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シュマゴラス


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「シュマゴラスと契約してヒーローになるでシュ!…ヴィランでもいいでシュよ?」


単眼軟体のこの珍奇な生き物はこことはまったく異なる次元で生まれた。
彼の楽しみは様々な次元で起きるヒーローとヴィランの戦いをポップコーンとコーラを手に、あるいはピザとビールを手に観戦すること。
しかし、観戦している間に彼は考えるようになった。

「もっとヒーローを、もっとヴィランを!そうすればシュマゴラスはもっと楽しくなるでシュ!」

そう思った彼は、自分の手でヒーローやヴィランを作り、プロデュースすることを決め、その目的に適した世界を探すことにした。

「あっちの世界では魔獣ハンケーンに噛まれて法廷に出廷させられたでシュ。こっちの世界は頭でっかちの監視者とシュマゴラスの二重存在がいたでシュ。碌な世界がないでシュ…」

そう言いながら彼はこの世界にたどり着いた。
板状に平面的に広がり、幾つ物の文字列で構成された世界。
彼はその世界で最も多く見られる「Y」「A」「R」「U」「O」の文字を取り、ヤルオ板ユニバースと呼び、それぞれの文字列で構築された集合体を「スレッド」と名づけた。
(あくまでシュマゴラスの説。真偽は定かではない)
彼はこの世界を自分の居場所と定めた。

彼が最初に行ったのはスレッド間に通路を作ること。
結果、それぞれのスレッド同士で行き来ができるようになった。

「ヒーローとヴィランの戦いにはクロスオーバーが必要でシュ!こうすれば人材がいっぱい集まりまシュ!」

こうして下準備を整えた彼は、めぼしい人間をヒーローに、ヴィランに、スカウトを始めた。
異界の神の力か、魔法の技か。
彼がスカウトしたヒーローもヴィランも、本当にスーパーパワーを得て世界を股にかけて行動を開始したのだ。
(なお、彼は自分のスカウトした相手にどこかで聞いたようなキメ台詞や、必殺技を伝授する癖がある)

彼はもっともっと、彼が楽しめる世界を求めて、今日もヒーローやヴィランをスカウトしている。
しかし、空気を読まずに登場してはヒーローやヴィランの前に現れるため、時にはヴィランの銃撃で穴だらけにされ、ヒーローに殴られて泣きながら住処に戻っていったりもする。

それでも彼は今日も諦めず、人の迷惑を省みず、ヒーローとヴィランの戦いをプロデュースする大事件を計画し、実行に移そうとしている。
ドーナツとコーヒーを手にしながら。

初出:ヤルカイザー:ザ・クライムファイター(おまけネタ)
AA出典:シュマゴラス(マーヴル・スーパーヒーローズ VS. ストリートファイター)

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最終更新:2011年10月31日 23:07
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