上杉謙信はそもそも養子の身だった。 家督を兄から譲り受けたある日、突然縁談話が舞い込んできたが、何故か彼は応じなかった。 そう。すべては末姫に恋をしていたからだった。 謙信の美しさに求婚する姫君もいたが、謙信はたった一人の女性だけを愛していた。 そう、それは、西洋の劇作家が書いたある小説の、主人公であるかのように…。
最終更新:2007年04月19日 15:01