咲希「はぁ・・・何だったんでしょう・・・あの生物は」
佐吉「今全員総出で資料を捜索中です」
咲希(あの人たちは?)
佐吉(この人たちです)
「閃光」崎本章吾 懸賞金2億5000万円
「風雷忍」緑川シン 懸賞金2億円
「斬光侍」日向道流 懸賞金1億8500万円
「帝銃士」エリック・リュウ 懸賞金1億5000万円
「土壁将」風野ハル 懸賞金6500万円
咲希「・・・総合懸賞金・・・8億超え・・・」
佐吉「顔色悪いですが・・・大丈夫ですか?」
咲希「ええ・・・」
佐吉「まさか・・・まだ・・・」
ガチャ
シン「おい佐吉とやら・・・ちょっと顔貸せよ」
佐吉「若の側には誰が・・・」
道流「右近って奴が来てるぞ」
右近「大変みてえだな佐吉、俺が変わるよ」
章吾「悪いけど答えて貰うぜ・・・あの子について」
佐吉「何だ・・・あなた方に答えることなど何もないぞ」
リュウ「今回の事件について・・・俺には一つ心当たりがある、協力してやってもいいけど?」
佐吉「‼‼‼」
ハル「きっとまだその情報掴めてないんでしょ?・・・なら悪い話じゃ無いんじゃない?」
道流「今後も協力させて貰うぜ・・・」
佐吉「あなた達がなぜそこまでしてくれるんですか?」
シン「別に理由はねえよ、ただまあ海賊である以上人の役に立たないとな」
佐吉「?」
章吾「俺ら共通の考えだ、俺らは法で何ともならない問題を解決する為に海へ出ているというな」
佐吉「・・・分かった、話そう」
ハル「いいの?・・・ボスさんに相談しなくて」
佐吉「ええ、若に言ったら間違いなく反対されますから・・・」
シン「さっきの続きだが・・・いや、あいつとお前らの経歴を1から語って貰った方が簡単だな」
佐吉「あの方は元々サンド王国の王家に生まれました、若は現国王である新田翔の母親違いの弟です」
道流「サンド・・・東の大国だな」
佐吉「あの方を若と呼ぶ部下は元々サンドに仕えていました、若の母上の家系では女性しか生まれていなかったんです」
佐吉「その家系では砂の特殊炎が継承されていたんです、女性だから騒がれませんでしたが男となると話は別なのです」
章吾「あぁ・・・だから攻撃が一切効かなかったのか・・・」
佐吉「それが政府にバレてしまってあの方にとって第一の悲劇が起こります、我らと共に大海老座流星群を見に行った時の事です」
シン「大海老座流星群・・・何でそんなの見に行ったんだよ」
佐吉「普段は欲を一切言わない若がどうしてもとおっしゃったので我らも断れずに行きました・・・そこを政府に狙われ囚われたのです」
リュウ「覚えてるよ・・・サンドから人が捕まって来たの」
佐吉「あなたは・・・一体何者?」
リュウ「俺はウノンの息子だ、警戒しなくていいぜ、今はただの海賊だ」
佐吉「その際とある女性に救って頂いたのです、脱出し逃げました、何の用意も無く逃げてたので途中で逃げ切れなくなりました」
道流「・・・んで・・・戦ったのか・・・政府と」
佐吉「当時若は戦闘が出来なかったので危険でしたが助けてくれる人を探しに行って頂きました」
シン「お前らのボスみてえな奴にそんな事させるとは相当やばかったんだな」
佐吉「ここで若にとって第二の悲劇が起こります・・・若が助けを求めたのが海賊だったのです」
章吾「別に一緒に政府を倒そうって言えば問題なくね?」
佐吉「それが若には懸賞金が掛かってたんです、まじめな性格なので自ら自首するんじゃないかと心配しお伝えしてなかったのです」
シン「あいつは自分が賞金首だと知らずに海賊に近付いちまったのか・・・」
佐吉「何とか逃れたらしいのですが結局敵を増やしてしまった・・・その時我らは大きな深手を負いました」
佐吉「未だに傷も残っています、それ以来若は血が苦手になってしまいまして・・・」
ハル「そういえばさっきあんたあの子に「まさか・・・まだ・・・」って言ってたもんね」
佐吉「そして突如若が砂嵐を巻き起こしたのです・・・若が連れて来た海賊たちの船に乗りこの地に辿り着きました」
道流「ふむ・・・何かのショックで才能が開花したんだな・・・でもこのマフィアにどうやって入ったんだ?」
佐吉「たまたまこの島の国王兼カーゴイルのボスが亡くなり後継者がいなかったので隠し子として若に入って貰いました」
佐吉「あの方をボスと呼ぶのはカーゴイルにいた者です、それ以来若は人に助けを求める事も、弱音を吐く事も一切やめられたのです」
佐吉「これが今も若を苦しめ続ける過去の全てです・・・」
咲希「何を話してるんですか?」
佐吉「こ・・・今後の事について相談を・・・」
咲希「あの人たち海賊ですよ‼‼俺は怖くて・・・」
ボゴッ‼‼‼‼‼‼‼‼‼
佐吉「ちょ・・・」
ハル「いい加減にしなさいよあんた・・・」
咲希「・・・何するんですかハルさん‼‼‼‼‼」
ハル「あんたさあ・・・もうちょっと人を信用しなさいよ‼‼‼今まで信用出来ない人間にしか会って来なかった訳‼‼‼‼?」
咲希「・・・」
章吾「ハルが珍しくキレてんな・・」
シン「確かに珍しい・・・」
ハル「少なくとも・・・あんた達を政府から逃がしてくれた人とかこのマフィアの人達とかは信用出来るでしょ‼‼‼‼‼」
咲希「・・・」
ハル「その女の人は・・・私の母よ」
咲希「‼‼‼‼‼‼‼‼」
ハル「あんた達を逃がしたから・・・翌日に殺されたわ・・・それ以来父の店も政府に出入り出来なくなっちゃったし・・・」
ハル「いい‼‼‼?あんたがどう思おうと勝手だけどあんた達のせいで私の人生狂いっぱなしなの‼‼‼‼別にそれが悪いとは言わないけど」
ハル「助けて貰ったあんたが暗い顔してたら母が浮かばれないじゃない‼‼‼‼‼‼いい加減目を覚ましなよ‼‼‼‼‼‼‼‼」
道流「ハルの父の店?」
章吾「父親が亡くなるまで店やってたんだ、その後ハルが店継いでた、俺も詳しくは怖くて聞けねえ」
ハル「何だって‼?」
章吾「いや・・・何でも・・・」
ハル「んで・・・あんたあの生物の情報持ってるのよね・・・」
リュウ「確実じゃねえが俺が政府にいた頃社会科見学みたいな感じで施設を巡回してた時に見た気がする」
シン「じゃあ今の生物は政府のペットか?」
リュウ「十年以上前の話だけど確か今のはゲットカゲっていうその昔空を飛んだトカゲだ」
リュウ「火を吹いたってのは恐らく今政府が重点を置いてるDNA配合だ、成功してるのは間違いないな」
シン「・・・成功してる?お前が知ってるって事は随分昔からなのか?」
リュウ「いや、最近だ・・・
祭海陣が恐竜化出来るようになったのもそれでだと思うぜ」
道流「なるほどな・・・で、どうすん・・・」
ズドーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
咲希「何・・・今の音」
ハル「あれ・・・ショーいないね」
リュウ「あ・・・あいつ勝手に1人で楽しんでやがるな‼‼‼」
外
章吾「お前ら鈍過ぎるんだよ・・・あの軍艦から大砲が飛んできてる」
シン「んー・・・5隻くらいあるな・・・政府の軍艦と見て間違いないだろ」
リュウ「お前らちょっと時間稼いどいてくれ、政府で連絡の取れるダチが1人いるんだ」
道流「なるほど・・・おいガキ、国民に説明でもして来い、ハルは壁立ててくれ」
ハル「了解、じゃあリュウ急いでね」
リュウ「もしもし?こちらリュウ、今大丈夫か?」
?「大丈夫じゃ無くても無理矢理聞くだろ、久しぶりだなリュウ坊」
リュウ「いい加減リュウ坊って言うのやめろ・・・今俺
ケイン島って島である奴と仲良くなったんだけど軍艦から砲撃が来たんだ」
?「まさか・・・
新田咲希か‼?なら急いでその島を離れろ‼‼」
リュウ「まあ仲良くなったのはそうだけど・・・何で?」
?「俺の計算じゃ五分後に超大型爆弾を打ち込む手筈だ、目標はその新田咲希だ」
リュウ「何で・・・」
?「何でって世界を滅ぼしうる男だぞ‼とは言っても科学班の独断らしいけどな」
リュウ「そうか、ありがとう」
ハル「で・・・どうすんの?」
章吾「俺に言われても困る、リュウ、どうすんだ?」
リュウ「・・・おい咲希ちゃん」
咲希「・・・「ちゃん」って・・・」
リュウ「狙いはお前だ・・・もう存在がバレた・・・どうする」
咲希「・・・俺が行きます」
シン「それじゃダメだろ・・・捕まって終わりだ」
リュウ「なぁ・・・俺に作戦があるんだけどさぁ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
章吾「・・・それ本当なんだな」
リュウ「今確認した・・・俺なら何とかやれる、不満のある奴いるか?」
咲希「でも・・・そんな事・・・」
リュウ「お前には聞いてねえ、咲希ちゃんはこの屋敷の中にいてくれればいい」
章吾「文句はないぞ」
咲希「・・・分かりました」
リュウ「じゃあまずハル、シン・・・壁で砲撃防いでる間に俺を咲希ちゃんに似せてくれ、何でもいい」
ハル「メイクなら任せて♪」
シン「俺整形外科は分からんぞ・・・」
役人「・・・あなたが・・・新田咲希?」
咲希(本当はリュウ)「え・・・ええ・・・」
役人「・・・確かに手配書の面影があるような・・・しかしこれじゃ住民も気付かない訳だ」
咲希(リュウ)「俺が捕まれば・・・砲撃は?」
役人「勿論やめよう、我らもむやみに住民を殺したくは無い」
章吾「さて、俺らは出航する、あいつの作戦通りにな」
佐吉「我らも本当は同行したいですが・・・足手まといなので・・・」
シン「ガキは?」
右近「若なら部屋でお休みになっています」
道流「じゃ、行くか」
ハル「政府の役人もあの程度で騙せるんだから馬鹿よね♪」
最終更新:2012年11月25日 18:55