■ 多系統萎縮症ワークアップ

頭部MRI:小脳→小脳裂の開大、小脳脚の萎縮
     脳幹→橋底部の輪郭の平坦化
        MRI T2において十字サイン、被殻外側に線上の異常所見
        MSA-Pには被殻の萎縮:特に優位側と反対側の被殻にみられやすい
            =パーキンソン病との鑑別になる
        中脳被蓋が保たれている=PSPとの鑑別になる
     中小脳脚の異常信号:FLAIRでみやすい。MSAでおこりやすい。
心筋MIBGシンチグラフィー
   :MSAでは取り込み低下を認めない
    進行したPDやLewy小体病では取り込み減少がみられる
Schellong試験、Tiltテーブル、発汗テスト、CVRR、神経因性膀胱(urodymanic study)
   :症状に応じて
睡眠時無呼吸検査:中枢性、閉塞性無呼吸の有無をチェック
声帯麻痺:耳鼻科にてlaryngoscopyをしてもらう


<参考文献:Clinical Neuroscience Vol.27 No.1 p89-90>



定型文
【髄液検査(2011/ / )】
初圧  mmHg, 無色透明髄液
蛋白 mg/dL, 細胞数  /mL(多核球  %、単核球  %)

【血液検査(2011/ / )】
HbA1c
TSH、F-T4
Tg抗体、TPO抗体

【問診】
アルコール歴

【頭部MRI】
上記

【MIBG心筋シンチ】
上記

【自律神経機能検査】
上記

【その他】
上記
最終更新:2011年07月23日 19:10