410 名無し募集中。。。 [] Date:2009/03/10(火) 16:57:23.40 O ID: Be:
明日にはアクセス規制が解かれる事を願って
久住と光井とリンリンが買い出しに出ている間にリビングに集まり会議を行う。
議題は『リンリンの誕生日について』
パーティーをして、プレゼントをして、ちょっとしたサプライズもあって、というのが今までのパターン。
だが今回は大きく変えなくてはならない。なぜなら・・・
それは1週間前の事
リンリンの誕生日ケーキを注文しに新垣とケーキ屋さんに行った時
「あれ?ご注文なら既にいただいてますが?」
店員の言葉に呆然とする俺と新垣。詳しく聞いてみると注文したのはリンリン自身だった。
その瞬間、以前に道重がご飯をおごってもらった話を思い出した。
まさかと思い近所の寿司屋、酒屋、ピザ屋、花屋、雑貨屋etc…全てリンリンが注文し支払いを済ませていた。
そして話は戻るが、そんなリンリンにせめて誕生日プレゼントとは自分達がと思い、
それとなしに欲しいものを聞いてみると「皆サントズット仲良クイレタラ、バッチリデ~ス」と答えやがった。
そう言ってくれるのは嬉しいが、これでは俺達がリンリンの誕生日に何もしない事になってしまう。
そこでこうして全員で頭を悩ませてるのだが、今だに答えは出てこない。
429 名無し募集中。。。 [] Date:2009/03/10(火) 23:44:23.54 0 ID: Be:
リンリンへのプレゼントで悩む一同。
そんなことは露知らず、自分の誕生日を自らプロデュースしてウキウキするリンリン。
「もう、このままだと何にも用意できないよ。どうする愛ちゃん。」
「どうしよう・・・」
何を言ってもバッチリデースと笑顔のリンリンにはほとほと困り果てていた。
すると・・・
「ねえ、リンリーン。」
「カメイサン、何デスカ?モウスグデース!楽シミデース!」
そんなリンリンをポケーっと眺めながら、亀井がぽわーっと聞く。
「リンリンみんなにプレゼントするの好き?」
「大好キデース。喜ンデクレルノヲ見ルト幸セニナリマース!」
「そうだよねー・・・でもその楽しみをくれないいけないメンバーがいるのよ。どうしたらいい?」
亀井に手を取られたリンリンは少しの間、???の表情だったが徐々に目に涙が溜まり真っ赤になっていった。
みんなのいる居間に亀井が手を握ってリンリンを連れてくる。
「ミナサン、ゴメンンサイ・・・ミンナカラプレゼント欲シイデス・・・」
そう言うとみんなで、明日買い物に行く事になった。
さて、もうすぐだな。
シャンパンとシャンメリーとバナナジュースを用意しよう。
472 名無し募集中。。。 [] Date:2009/03/11(水) 22:32:40.73 0 ID: Be:
リンリンと一緒に誕生日プレゼントを買いに出かけた一同
「・・・コレ・・・高イデース・・・デモ・・・」
欲しいものが見つかるたびに値段を見ては手を引っ込めるリンリン。
「いいんやよ、好きな物買っても。今日は俺さんじゃなくみんなで買うんやから。」
「そうそう、大丈夫だって。ちょっと位高くたって何時も手伝ってくれるリンリンのためだもん。」
年長組の二人が気楽に言って~値札を見ると、いちじゅうひゃくせんまんじゅうまんひゃ・・・
笑顔をキープしつつ真っ青になって凍りつく二人。
(そう言えばリンリンてお嬢様やった・・・)
(みんなの食費を切り詰めて、俺さんのお小遣いを・・・)
凍りついた笑顔を貼り付けたままアイコンタクトでどうしようか相談する二人。
だがリンリンの満面の笑みを見てはどうする事も出来ない・・・
「ねえねえねえねえ!小春これ欲しい!みんなとおそろいのネックレス!」
見ると銀細工に似せたステンレス製のクローバーの形をした数千円のネックレスだ。
「ねえ、るんるん!これならみんなとずっと一緒にいられるよ!おそろいだもん!」
「オークスミサン!ソレイイデスネー!リンリンコレガ欲シイデース!」
家に帰ってきた9人はおそろいのネックレスをつけて手を繋いで帰ってきた。
さて、明日も仕事だし、ついでに買って貰ったクローバーのネクタイピンで出勤するとするか。
(*俺^_^)
最終更新:2009年03月12日 00:07