アットウィキロゴ
悲しみに明け暮れていた。

どれくらい歩いただろう。ここはどこだろう。
太陽が昇っているのか、沈んでいるのか もう何もかもがどうでもよくなっていた。

頬に雫が滴る。涙だろうか?
いや、きっと雨だろう。

傍にいたのは淫獣として組織に飼われていたスイカだった。
また一人になってしまった 誰もいなくなってしまった と泣き喚く僕に ただキスをするスイカ。


雨は次第に強くなる。

ただキスをするスイカ。


嵐の夜が訪れても涙が枯れることはなかった。


ただキスをするスイカ。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2015年07月17日 16:27