~本当に価値あるものとは~
「こう言われているからです。「人は皆、草のようで、/その華やかさはすべて、草の花のようだ。草は枯れ、/花は散る。しかし、主の言葉は永遠に変わることがない。」これこそ、あなたがたに福音として告げ知らされた言葉なのです。」(Ⅰペテロ1:24,25)
日ごとに秋が深まり、朝夕は大分肌寒く冷え込む季節となりました。次第に色づく葉っぱが楽しみでもありますが、それもやがて寒い木枯らしに吹き散らされて晩秋から初冬へ駆け足に移って行くのです。季節の移り変わるこの時期は、誰もが人生の孤独とか、空虚ではかない寂しさを感じるのではないでしょうか。
人生とは、一時はどんなに繁栄しているように見えても、それは、みな草の花のようであります。「草はしおれ、花は散る。」のです。春や夏に咲く花々も美しく咲きますが、しばらくすると枯れて散ってしまいます。秋の美しい紅葉の葉の一枚一枚が初冬の木枯らしに吹き飛ばされてしまうように、人の生涯もどんなに栄えても散ってしまうときが来るのです。
一体、人間はなぜ孤独を感じるのでしょうか。孤独、空しさが何処から来ているのかということを深く掘り下げて考えていく時、私たち人間は実は、肉体や精紳、心だけではなく、霊的な側面を持っていることを教えられます。神様は人を造られた時、霊を持つ者として造られました。しかし、殆どの人々は、体や心を満たすことばかりに人生を費やしていて、霊を枯渇させていることに気づかないでいるのです。ですから、どんなに表面的には有意義で繁栄している生活をしていても、心の奥底にある孤独感と空虚感が消えることはないのです。あなたの霊の奥底で真に求めているのは、実は神様(創造者)であることを、どうか知っていただきたいと思います。
唯一の神様のみがあなたの内側の深い渇きと心の空洞を満たす事ができます。もともと神様は私たちを、神様との個人的な交わりを持つ存在としてお造りになられたのです。神様に背を向けた人生を私たちが送るとき、神様以外には決して埋めることのできない空洞があるのを発見します。聖アウグスチヌスの、「神様、あなたはあなたご自身のために私たちをお造りになりました。私たちの心は、あなた御自身に自らの安らぎを見出すまでは、真の平安を得ることはありません。」とのことばは真実です。
自分の心の内側の思いや動機を深く探るならば、今まで自分が考えていたほどには、良い人間ではなく、醜く汚れた思いが満ちていること知ります。しかし、聖書が語っている偉大な真理は、神様は私たちを新しく造り変えたいと願っておられるということです。イエス・キリストは私たちの外側の行動を変えるだけでなく、内側の心の奥深いところの思いをも変えることがお出来になる方なのです。イエスは「蝮の子らよ、あなたたちは悪い人間であるのに、どうして良いことが言えようか。人の口からは、心にあふれていることが出て来るのである。善い人は、良いものを入れた倉から良いものを取り出し、悪い人は、悪いものを入れた倉から悪いものを取り出してくる。」(マタイ12:34-35)と言われました。神様の前にすべての人が罪人であることを聖書は明確に語っています。
このような罪に満ちた人生から抜け出すには、まず、あなたの人生をキリストに明け渡すことです。あなたの心と思いの中に、キリストに入ってくださるようにお願いすることです。そして、毎日キリストと共に歩むことを学び、キリストによって人生が満たされることを経験することなのです。バケツに長い間溜まって、もう臭くなってしまっている水があります。バケツをきれいにするには、一度汚く臭くなってしまっている水を捨て、バケツを洗うことが必要です。そして、新しい新鮮な水を入れるのです。「だから、キリストと結ばれる人はだれでも、新しく創造された者なのです。古いものは過ぎ去り、新しいものが生じた。」(Ⅱコリント5:17)。
これこそ、キリストが私たちのためにして下さることなのです。キリストに自分の人生を委ね、聖書のみことばで心を満たすことが何よりも優先しなければならない大切なことなのです。私たちは神から離れ、神に背を向け、自己中心的な生活をしてきました。しかし、愛に満ちた神は、このような罪深い者たちのために、ご自身のたった一人の御子イエス・キリストを救い主として、この世に遣わしてくださいました。罪のない聖い33年間の地上の生活を送られたイエス様は、その生涯の最後に十字架に架かって身代わりに死んでくださり、また三日目に復活されて、今も生きておられるあなたの救い主です。
「だから、わたしたちは落胆しません。たとえわたしたちの「外なる人」は衰えていくとしても、わたしたちの「内なる人」は日々新たにされていきます。わたしたちは見えるものではなく、見えないものに目を注ぎます。見えるものは過ぎ去りますが、見えないものは永遠に存続するからです。」(Ⅱコリント4:16,18)。
最終更新:2011年11月28日 20:17