・・・お前らの命も掛かった大事な会合だ」



天馬「どういう事・・・?」



エル「すまん、急いでるんだ」








ベルの海賊船


桜「順を・・・追って?」

ベル「話は十年以上前に遡る・・・お前ら衰の松山は栄にえらく差をつけられていた」

ベル「しかも栄はキリノとの間に子を設けていた・・・衰は非常に危機を感じ、俺との間に同盟を結んだ」

ベル「その頃はよくあんたらに世話になった、その過程でまだ2~3歳だったお前の遊び相手もよくしたもんだ」

桜「・・・?」

ベル「その時決めたんだよ・・・お前を利用するとな」






武斬「松山隼人・・・彼は海賊をやめるんだね」

アレフ「ああ、確かな筋の情報だ」

ラキ「そんな事出来るの?」

フォン「親父や本人はノアに長い間貢献して来たらしいしな」

アレフ「それに松山隼人だけじゃない、若獅子の若林翼、幻鳥の葵悠斗、早撃ちの水野仁も同様だ」

武斬「幻・・・鳥?」

アレフ「とあるゲームに彼らと政府が立ち会ってな、その時に新たに出来た新しい名称・・・らしいぞ」

フォン「幻鳥と言えば・・・数千年前から炎を使ったって言う伝説の怪鳥か?」

ラキ「確か・・・風と火の炎で瞬間移動並みの超超高速移動を行えるとか・・・」

武斬「で・・・何でそれが異名に?」

アレフ「どうやらその葵ってのはその両方の炎を使えるらしい・・・」





天馬「ハァ・・・見つかった?」

恭也「いや・・・まだっす」

リーク「面目ない・・・」

啓「あの体でどこまで行ったんだ・・・さっぱり見当もつかない」

ココ「ちょっといい?」

リーク「お前‼寝てろって‼」

ココ「こんな状況なのに寝てられない・・・とにかく私にも探させて!!!!!!」

天馬「でも・・・」

リーク「分かったよ、俺が責任持って担ぐし守る、それでいいだろ」

恭也「じゃ、頼むぞ」

啓「そういやミツバは姿が見えないな」

天馬「ミツバは痕跡を見つけたらしいんだ、東の海岸に争った跡があったみたいで・・とりあえずそこから単独行動するって・・・」

啓「それ危なくないか?恐らく不意打ちだったとはいえ桜がやられたって意味だぞ」

恭也「だから俺らも一刻も早く向かうんじゃねえか」

リーク「ですね、んじゃ行きましょう♪」






桜「利用・・・する?」

ベル「ガキの頃お前にのませたジュースにこの薬剤を混入した」

桜「ROAD・・・ステロイド?」

ベル「ああ、成長ホルモンと共に分泌されるとある成分が一定以上反応すると発作を引き起こす、周期は・・・約2年に一回」

桜「まさか・・・」

ベル「そうだ・・・お前の発作だ・・・その実験もいよいよ終盤だ・・・お前に新たにこの薬を飲んで貰う」

ベル「ステロイド・ドラッグ・・・これは体が欲している物質を過剰摂取し・・・一分後・・・激痛を伴う」

桜「・・・?」

ベル「お前の体で今一番欲されているのは・・・成長ホルモンと共に分泌されるとある成分だ・・・それが過剰摂取されれば・・・」

ベル「お前の体は俺の物だ、俺の意識でお前の体を100%コントロールできる」

桜「お前‼‼」

ベル「ハッハッハ・・・最期の言葉くらい残しとくか?一分後の激痛もお前は意識を奪われているから感じない・・・」

桜「・・・そんなの・・・飲まなきゃいい話だ‼」

ベル「手錠に足枷、体を柱に繋がれてるお前が何を言ってんだ・・・笑わせんな‼」

桜「・・・」

ベル「さて・・・時間だ」

桜「黙って受け入れると思ったか‼‼‼‼」

スパー・・・


ザクッ‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼


桜「な・・・」

ベル「電力頂いたぞ」

桜「ぐ・・・どういう・・・」

ベル「お前に付いてる足枷と手錠・・・実は避雷針と同じ様に電気を受けると外へ逃がす・・・そこに発動装置がついてるんだ」

ベル「内側に針が飛び出す仕掛けだ・・・お前の事くらいいくらでも調べてるんだぞ」

桜「電力・・・頂いた?」

ベル「お前に埋めたROADステロイドとステロイドドラッグが完全に馴染むには摩擦が必要なんだ、そこで電力頂いたって訳だ」

桜「馬鹿な‼・・・いつ・・・ステロイドドラッグなんて入れたんだ‼」

ベル「おいおい舐めるなよ・・・俺は五海帝だぞ・・・」

桜「ハァ・・・なん・・だ」

ベル「さっきの針には麻痺剤をたっぷり塗ってあったんだ・・・これで万事終わり、この状況で言い残して置く言葉はあるか?」

桜「アブリン・・・だけは・・・」

ベル「お前を見てると・・・あいつを思いだす」

桜「え・・・?」

ベル「少し前に・・・シューティング海賊団と戦った」

桜「‼?」

ベル「今は幻鳥と呼ばれている葵悠斗と言う男・・・お前と被る・・・」

ベル「年齢も近いし・・・BUTAGE・・・最悪の歳と言われる松山隼人や岡野天馬と組んでいる点」

ベル「そいつらに迷惑をかけるのを何よりも嫌う・・・実に腹立たしい」

ベル「テメェをコントロールしたらまず最初にアブリンを消してやる・・・」

桜「ハァ・・・」

ガシャン‼‼‼‼‼‼‼‼‼


桜「外して・・・下さい‼‼‼‼‼‼‼‼‼お願いします‼‼‼‼‼‼‼‼‼」

ベル「外す訳ないだろ‼その薬の効き目が出るまでそこにいて貰うぞ」

桜「・・・ハァ・・・」

ガコォォォォォォォォン‼‼‼‼‼‼‼‼‼


ベル「ん・・・?」

ミツバ「いた‼桜君‼‼‼‼」

桜「ミツバ・・・さん・・・」

ベル「何・・・テメェだけは先に俺が始末しておくか」





天馬「ミツバから通信だ‼東の海岸付近に海賊船を発見‼中で桜を確認したって‼‼‼」

リーク「ここか・・・争った跡って言うのは・・・」

恭也「海賊船・・・見えないな」

啓「ち・・・せめてラキを連れてくればな・・・ミツバの通信箇所を辿るしかないが・・・」

ココ「・・・」

恭也「ん・・・ココどうした?」

リーク「ガチ寝中だ」






鮫打‼‼‼‼‼‼


ミツバ「ぐ・・・」

桜「くそ・・・」

ミツバ「桜君‼鍵‼‼‼‼」

ベル「何‼?」

桜「すいません・・・」

ガチャ


ミツバ「腕と足・・・大丈夫?」

桜「ええ・・・何とか・・・」

ベル「フラッフラのお前に・・・何ができる」

桜「お前が今ここで・・・僕を殺せば・・・」

ミツバ「え‼‼?」

ベル「フハハ、随分面白い考え方だ・・・LAWER‼・・・どちらかを処理しろ」

LAWER「金は?」

ベル「先払いだ、ほらよ」

LAWER「あんたは?」

ベル「もう一方を捕まえる準備をして来る」

ミツバ「あいつは・・・ミイラ‼」

桜「啓さんにミツバさん・・・ココさんを潰したって言う・・・ミイラ・・・」

LAWER「成程・・・同僚が・・・堕とし損なったという・・・三人の人間が・・・お前らか」

桜「ミツバさん・・・僕は今消されないとアブリンを襲ってしまう・・・」

ミツバ「どういう事‼?」

桜「僕の持病は・・・あいつによって操られているんです・・・とにかく僕が殺されればあなたも死なずに済みます・・・」

ミツバ「なら・・・一緒に巻いて・・・その後襲う襲わないの話だと思うの・・・」

LAWER「それは叶わぬ・・・なぜなら・・・相手は・・・私であるからだ」

桜「・・・」

LAWER「これが・・・法の番人の・・・実力だ‼‼‼‼‼」

ズバッ‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼

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最終更新:2012年08月29日 09:16
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