テスト。テスト。
テストなどというものがなぜこの世に存在するかというと、言うまでも無くテストするからである。
一つの国家に住んでいる国民をテスト無しに有望な人材を発見することなど無理に等しい、、、のだが、
われ等が団長こと涼宮ハルヒという人畜無害という四字熟語を初めから存在していなかったかのように的確に自らが欲する者たちをかき集めたのは皆さんごぞんじであろう。
俺もその一人なのだが、、、どういう訳なのかは知らんが俺には全く「能力」がない。
あるといえば、物語を分かりやすくモノローグすることや古泉の話しを静聴すること、日に日に美味しさが増していく朝比奈さんのお茶を誰よりも遅く味わって飲むこと、最後に表情が冷たい長門の表情を読むことぐらいしかないとおもっている。
そもそも古泉が俺のことを「世界の鍵」といっているが俺自身全く自覚が無い。いやこれは本当だ。
にわかには信じがたく、非現実的な事だが、これまで経験してきた事件は「それ」を示唆するものであったことは、この際認める
だからと言って、何もこんな急にやってくることも無いと思わないか?
俺にとってTOP10にはいるような大きな事件がさ。
テスト。プロローグ
――あんたねぇ、、、集合時間っていう四字熟語を知らないの?「集」まって「合」う「時間」が集合時間という意味なのよ?
なのに集合30分前になっても集まらないのはどういうことなのよ!
うるさいぞ、、誰だやかましく叫んでいる奴は。このベッドのぬくもりを奪わないでくれ。
――キョン君の部屋って広いんですねー。私の部屋なんて狭いからうらやましいです。
――おや、確かに広いですね。家具家電一式付き、しかもエアコンまで完備とは。これでは彼が毎週遅れるのも頷けますよ。
毎週遅れる?なに言ってるんだ?俺は集合時間にはきちんときているはずだぞ。
――そんなの理由にならないわ!わざわざ迎えに着てあげたのに、まだベッドの上で涎たらしながら気持ちよく寝てるなんて、これはバツが必要よ!
バツといったって駅前の店で奢るだけだろ、、、、ん?まてまて今の状況を整理だ。
先ず第一に,ここは誰の部屋だ?
アンサー:俺の部屋だ。間違いない。この石鹸の香水を使っているのは俺だけであろうしな。
第二に、さっきからワイワイガヤガヤ喋っているのは誰だ?
アンサー:間違えることなんかないであろう。なぜなら涼宮ハルヒの声は親族の誰よりも聞いているであろうし、古泉にいたっては一番喋っているのではないだろうか、関係ないところで。朝比奈さんの声を俺が間違えるわけもないし、もちろんこのメンツなら長門だっているであろう。
最後の質問だ。今は何曜日で、何時だ?
アンサー:昨日が最後の授業だったから、、えぇっと、土曜日だ。土曜といえばsos団恒例の市内探索日だろう。集合時間は9時、いつも通りだな。うん。そして今は何時だ?、、、、、長い針が10を刺していて短い針が、、、、。
くそ、これらが導き出す答えは一つだな、、確かに遅刻した俺が悪い。だからといって――
「おい、ハルヒ!勝手に人の部屋にあがるな!」
いまの状況を説明しよう。まず朝比奈さん。先ほどまで俺の部屋をまじまじと見ていたであろう(もっと見ていてください)その麗しい瞳は、現在俺のほうを向いていた。とてもビックリしたのだろう、目を見開いている。
次に古泉、こいつはさっきまでのモノローグをまるで知っていたかのような目で見ていた。ニヤケ面を寝起きから拝むとはね。
そして長門、古泉とは違って全てを見通していたようにまるで無感動な瞳をくれていた。
最後にハルヒ、、、最初は驚いてはいたものの、どんどん表情が変わっていき、怒り笑顔と言うつい最近俺が命名したハルヒの表情に変化して言ったのを皆さんに言うまでもないであろう。
「はっは~ん。そ~なの。ふぅ~ん。アンタ、怒るよりまずすることがあるんじゃない?」
なんのこった。
「しらばっくれるな!!!!」
今の時刻をお知らせしよう。14:20だ。そして場所、先ほどまでと打って変わって駅前の店にいる。
なんということか。あの後、着替えをするためにハルヒ達には部屋を出て行ってもらい、着替え終わると徒歩で駅前まできたのだが、その間ハルヒが喋ったことといえば、、、、まぁ大体予想が付くであろう。 遅刻なんて本当はゆるされないだからね!、あたしは寛大な心をもっているから!、ちょっとキョン、聞いてるの!?あたしが言ったことを一字一句間違えずに百万回言いなさい!!、、、もう十分だな。こんなことを言われていた。
実はついさっきまで同じような説教を喰らっていて、例えるならば、ジ○X1vsガ○ダムX10みたいなバトルを繰り広げいて、終わったのは数十分前の事であった。