高度育成高等学校

有能な人材を育成するために政府が設立した国立の高校。
生徒たちは学校のシステムについてほとんど知らないまま入学する。
そのため希望する進路をほぼ100%叶えられるのはA組卒業者のみというのも入学後に知らされる事実である。

学校は大きな敷地内にあり、カフェやコンビニ、洋服屋といった日用品販売店および娯楽施設も存在する。
このように敷地内の設備は充実しているが、その代わり敷地の外に出たり、連絡を取ったりすることはできない。

試験の結果次第でクラスは変動するので、どのクラスもA組として卒業するためにA組を維持あるいはA組へのクラスアップを目指し、戦いを繰り広げる。
必ずしも成績順でクラスが振り分けられるというわけではなく、学業以外の面も重視されている。
例えば堀北鈴音は成績優秀だが1年生の初期は性格に難点があったため最下位のDクラスに配属された。
櫛田桔梗平田洋介も一見コミュ力が高い完璧陽キャ人間であるが、やらかしてしまった過去があることからDクラス所属となった。

入学試験は筆記・面接の両方が行われているが、その結果は全く合否に反映されていないらしい。
推薦があった者の中から高等学校側の厳正な選考を元に合格者が決まる。
ある受験生は面接において、面接官の質問に対し「明らかにウソだとわかる答えを返したから合格とする」、といった風に絶句してしまうほどの合否判定の仕方である。

入学後も勝敗次第によっては退学になる可能性があり、綾小路の学年もAクラスから戸塚弥彦、Cクラス(退学者が出た時の綾小路クラス)から山内春樹、Dクラスから真鍋志保という退学者が出た。
なお、軽蔑の意味で「仲良しクラス」と表現されることもあるBクラスに関してはクラスの指導者的な存在である一之瀬帆波の方針で退学の可能性がある者を救済したため、退学者は出なかった。

ポイントですべてが決まるが、クラスのポイントであるクラスポイントおよび個人が所有するプライベートポイントの2種類があり、クラスポイント次第ではプライベートポイントがゼロということもあり得る。
生徒はプライベートポイントで敷地内の施設において日用品などを購入できるため、プライベートポイントが少ないと生活にも困窮する(もちろんポイント不足だからといって餓死者を出すほど学校側も非情ではないので、無料配布の食料も提供されているが)。

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最終更新:2022年08月30日 17:33