Linuxのデスクトップ環境のカスタマイズとXwindowシステムについて


■Xwindow Systemの構成
X端末(モニタ+キーボード+マウスと低スペックPCからなり、XwindowのGUI入出力先) ="Xサーバ"
操作(リモートコンソール接続)、Xプログラムを実行させる側(サーバ側)="Xクライアント"

■デスクトップの壁紙の設定
1。デスクトップの壁紙にしたい画像ファイル(JPEGなどでサイズは画面サイズに合わせたもの)を用意する。

2。画像ファイルを以下のDIRに格納する。設定するユーザのホームDirにて、以下のファイルを参照する。
/usr/share/backgrounds/images

3.メニューの"デスクトップ"ー"個人設定"ー"デスクトップの背景"で、当該ファイルの「追加」登録および設定を行う。

■ブート時のランレベルを変更
サーバとして、セキュリティ対策として。。。

1。以下のファイルを開き、下記の箇所を変更する。
ランレベル5(GUIログイン:デフォルト)→ランレベル3(テキストログイン)に変更する。
ファイル:/etc/inittab
変更箇所:
# Default runlevel. The runlevels used by RHS are:
# 0 - halt (Do NOT set initdefault to this)
# 1 - Single user mode
# 2 - Multiuser, without NFS (The same as 3, if you do not have networking)
# 3 - Full multiuser mode
# 4 - unused
# 5 - X11
# 6 - reboot (Do NOT set initdefault to this)
#
id:3:initdefault: ←5から3に変更

2。リブートして、テキストログオン画面となることを確認。

■ランレベル3からGUIデスクトップ環境(Xwindow)を立ち上げる方法
サービス起動は、ランレベル3のままで。。。

1。>/usr/X11R6/bin/startx
以下に、Xwindow環境立ち上げの実行プロセスを示す。

(1)/usr/X11R6/bin/X (Xサーバ:X端末側プログラム)が実行されている環境において、

(2)>/usr/X11R6/bin/xinit

以上までが、XWindowシステム環境の立ち上げ

(3)好みに応じたウィンドウマネージャプログラムを実行する。
"GNOME"の場合、metacity & (または、/usr/bin/gnome-session &)
"KDE"の場合、kwin & (または、/usr/bin/startkde &)

(4)/etc/sysconfig/desktopファイルにあらかじめ、指定しておくことで、デフォルトのデスクトップ環境を設定しておくことが出来る。
(以下、ファイルの内容)
DESKTOP="GNOME" <===metacityの実行を指定する場合。
                      kwinの実行は、"KDE"を指定する。
上記のコマンド実行では、このdesktopファイルの指定内容でウィンドウマネージャプログラムを立ち上げる場合である。
最終更新:2007年02月04日 22:28