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284話「宴」

翌日、ノア王宮中庭


隼人「ん・・・いい匂いだな・・・何作ってるんだ?」

ハル「え?・・・ああ、みんなで宴するから料理作っとけって言われたの」

結城「ったく・・・俺一応怪我人なんだぜ?」

ハル「ガタガタ言わない‼・・・瑠依君そこの野菜取って」

ロー「宴かぁ・・・悪くねえなぁ」

イヴ「何かあれば手伝うぞ」

天馬「え・・・何してるの?」

隼人「宴の準備だ、あ、お前みんなを呼んで来てくれよ」

ロー「お前も行って来い」

隼人「・・・分かったよ」




隼人「おいイブン」

イブン「・・・何だ?今超七星装置の最終確認中だ、用なら後にしてくれ」

隼人「宴やるんだ、お前も来い」

イブン「だから俺今忙しいんだって・・・」

隼人「いいから来い♪しらけさせんなって♪」

イブン「分かった分かった、別に急ぐ用事でもねえしな」



1時間後


隼人「さて・・・誰が乾杯の音頭とる?」

章吾「頼むぜ宴会番長」

シン「ういっす」

ロー「海斗、お前行けよ」

海斗「おう」

天馬「2人でやったら?」

シン「あ、でも俺のは宴会の中盤にやるやつだからお前やれよ、最初」

海斗「了解・・・じゃ、今日のオールメン紹介するぞ‼‼‼‼‼」

天馬「おーるめん?」

ロー「全員って意味、戦績のあった奴を紹介するんだ」

海斗「ケイン、フラン・キース討伐がノア王国、MORAL、WEATHER、クザン研究所、閃光海賊団、零鳥海賊団だ」

銀「いいねぇ・・・ただ来てないのもいるみてぇだけど?」

秋山「黒崎と玄野なら上から見てるぞ」

クザン「幻次もそこの部屋にいる」

海斗「で、触手人間軍団を相手に戦ったのがノア、サンド、ドピカ、アンピア、キリノと閃光の知り合いの皆さんだ」

佐吉「お久しぶりです・・・若」

咲希「佐吉・・・」

シン「へぇ・・・あんたらも来たのか」

忍国王「久しぶりだなシン・・・リュウ君の誘いでね」

侍国王「よお道流、来てやったんだ、感謝しろ」

道流「テメェがリュウに説得されて来させられたんだろ‼?いい加減認めろジジイ‼」

侍国王「何だと貴様‼」

女帝「久しぶりね、章吾君」

章吾「エイルの女帝‼」

凪「章吾さん‼」

章吾「凪‼‼元気してたか‼?」

凪「はい・・・大丈夫そうで何よりです‼‼‼‼‼」

道流「当たり前だろ、俺を誰だと思ってんだよ」

シン「カス」

道流「あぁ?・・・テメェはクズだろ‼‼‼」

シン「カッチーン・・・今すぐ大丈夫じゃなくしてやろうか‼‼‼」

道流「やってみろコラ‼‼‼‼」

ハル「シン、いいからいつものやって」

結城「お、楽しみだぜ」

シン「ハーイ皆さん‼‼‼‼盛り上がってますか‼‼‼‼‼‼‼‼?」

J「お、やれやれ‼‼‼」

シン「俺の名前はなんだ‼‼」

結城「宴会番長‼‼‼」

章吾「ま、本当は色々あるんだが、最後の奴よろしく‼‼‼」

シン「では本日もオールメンで朝までよろしくー‼‼‼‼、以上閃光の宴会番長でした、THANK YOU‼‼‼‼‼‼‼」

翔「えらく盛り上がってるな・・・」

ボルト「こりゃ戦闘直後とは思えねえ・・・」

アーウィン「まあ、いいじゃないですか」

潤「さて、俺も参加するぜ‼‼」

光「うちの庭で・・・まあいっか♪」

隼人「お、国王達だ」

章吾「おいサンド国王、あいつに会ってやってくれよ」

章吾「ん?・・・咲・・・希?」

咲希「兄ちゃん‼‼‼‼‼‼‼」

結城「そっか、お前ら兄弟だよな」

翔「お前が生きてるのは・・・手配書見て知ってたけど・・・すまなかったな」

咲希「いや・・・元々俺の不注意だから・・・」

隼人「何だよ水臭いな、言ってくれれば西の海だろうと探しに行ってやったのに」

翔「間違いの可能性もあったし・・・」

章吾「・・・‼‼‼‼‼‼」

友華「久しぶり・・・兄ちゃん♪」

ハル「・・・ショーの妹?」

章吾「友華・・・お前こんな所で何してんだよ・・・」

友華「何って私が上層部を説得してこの戦場に来たんだよ」

章吾「そうだったのか・・・元気そうでよかった」

友華「もう・・・あの時だって勝手に・・・」

シン「詳しい話は章吾から聞いてる・・・船医の者だが・・・こいつは凄いぜ」

友華「え・・・?」

章吾「お前余計な事言うなよ」

シン「船の上じゃお前の話は一切しなかった・・・酔っぱらった時に俺は聞いたんだけどな」

道流「俺は酒弱いから知らねえけど・・・まあ事情があって別れたのに一言も言わないとは、まあ章吾らしいっちゃらしいな」





1階応接間


幻次「・・・何ですか?」

十夢「意外に結構飲むんだな」

幻次「そうですね、あなたも相当飲んでいる様ですが・・・」

十夢「お前はあいつらと飲んだりしねえの?」

幻次「普通の飲み会なら行きますが・・・宴は苦手なんですよ・・・あなたは?」

十夢「俺は今回の戦いで自分の非力さを痛感した・・・しばらくここを離れて世界を回るつもりだ」

幻次「成程・・・ただ元々この辺を中心に活動をしていた訳じゃ無いですよね・・・」

十夢「まあな・・・あいつらには黙って行くつもりだ」

幻次「・・・なぜ?」

十夢「あいつらは鬼の血を引く俺にも普通に接してくれた良い奴らだ、あいつらと会ったら出て行けなくなる」

幻次「よく言われてますよ・・・明日伝えておきます」





屋上


幻次「おや・・・珍しい2人ですね」

アレフ「そうでもねぇさ」

秋山「いや、そうでもあるだろ」

幻次「ふむ・・・この二人と言うとやはり・・・」

武斬「・・・・・・」

雨竜「・・・・・・」

秋山「そういう訳だ、あの二人で何か話してんだよ」

アレフ「ま、一応あいつの側近みてぇなもんだ、同じ場にはいた方がいいと思ってな」

幻次「・・・アレフさんの側近は?」

アレフ「ラキか・・・そういや宴が始まった直後から見えねえな」

秋山「Jも下ではしゃいでるしな・・・レイとフォートは何処へ消えたんだか・・・」

幻次「端の方で飲んでますよ、静かに」




雨竜「西の鬼人・・・君の事だったんだね」

武斬「ああ、久しぶりだね暴君・・・懐かしいよ」

雨竜「君は僕より年下だ、それは今でも変わらない」

武斬「面白い事を言うね・・・なら僕が君に勝てないとでも?」

雨竜「勿論さ・・・時期が来たら君でも潰す・・・」





1階廊下


瑞希「ここにいたか・・・何してんだよ」

唯「何って・・・何か気分が乗らないだけ」

瑞希「相変わらず単純じゃねえっていうか・・・」

ギュッ


唯「ちょっと・・・何すんの‼」

瑞希「俺らに何でも話せよ・・・まあ男だし歳違うからあれだけど・・・」

唯「瑞希・・・」

瑞希「せっかく同じ船に乗ってんだ・・・啓さんの件も・・・男が苦手なのも相談して来いよ」

唯「・・・・・・」

瑞希「全部吐き出せよ・・・それでお前が少しでも楽になるなら・・・」






地下、倉庫


リーク「よっ・・・なーにしてんだ?」

ココ「何処にでも・・・あんたは来るんだね・・・ラキ達が取って来た巻き物について考えてんの・・・」

リーク「何か分かった?」

ココ「分かったのは・・・この巻物は過去の古文書、つまり今読む事は不可能だし読めても意味は無い」

リーク「ふーん・・・お前いいから宴来いよ、楽しいぜ?」

ココ「私が男苦手なの・・・知ってるでしょ」

リーク「知ってるけど・・・どーせその内治すんだ、楽しく治した方がいいだろ」

ココ「・・・どんな理屈よ・・・それ」

リーク「理屈とかそういうの考えてねえけど・・・あ、俺エルに肉頼まれてんだった‼‼」

ココ「一つだけ・・・お願いしてもいいかな・・・」

リーク「ん?何だよ」

ココ「宴の・・・会場に・・・連れてってよ」

リーク「・・・当たり前だろ‼‼ほらさっさと来い‼‼」




カイザー「幻次、ちょっと聞きたい事があるんだけど」

幻次「おや・・・なんでしょう?」

カイザー「バミューダの意思・・・バミューダってのは俺の船の師の名だ、どういう意味だったんだ?」

幻次「彼は表向きは船大工でしたが裏では幻術師として世界を制覇した男として知られている」

カイザー「そうだったのか・・・幻術・・・」

幻次「彼の様に世界を制覇するのが私の夢だった・・・夢幻の世界を作るのが・・・しかし今、気が変わった」

カイザー「お、そうなのか」

幻次「今ここに無限の楽しみを見つけた・・・この世界を守る事が今の私の夢になった」

カイザー「確かに楽しいよな」




ロー「崎本・・・いいか?」

章吾「何だよ」

ロー「お前なんで海賊やってんだ?」

章吾「俺はやらざるを得なくなった・・・さっき来てた妹と色々あってな・・・国を出なくてはならなくなったんだ」

章吾「どうせ無法者やるなら・・・自由に海賊が一番いいかなって・・・お前は?」

ロー「似たようなもんだ、俺はノアで奴隷だった・・・当時その家の御曹司だった海斗と海へ逃げたんだ」

章吾「しばらく俺らはここに停泊していくつもりだ」

ロー「俺たちもそうする、しばらくは停戦しとくか?」

章吾「それがいいな、今戦ってもメリットが無い」

ロー「隼人や幻次は元俺のクルーだ、あいつらと久々に飲み直すのもいいかもな」

章吾「松山隼人の親父は俺の親父の敵だ・・・でもあいつは面白い、何か同じにおいを感じる」




天馬「え・・・じゃあ・・・」

隼人「俺はここを離れる気はねえけど出世する気もねえ」

天馬「俺達・・・ここにいていいのかな・・・」

隼人「お前ら次第だぜ、俺らはどっちでもいい」

天馬「じゃあ・・・いてもいいかな・・・俺達行く場所も無いし・・・」

隼人「いいぜ・・・お前らと飲むのは本当に楽しい・・・もっと早く出会えば良かったぜ」

天馬「君の噂は昔から聞いてたよ・・・だからこそ会うのは凄い怖かったけど・・・いい人でよかった」

隼人「闇の広がるこの世界・・・実に面白い連中と出会えたと思ってる・・・俺はお前らを同士として尊敬している」

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最終更新:2013年01月11日 10:07
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