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「・・・・・・・・・・??」

本当に此処に居るのだろうか?

と、エドワードは思った。
今朝、報告書を出す為に東方司令部へ行った。
…のだが、大佐…こと、ロイ・マスタングは図書館に居ると司令部の面々に告げられた。なので、わざわざ図書館(こんなとこ)までやって来たのだ。
だって、

ホークアイ中尉が、嘘なんてつくはずないし。

そう思ったからだ。
しかし、図書館の中は、しん…と静まり返っていて
とてもではないが、人が居るとは思えない。
けれども、

やはり司令部の面々が嘘をつくはずはない

と思い、エドは(仕方なく)手前のほうからロイがいるかを探し始めた。
そして、・・・・・居た。
思いっきりすぐ近くに。
背中を本棚に預けるような形でいて、…それはもう熟睡している。
そんなロイの回りには、読みかけなのか本が開きっぱなしの状態で散乱している。

…仮にも軍人が、ましてや“大佐”という地位のあるものが
人が近くにやって来てるのに、熟睡してんじゃねぇよ

もしコレが戦時中だったら、あんた、ぜってぇ死んでるし。

とか、思ったりもしたが、思っただけで口には出さなかった。

「…おーい、大佐?」

始めは、あくまでも控えめに。
エドはロイの肩を揺すりながら、少し小さめの声で呼んでみた。
が、全く反応が返ってこない。

「わざわざ来てやったんだぜ?とっとと起きろ、このムノウ。」

独り言のように呟きながらも、ロイの肩を揺すり続ける。
…しかし、まだ反応は返ってこない。
『はぁ~~』と、盛大なため息をひとつ、ついた。

「…さっさと起きやがれ……………ロィ……」

エドは小さくその言葉を吐き捨てた。
そこで、エドははっとした。
自分は一体なにを言っているのだろう、と。
カッと、体温が熱くなったのが、自分でも解った。
そう、思った瞬間、さっきまではどうでもなかったのに急に恥ずかしくなった。

な…んで……こんなヤローなんかに………

自分の中で、自分自身にたいして、自問自答を繰り返す。
と、その時、『ガタッ』という鈍い音が今まで静寂が広がっていた図書館に響いた。
エドは、びくりとした。

自分と、此処でぐっすりと熟睡している野郎以外にも誰かいるかもしれない。



カテゴリ: [小説―鋼] - &trackback() - 2006年12月10日 12:25:06
  • 終わりは考えてありますが、文章にする気力がありません(汗) -- 悠 (2006-12-10 12:28:10)
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最終更新:2006年12月10日 12:28