「会長、校内で煙草はやめてくださいと言ったはずですが」 二人っきりの生徒会室にて、書記である喜緑江美里に注意を受ける。
ふむ、確かに女性の目の前で煙草を吸うのはいささか思慮不足であったか。 「そういうことではありません」 「冗談だ。以後気をつける」
「全くもう。あ、そこに積んである書類、一度は目を通しておいてくださいね」 「…なんだこれは」 「文化祭に行う企画の承諾証です。クラス毎に分かれていますので」
…面倒だな。 「だから目を通すだけって言ってるじゃないですか。貴方にも少しくらい把握してもらわないと」 「…わかった」
流し読み程度にパラパラとA4用紙を捲る。 高校生の出し物にしてはなかなか種類が豊富じゃないか。 「私の記憶が正しければ、会長も高校生なはずなんですがね」
「そう言うな。折角生徒会長なんていうポストに立てたんだから」 「威張る前に、仕事の一つや二つこなしてみてくださいよね。はい、こちらの書類も」
「…まだあるのか?」 「今度は部活ごとに、です」
最終更新:2009年03月25日 00:04