失語症は症候群であり、それを構成する要素的症状に分離できる
1)アナルトリー
 アナルトリー=発語失行=失構音。
2)音韻性錯語
3)単語理解障害
4)喚語障害

<参考文献:失語症の診療―最近の進歩;大槻美佳:臨床神経 2008>


純粋語唖の責任病巣は中心前回であり,ブローカ領野に限局した病巣では超皮質性感覚性失語を呈する。この両領域が障害され運動性失語となる。
http://www.jstage.jst.go.jp/article/hbfr/27/1/27_1/_article/-char/ja

swallowing apraxia
嚥下失行
 嚥下失行とは,嚥下関連筋に明らかな麻痺がないにも関わらず,口腔内での食物の移動が障害される病態で,運動麻痺がない点で仮性球麻痺と区別される.
 失行とは運動可能であるにもかかわらず意図的な運動が不可能な状態と定義される.特に口腔期が遷延し嚥下躊躇を示す症例を嚥下失行としているが,その診断やリハビリテーション効果の評価に関しては今だcontroversialである。
最終更新:2011年07月18日 00:35