映画『ローサは密告された』

ローサ・レイエス。サリサリストア「ROSA」を切り盛りし、夫ネストール、長男ジャクソン、次男カーウィン、長女ラケル、次女ジリアンとともにマニラのスラム街に暮らしている。人が密集しているこの街は貧しくても人と人のつながりは深い。

ある土曜日の夕方。ローサは密告された DVDスーパーマーケットに買い出しに来たローサとカーウィン。突然の雨の中、たくさんの買い物袋を持って家路へ急ぐ。タクシーが入ることを拒むその街は、貧しい人々が暮らすスラムだ。帰り着くと、ネストールは店番もせずに、こそこそクスリをやっている。

買い出してきた雑貨や菓子類を分けた後、仕入れた麻薬を砕き、手慣れた様子で小さなビニール袋に小分けにする。これが家族の生活を支えているのだ。いぬむこいり DVD

夕食を買いに出掛けるローサ。息子同然に面倒を見ているボンボンが「ローサ、“アイス”を売って」と近づいてきた。どうやら“アイス”とは、麻薬の隠語のようだ。

夕食を家族でとろうとしたその時、突然男たちがやってきた。

「警察だ!全員、動くな!ブツはどこだ?」いぬむこいり DVD
「ケガ人が出る前にブツを出せ!」
手錠をかけられ連行されるローサとネストール。

捕まったジョマールのバッグから大量の麻薬とカネが出てきた。巡査たちは、嬉々として、押収したカネを山分けしている。ローサは密告された DVDひとりの巡査がカネをポケットに入れ、署長室に向かった。

巡査たちはジョマールにも金を要求した。
ジョマールは上級警部へ携帯メールで助けを求めるが、巡査たちにバレて、袋叩きにされる。

最終更新:2017年09月19日 17:44