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事始め

 長年勤め上げてきたサーバ構築・保守作業業務から脱却するため、NWエンジニアへの道へ進むこととした。実際、サーバ構築・保守をしてきてNWインフラについて考慮すべき問題をいくつか経験してきたため、そのスキルを習得したいという欲求もあった。  実際、1度ネスペの資格試験を受験し、結果は不合格であるものの、合格一歩手前のところまでだったので、この分野でもいけるかも!という気持ちであった。

 最近、ちょうど会社のほうでもCisco資格を取れと言う通達もあり、Ciscoのベンダー資格"CCNA"を受験するという目標を立てた。 約2ヶ月の期間で、黒本参考書を2読し、会社のほうで与えられたCiscoのe-Lerningも利用し、(それだけで)試験に望んだ。  実践問題として、クラム○ディアの問題を利用したが、仕事とe-Lerningによって時間を大幅に費やされ、結局二日間(ランダム形式で3回ほど)しか利用できない状態で、本番に挑んだ。

 結果は、案の定不合格。  出題内容は、クラム○ディアの問題と同じようなものが出たり、難関のシミュレーション問題もうわさ通りのものだった。  一番辛いのは、後戻りできない1問完答で、あと、いつ出てくるかわからないシミュレーション問題。シミュレーション問題は予想通りで前日に対策をしてたので 答えはわかっていたのだが、やはり丸覚えでは操作になれていないため、入力ミスをしたりでかなり時間をロスしてしまった。時間がないということで完答できないまま次の問題に進むこととしたが、その時点で1分で2題を解くペースの問題数が残り、半ばあきらめ気味でタイムアップ間で回答しつづけた。  やはり、問題をよく解いてスピードを上げる訓練が必要だったし、実際に操作なれしておく必要があったと痛感した。  結局、1.8万円を無駄にしてしまった。。。


第1歩め

 この失敗を機に、ちゃんとCisco製品のSWやルータを学ぼうと、CCNAの受験対策としてでなく、むしろ趣味として、実際に機器を購入してhackすることで知識と経験を得ることとした。

 購入にあたっては、新品のものだと手が全く届かないので、中古品を購入することを考えた。お店は、前々から目をつけていた、アキバのNW機器専門店「お○と-NW専門店」 (PCサーバ専門店から最近独立)を下見&WEBサイトで取り扱い商品の確認を行った。  最低限ルータ2台とL2SW2台は必要と思ってはいたものの、いくらするか不安で、まずはWEBサイトで品定めしたところ、かなりの格安価格で商品があった。

  • L2SW:Catalyst 2912XL ・・・6,900円
  • ルータ:Cisco 1721 ・・・・・3,980円

(2007年10/8現在)

 これほど安いと、製品状態・機能にかなりの不安を感じたため、店舗に下見に行って確認することとした。  WEBサイトで格安だった商品があり、商品タグを見てみたらルータのほうは、保証対象外であるものの、エアキャップシートで梱包されており、電源アダプタもついていた。ただ、ポートが10/100BaseT×1+ISDNポートのタイプのみであった。  一方、L2SWは、但し書きで「FANに異音アリだが、動作確認済み」と書いてあり、それだけで-1,900円引き!  万が一動作NGであっても、我慢できる金額だったので即決で購入した。    計2台を持ち帰りで帰宅し、早速動作確認することに。。。  結果・・・ルータ・SWともに、IOSもうまくロードされエラーなく立ち上がった!  強いて問題を挙げると、SWのほうは商品タグにあったとおり起動時にかなりFANの異音は目立ったが、起動後はそれほど異音は感じられなくなっていた。  勉強用の機器として考えれば、お得な買い物をしたとおおいに喜んだ!  それから、その日はSWとルータの基本設定操作を行い満足して終えた。


2歩目

 第一歩目のその後の週は、仕事が変則的で操作することができなかった。  翌週末は、気分転換とノートPCのバッテリパック探しでアキバに再び行った。  結局、バッテリパックはなかったので、帰る前にまた先週のNW専門店に行った。そこに、先週購入したルータとSWが残っていたが、数が少なくなっており、無くなるのは時間の問題だと思い、もう1セット即買いした。  さらに、これらを接続するケーブルも必要になってくるが、既製のケーブルだと長くて邪魔になると考えて、自作しようとRJ45コネクタとその圧着工具もついでに購入した。

 以上、この件で投資(浪費)した総額は以下のとおりである。
 L2SW:「Catalyst2912XL」=5000+6900円
+ルータ:「Cisco1721」=3980円×2
+コンソールケーブル=3000円
+RJ45圧着工具=1940円
+RJ45コネクタ20個=1300円
+コネクタカバー20個=1050円
+電源タップ=1480円
------------------------
合計:28,630円


3歩目

 その日のあとは、早速購入したルータとSWの電源を入れ、ちゃんと動作するか確認した。ルータのほうも問題なく動いていた。保証外製品であるが、ちゃんと動作するので、この店はかなり信頼のおけるお店と思います。  そのあと、SWtoSWおよびルータtoルータを直結するため用(クロスケーブル)と導通確認に使用する端末(ノートPCとりなざう)接続用(ストレートケーブル)のLANケーブルの自作に取り掛かった。 LANケーブルの自作


4歩目

H/Wは一通りこれで揃ったので、早速、基本操作である以下の設定を試みた。

  1. 購入したルータおよびスイッチの情報確認
  2. ルータそれぞれにて、ノード名・バナーの設定・ConsoleおよびVTYの設定・Feポートのセットアップ・ノード間疎通確認
  3. スイッチそれぞれにて、ノード名・バナーの設定・ConsoleおよびVTYの設定・VLAN1のセットアップ・ノード間疎通確認
  4. 設定のバックアップ

を行った。

なお、設定においては、ノートPC(W2kPro.+TeraTermProUTF8版+ssh)のCOMポートに、ケーブルを自作できるようになればボッタクリとも思える3,000円で購入したロールオーバケーブルをつなぎ行った。

このときの作業ログを示す。


5歩目

ルータ同士を繋げてルータ操作についての勉強に取り掛かかろうとした。 しかし、購入したルータ2台はいずれも、ポートが Fe0+BRI(WIC)+Console+AUXであり、 ルータ同士をFe0でつなげてしまうとそれだけで終わってしまう。 WICがシリアルインタフェースであればよかったのだが。。。 そこで、購入する前に調べていた”ルータ同士をシリアルポートで接続する”方法を実践することにしてみた。 この情報は、以下で知った。

CCStudyのサイトより

Ciscoサイトより

まず、H/W的な準備として、(本来は、モデム接続するためのポート)AUXポートがRJ45コネクタだったので、前回習得したケーブル自作方法で、ロールバックケーブルを作成し、これを2台のCisco1721のAUXポートへ接続した。 具体的なルータの設定操作は、次のページ に示します。

設定の詳細内容はあまり理解できてなかったが、とりあえずみようみまねで実施 したところ、問題なく実現できた。(この辺は、CCNAの範疇外なのでとりあえず保留とした)


6歩目

今度はSW同士を繋げて、VLAN関連の設定を実施することとした。 このとき行った作業は、以下のとおりである。

  1. 1台にてVLANを追加した。
  2. 2台目も手動で1代目と同様にVLANを手動で追加
  3. 設定後の両ノード間のトランクポート設定
  4. 2台のノードでVTPサーバ・クライアント設定
  5. ルータを追加して、VLAN間ルーティング設定

しかし、「2台のノードでVTPサーバ・クライアント設定」のところで、壁にぶち当たった。 CCNAどおりの操作では、VTPドメインの設定ができなかったためだ。 グローバルコンフィグモードで、vtpコマンドの引数を見てみたら、 vtp <File> と、ファイルを指定することとなっていた! ここに、作業ログを示す。

結果として、何とかVTPの設定をすることができた。 結局は、CCNA黒本に載っていたのは、Catalyst2950系でのオペレーションで、私の購入した2900系とは異なるものだったという点だ。 こんなに違うとは。。。


7歩目

前回引っかかったVLANの設定について、いろいろ調べてみたが、グローバルコンフィグモード(config#)で、vlan <vlan番号>を実行できるのは、最近のCatOSらしい。。。実機で設定されているサイトの操作を見てみると、どれもvlan databaseでvlanモードに入ってから、vlanを使用している。 CCNA(黒本教科書)では、ほとんど使うことないような感じでvlan databaseでの設定方法もあると少しの記述があったが、実際は今まであたりまえだったことのようだ。 最近Cisco自体vlan Databaseを推奨しないようになっており、それがこのような混乱を招いたのか。。。 そんなこと知らず、最近Catalyst2950を¥27800で購入してしまった!購入時に動作確認として、OSバージョンを見せてもらったが、”Version 12.1(6)EA2c”で、ちょっと胸騒ぎがしたのだが、早速帰宅して操作してみたら、やはり、vlan databaseじゃないとVLANの追加設定ができなかった。。。


8歩目

7歩目でも記述したように、OSバージョンの違いで操作方法が異なったりということがあるのは仕方がないが、そこまで(方針自体)の変更なら、メジャーバージョンで変更を示してもらいたいと思った。

また、最近購入した機器をいじくってて愕然としたのだが、型番さらにはIOSイメージの表記を十分認識しておかないと、やりたいことができなかったりするということを痛感させられた。

というのも、VLAN間ルーティングが可能なお手ごろルータとしてCisco1721を購入したつもりだったが、実は購入したのは”1720”であり、これはできない型式であるということを知った。(本サイトも間違ったまま記載している!)

ちなみに、”1721”と”1720”の違いは、ちゃんと背面パネルを見ればいずれかが表記されている。

また、違いはIOSにもあった。だったらIOSイメージを入れ替えればOKかと思えば、メモリ容量の問題になり、Ciscoサイトでカタログを見ると、メモリの追加実装サイズも異なる。1720に仕様以上のメモリを実装しても認識できるかどうか不安が残る。1720を1721相当にするというサイトは見られないから無理なんだろう…。(暇とジャンクパーツが入手できれば試したいところだけど、、、やはり無理なんだろう・・・)

やはり、Cisco製品を実際に触った経験がない初心者には、(中古)購入で、間違えてしまうのは必死!(間違えないと、気づかないところでもあるので、最初は、安いところで失敗することが今後につながると思う。)

PCでいえば、自作する上でCPUがxxxで動作クロックが???MHzで、メモリはxxxで??MB、ソケットタイプxxxでベースクロックxxxのマザーボード・・・といった知識を持ってないと無駄な買い物をしてしまうといったところと等しいのではないでしょうか。

分野が違うのだから、ちゃんと勉強しないと。。。(ただし、資格の勉強とは別方向!?) よって、今後無駄な買い物をしないように、、、

1)どんな機能を利用したいか?

2)できそうなCisco製品の型式をCiscoサイトのカタログで確認する。さらに型番でのスペックの違いをチェック。

3)さらに、Ciscoサイトの製品・技術情報から、条件を満たすIOSのバージョンとフィーチャーセットを確認する。

4)中古ショップの商品情報(搭載IOSイメージ=c3660-ik9o3s-mz.123-11.T5.bin)を調べ、3)の調査結果に該当するかをチェックし、満足するものであれば購入する。

ただし、該当しなくても、IOSのバージョンが古いだけだったり、搭載メモリ容量が足りないだけ(最大実装可能容量以内で)であれば、購入対象の範囲。


今後、2と3の情報を調査してまとめていきたいと考える。

第9歩目

 CISCO2610はやっぱり使えない!と、購入して調べてみて痛感した。

今週たまたまよく通っている(が、怪しくて高額なものを購入するのは極力避けていた)「タイ○ョウ」で埋もれていた2621を見つけた!

しかも、(オンボードで10/100FastEtherポート×2にくわえて)1ポートシリアルWIC×2付きだったのでかなり惹きつけられた!完動であれば¥29800円は悪くないと思った。(ただし、シャーシはかなり傷ついていたしフロントパネルがなかったが)

¥29800円であることと商品管理が?なので危険な香りを感じた。また、IOSがどうか不明であるため、同じ轍を踏みかねない。そこでダメもとで店主に導通確認してもらったあと、こちらでコンソールつなげて見せてくれないか交渉したが「店内では導通確認まで」(他は購入して外でやってくれ)とあえなく拒否られた。しかたなく”いちかばちか”で思い切って財布から3万円取り出して購入することにした!

万一、まったくのジャンクだったらどうしようと思い、そそくさと(牛丼屋サン○でとりあえず空腹を満たしたが)帰宅し、恐る恐る動作チェックしてみた。。。

 結果・・・、IOS起動もOKし、H/W的にはすべてのポートをちゃんと認識して完ペキだった!(ただし、パスワードクリアはされてなく、設定が残っていた) MEM容量が小さかったこと(32MB/8MB-Flash)と、IOSイメージが”C2600-I-M(c2600-i-mz.120-5.T1)”であることが、大きなマイナスだった。。。

・・・そういえば、H/W的に2610と互換性あるのでは?と思い立ち、調べてみたところ、そのようであったので早速、(パスワードクリア後)IOSイメージのバックアップを取り、移植作業を開始した!

移植したものは、

  • メインメモリ(DRAM)
  • Flashメモリ
  • BOOT ROM
  • フロントパネル&シャーシ

結果、ブート中に以下のメッセージが現れたが、

「Warning: monitor nvram area is corrupt ...」

その後、問題なくIOSが無事立ち上がった!(以前の2610と同じ状態で)  この警告については、きになるところなので追って調査するが,今日はとりあえず成功ということで移植作業を終了した。

 無駄な買い物をしたと後悔していた2610も、有効利用することができて、元は取れたかな?と思った。 2610の残骸もシリアルかEtherモジュールを増設すれば、テスト環境構築として今後利用がきたいできるし、無駄を出すこともないでしょう。

 ちなみに、2500系はテスト環境をとりあえず作るには、お手ごろで入手しやすいのでよく利用されるので一時期購入を考えていたが、非モジュール構造であるためあえて2600に手を出したのだが、それが功を奏した感じ。

最終更新:2007年12月01日 22:05