足跡
ある夜、ひとりの男が、主と共に海岸を歩いている夢を見た。
大空には、彼の人生の一コマ一コマが映し出され、それぞれのシーンに二組の足跡が砂の上にあるのに彼は気がついた。
一つは彼のもの、そして、もう一つは主のものであった。
人生の最後のシーンが映し出された。彼は後ろを振り返り、砂上の足跡を見た。
彼はその中で何度も、足跡たった一組だけになっていたことに気がついた。
そしてそれが、彼が人生の中で最も落ち込み、悲しみに満ちていた時であった。
そのことで彼は悩み主に聞いた。
「主よ、かつて私があなたに従うと決心したら、あなたは全生涯、私に伴ってくださると言われました。
しかし、私は人生の最も苦しかった時に、なぜあなたは私を見放したのかわかりません。」
主は答えられた。
「私の最愛の子よ、私はあなたを愛している。
そして、決してあなたから離れはしない。
あなたの試みの時、悩みの時、足跡が一組しかなかったのは、
その時、私があなたを背負っていたからだ。」
「わたしはあなたたちの老いる日まで白髪になるまで、
背負っていこう。
わたしはあなたたちを造った。
わたしが担い、背負い、救い出す。」
(イザヤ書46章4節)
最終更新:2011年12月20日 00:24