プラズマ・ボール

上位互換にエレキの面々がおり、自壊効果で見てもかのゴリラが上位にいるという哀れなモンスターの一体である。
このモンスターができる事と言えば颯爽と現れ、相手のライフにダメージを与え、そして散って行くだけ。
召喚権を使った使い切りバーンという意味合いで見てもファイヤー・トルーパーやシャムがいる以上、そういった使い道でも未来は見えないだろう。
つまりこのカードはかなりレベルの高いクズカードと結論付ける事ができる。

……ところで、ボール・ライトニングというカードを知っているだろうか?
このボール・ライトニングというカードはMTGにおいてはバーンデッキの切り札とも言えるカードであり、効果は要約すると召喚したターンにいきなり高火力で突っ込んで来てエンドフェイズに自壊する。
それだけなのだが、この颯爽と現れ、相手のライフにダメージを与え、そして散って行く様に相手は恐怖を覚えたという。
通称ボーライ。


……颯爽と現れ、相手のライフにダメージを与え、そして散って行く様……この姿、何かと重ならないだろうか。
そう、プラズマ・ボールである。
つまりプラズマ・ボールはMTGで名を馳せたボール・ライトニングと同じような強力カードと誤認させる事ができるのだ。

まずやり方はこうだ。
相手のフィールドに神の宣告でも警告でもいい、とにかくモンスターの召喚を潰せるような罠がセットされていそうな状況がいい。可能ならそれがライフコストのかさむものだとありがたいが。
そのような状況で颯爽とプラズマ・ボールを召喚。
突然現れたプラズマ・ボールに相手は驚き、まずテキストを尋ねるだろう。この辺りはプラズマ・ボール自身の存在のマイナーさが可能とする。
尋ねられたらすかさずこう言おう。「召喚して即直接攻撃でき、その後破壊されるモンスターです」と。何も嘘は言っていない、ちょっと噛み砕いて説明しているだけだ。

この瞬間相手の顔色が変わる。額には汗が滲み始め、脳裏にはバーンデッキのボーライに瞬殺された記憶が蘇る。目の焦点すら合わぬまま、震える手を抑えて相手はなんとか罠を使ってボープラの召喚を止めようとする。
そして発動するのだ。神の宣告を、警告を。

これでプラズマ・ボールの仕事は終わった。颯爽と現れ、相手のライフにダメージを与え、そして散っていったのである。
この場合であれば1:1交換に加えて2000のダメージあるいは相手のライフを半分にしている。
もちろん激流葬であれば相手のモンスターを巻き込めるかもしれない。召喚モンスターのみを破壊できる落とし穴も奈落の落とし穴もプラズマ・ボールの絶妙な攻撃力の前には無意味。
つまりはプラズマ・ボールは召喚するだけで相手の罠を発動させるという恐るべきモンスターなのである。
コストを払わせるのでただの破壊よりも遥かにタチが悪い。

この戦術を成功させるには相手がMTGの経験がある事やうまくプラズマ・ボールをボール・ライトニングと連動させる必要があるがその辺りはプレイヤースキルの見せ所だろう。
これほどの性能を持ったプラズマ・ボールがまだ規制されていないのも、扱いこなせるプレイヤーが少ないからだと思われる。


一番重要な部分が抜けてた

プラズマ・ボール 
効果モンスター 
星3/光属性/雷族/攻 900/守 900 
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。 
このカードが直接攻撃によって相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、 このカードを破壊する。 

9スレ目 965:名無しプレイヤー@手札いっぱい。投稿日:2015/02/13(金) 12:49:23.37 ID:TvlIhBzt0


見てて思いついたので

このカードの長所は先程の精神アドだけには留まらない。
上位互換にエレキがいるとwikiにも書かれているがそれは間違いである。
このカードはエレキにはない自分のターンに任意で自壊できるという長所を持ち、 【エレキ】でこそ活躍できるのだ。
【エレキ】はサーチが多いものの、ドロー手段が少ないため手札に妨害札を加えにくいという弱点がある。
そこでこのカードと共に補給部隊を採用することでより多くの妨害札を手札に呼びこむことが出来る。
エレキにほぼ確実に採用されているサンダー・シーホースのデメリットによって特殊召喚できない場合でも、相手ライフを削りつつ自分のターンに補給部隊の効果を発動できる上、
自分の場のモンスターが減ってしまうというデメリットも、相手バトルフェイズにフォトン・リードからエレキトンボを出せるというメリットに変えることが出来るだろう。
リクルーターのエレキトンボだけでなくエレキには破壊されることで効果を発動できるモンスターが複数いるため補給部隊とは相性が良く、無理なく採用できる。
補給部隊が無い場合でもこのカードの活躍は止まらない。
このモンスターは雷族のため強力なドローロックの効果を持つエレキマイラのS素材にできるのだ。
その場合のチューナーは強力なハンデス効果を持つエレキンメダイが採用でき、
その他の非チューナーもシャドールの効果を完全に無効化できるエレキタリスなどがいるためこのカードを引けなかった場合でもチューナーが無駄になることは無い。

補給部隊軸の【エレキ】を組むならばこのカードはデッキの動きの幅を大きく広げてくれるだろう。

9スレ目 968:名無しプレイヤー@手札いっぱい。投稿日:2015/02/13(金) 16:02:45.15 ID:xec21dKG0
  • こいつってダメステで割れるから機皇帝呼べないんだっけ
    ルールミスアドの可能性も秘めてるよな


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最終更新:2015年03月18日 21:24