ネットワークシステム

  • プロトコル
    • データ通信を行うために必要な通信規約
  • ネットワークアーキテクチャ
    • データ通信に必要となるすべての機能を階層的に体系化し、まとめたもの
  • DHCP
    • TCP/IP環境でネットワーク接続をするとき、接続する各コンピュータにIPアドレスなどの必要な情報を自動的に割り当てるプロトコル
  • OSI基本参照モデル
    上位層 7 アプリケーション層
    6 プレゼンテーション層
    5 セション層
    下位層 4 トランスポート層
    3 ネットワーク層
    2 データリンク層
    1 物理層



ノード:ネットワークを構成するサーバや端末、通信制御装置など
トポロジ:ネットワークの接続形態

  • スター型ネットワーク(10BASE-T)
    • 中心となるハブという集線装置にすべてのノードを直接つなぐ方式
    • 配線の自由度が高い
    • システム構築、LANの管理、保守が容易
    • 混雑時にはサーバに負荷がかかり能力が低下する
    • サーバの故障時にはシステム全体に影響をおよぼし、拡張性に欠ける
  • バス型ネットワーク(10BASE-2, 10BASE-5,(同軸ケーブル))
    • 一本の基幹となるケーブル(バス)に、端末をつなげていく方式
    • ケーブルを短くできることや、LANの増設や拡張が容易
    • ケーブル上を送られてきた電気信号が終端で反射して雑音になるのを防ぐためのターミネータ(終端抵抗器)が必要
    • 2つ以上の端末から同時にデータが送信されると、ケーブル上でデータが衝突し、再送信する必要が生じる
    • データ量が多くなると伝送速度は急激に低下する
  • リング型ネットワーク(一般に、光ファイバケーブル)
    • リング状にケーブルをつなぎ、そこにすべての端末を接続する方式
    • リング上を一定方向に回り、バス型のようにデータが途中で衝突することなく、混雑時にも能力は低下しない
    • ケーブルが輪になっているため、ケーブルの一カ所が切断されても、ネットワークは支障なく動く
    • 高速に大容量の伝送が可能で、スター型やバス型よりも通信効率は良い
    • システムが複雑でコストが高い



  • ゲートウェイ(OSI基本参照モデルの全階層を認識する装置)
    • プロトコルが異なるデータを変換して通信可能にする機器
    • LAN-WAN接続が可能となり、LANの利用範囲が拡大する
  • リピータ(OSI基本参照モデル第一層の物理量での接続装置)
    • ケーブル上の電気信号の減衰量が規定値よりも大きくならないよう、電気信号の再生増幅する役割を果たす
    • 通常、CSMA/CDのバス型のLANに使用される
    • トラフィックの多いLANには不向き
  • ブリッジ(OSI基本参照モデル第二層のデータリンク層での接続装置)
    • アクセス制御の異なるEthernetやFDDIなどの相互接続が可能
    • 個々の端末に割り当てられた固有の番号であるMACアドレスを管理し、このMACアドレスを見て、適切な端末のみにデータを送信する
  • ルータ(OSI基本参照モデル第三層、第四層のネットワーク層とトランスポート層)
    • 第3、4層の一部のプロトコルを解析して転送を行う接続装置
    • 相互接続されたLANの数が増えることによるメッセージの伝送遅延時間を最小限におさえることができる(ルーティングアルゴリズム機能)
    • インターネット接続など異なるネットワーク間の接続に使用される



  • Ethernet(イーサネット)
    • XEROX, DEC, Intel の3社が共同開発したIEEE 802.3に準拠したバス型のLAN製品のことをいう
      • 低価格、小規模LANを簡単に構築できる
      • アクセス制御方式は、CSMA/CD方式
  • FDDI
    • ANSI(米国規格協会)で標準化された二重トークンリングLAN
      • 光ファイバによる100 Mbpsの高速LAN
      • 最大伝送距離は、100 km
      • ノイズの影響を受けにくく、高速通信が可能
  • CSMA/CD方式
    • バス型のLANに用いられる。データの転送は、パケット単位で双方向に流し、その流したパケットはネットワークの末端で消滅する仕組みになっている。
    • データの転送速度は、10M~1G bps、パケットのデータ長は50~1504ビット
  • トークンパッシング方式
    • 主にリング型のLANに用いられる。
    • データ伝送は、「トークン」という送信するデータを載せるものが、ケーブル上を巡回する仕組みになっている。そのため、CSMA/CD方式のようなデータの衝突は起こらない。
    • トークンにデータが載っていない状態を「フリートークン」といい、データ送信したい端末は、フリートークンに送りたい端末の宛先とともにデータを載せる。この状態のトークンを「ビジートークン」という。
    • 各端末は、自分の宛先のビジートークンが回ってきたとき、そのデータをコピーして取り込む。そして、送信元の端末に戻った時点で再びフリートークンとなる。

    • トークンパッシング方式は、IEEE802によって標準化されており、リング型のトークンリングLAN、バス型のトークンバスLAN、FDDIで使用される。



  • サブネットマスク
    • IPアドレスのうち、ネットワークアドレスとホストアドレスを識別するための数値
  • IPアドレス
    • TCP/IPの通信プロトコルで、インターネット接続されていうコンピュータを識別するためのアドレス
    • ネットワークアドレス部とホストアドレス部に分かれて管理されている
  • クラスごとのネットワークアドレス部とホストアドレス部
    クラス ネットワークアドレス部 ホストアドレス部
    A 8ビット 24ビット
    B 16ビット 16ビット
    C 24ビット 8ビット


  • グローバルIPアドレス
    • 公式に管理されているアドレス
  • プライベートIPアドレス
    • 閉鎖的な範囲で使用するIPアドレス。→LANのように外部と接触を持たないネットワークであれば、任意のIPアドレスを使用しても特に問題はない

  • NAT
    • ルータを通して、プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスを「1対1」で相互変換する技術
  • IPマスカレード(NAPTともいう)
    • ルータを通して、1つのグローバルIPアドレスを複数のポート番号に割当て、複数のプライベートIPアドレスで同時接続することを可能にした技術
  • NTP
    • インターネットにおいて、広く利用されている時刻をはかるためのプロトコル

  • MIME
    • インターネットなどTCP/IPでやり取りされる電子メールの規約
  • DNS
    • IPアドレスとホスト名を対応させ管理するシステム。
      • 32ビットの数値で羅列されたIPアドレスを、わかりやすく文字で置き換えたmのを「ドメイン名」という。

        例 http://www.ousoken.co.jp/
        
  • URL(全体)
  • ドメイン名(www.ousoken.co.jp)
  • ホスト名(www)
  • 組織名(ousoken)
  • 組織属性(co)
      • co:一般企業
      • ne:ネットワークサービスの提供
      • ac:大学系教育機関
  • 国コード(jp)
最終更新:2009年08月24日 23:17