インフェルニティ

「インフェルニティ」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

インフェルニティ - (2012/05/05 (土) 20:05:02) のソース

[[デッキ考察]]>インフェルニティ


[[ソリティア]]よりのデッキ。現在の本スレでの評価はそこそこ。
インフェルニティガンとデーモンのコンボによる大量展開からのゲームエンドを得意とする。
インフェルニティバリアの登場でメタ側に回ることもできるようになった。

現在、比較的よく使われるインフェルニティは以下の3つの型のいずれかである。
&bold(){①オーガ・ドラグーン軸型}
現在の主流。
手札0枚の時に限り《真六武衆-シエン》と同じ効果を発揮する《煉獄龍 オーガ・ドラグーン》を高速で召喚し、《インフェルニティ・ブレイク》でさらに防御を固める。
基本的にチューナーは《インフェルニティ・ビートル》三枚のみを採用し、レベル4モンスターから《大地の騎士ガイアナイト》を中継してシンクロ召喚する。
発動の下ごしらえに時間がかかる《インフェルニティ・ミラージュ》は採用せず、《ZERO-MAX》を何枚か積み、安定感とスピードを重視する。
一度布陣を組み終えれば、その次のターン辺りにさらに展開して止めを刺せることもある。

&bold(){②SDIF}
比較的新しいタイプ、IFHERO、アライブIF等とも。
《E・HERO エアーマン》と《D-HERO ディアボリックガイ》を投入し、爆発力を高めたタイプ。
《ダーク・グレファー》《D-HERO ディアボリックガイ》《ゾンビ・キャリア》の三枚がある点がシンクロダークを彷彿させる。
回った際の場の強さはピカ一だが、《ヒーローアライブ》を使う場合はライフコストが気になる他、《ダーク・グレファー》が最初に来なかった時が少々辛い。
《E・HERO エアーマン》に《エフェクト・ヴェーラー》を撃たれることが多いので、後から出した《召喚僧サモンプリースト》等の効果を成功させやすい点もメリット。

&bold(){③ループ狙い型}
他の型ではあまり採用されない《インフェルニティ・ミラージュ》や《インフェルニティ・リベンジャー》を用い、ループコンボを狙っていく。
エメループ、ウロボロスループ等が有名であるが、大会の制限時間内でそれを完遂するのは難しいので、もう少し短くてそこそこ実用的なものを使うのが無難。
必ずしもループを完成させなければ勝てないわけではないので、状況次第で他の型の戦術を使うこともある。
他の型と比べると場が揃うまでの早さに難があるので、《インフェルニティ・インフェルノ》等で補助したい。

それぞれの型で動きは大きく違うが、墓地依存度が高く、手札0枚になるまでは大きく動かない点は共通する。
モンスターカードが初手に二枚か三枚来る程度の割合でデッキを構築するため、ガン伏せさえすればハンドレス状態には簡単になれる。
問題は、その状況で《エフェクト・ヴェーラー》等を食らって一時的にでも動けなくなると、次に動くのが難しい点である。
《インフェルニティ・ネクロマンサー》や《インフェルニティ・ミラージュ》ならまだしも、《インフェルニティ・デーモン》に対して撃たれると次が無いので非常に辛い。

また、上記以外のも多くの特殊な派生が存在する。
《インフェルニティ・リローダー》を主軸にしたパーミッションや、チューナーを全く使わない型等が有名。

**代表的なカードの使い方 
***モンスターカード
インフェルニティ・デーモン
#blockquote(){このデッキの根幹を成すカードの一つ、よほど特殊な構築でない限りは三枚積み必須。
特殊召喚成功の瞬間にアドバンテージを得られ、さらにサーチしたカードから芋づる式に莫大なアドバンテージを得ることが出来る。
インフェルニティには蘇生カードが豊富なので、それらによって墓地から特殊召喚することが多い。
時間差はあるが、ドロー時の効果も《ラヴァルバル・チェイン》で能動的に狙うことが出来る。
注意しておきたいのは、&bold(){どちらの効果もタイミングを逃すことがある}点と、&bold(){後者の効果は効果解決時に手札が0枚でなければならない}点。
《成金ゴブリン》や《ZERO-MAX》では効果を発揮できず、《インフェルニティ・ガン》で蘇生する際は二体同時に蘇生しても旨みが少ないので注意。}

インフェルニティ・ネクロマンサー
#blockquote(){このデッキの根幹を成すカードの一つ、よほど特殊な構築でない限りは二枚か三枚は採用するべき。
《インフェルニティ・デーモン》を使い回したり、レベル8シンクロの素材になったり、ランク3エクシーズの素材になったりする。
毎ターン効果を使えるので、継続的に《インフェルニティ・デーモン》を墓地に送って復活し続けることが出来れば、多くのアドバンテージを稼ぎ続けることが出来る。
十分壁になり得る守備力を持っているが、《フォトン・スラッシャー》以上の攻撃力のモンスターには注意。}

インフェルニティ・ビートル
#blockquote(){レベル2のチューナーだが、効果を利用して連続でシンクロすれば実質レベル4のチューナーと見做せる、使用する場合は三枚積み。
レベル8シンクロモンスターを可能な限り早く出したい場合には、最も優先される。
状況次第ではランク2エクシーズを行うことも可能といい事ずくめだが、手札に二枚以上来てしまった時の対処が難しい。
以前は1枚だけを採用する場合もあったが、《氷結界の龍 トリシューラ》が禁止になった今ではあまり推奨されない。}

インフェルニティ・リベンジャー
#blockquote(){レベル1のチューナーで、基本的に効果は無いものとして扱われる、ピン刺しでも問題ない。
基本的には4+3+1でレベル8シンクロを行うために使用される。
この際、《インフェルニティ・デーモン》と《インフェルニティ・ネクロマンサー》を墓地に送ることが出来るのがポイント。
これらを何らかの手段で蘇生して使い回すことで、さらなる展開に繋げることが出来る。}

インフェルニティ・ミラージュ
#blockquote(){レベル1の生きた《インフェルニティ・ガン》、効果は強力だが単体では役に立たないので投入枚数はよく考えること。
単体では《インフェルニティ・ガン》に使い勝手で劣るが、《ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン》と絡めることでそれ以上の働きをする。
《インフェルニティ・リベンジャー》と共に、《ワン・フォー・ワン》に対応。}

インフェルニティ・ジェネラル
#blockquote(){最上級のインフェルニティであり、墓地から発動できる効果を持つ。
事故の原因となることも少なくないが、《ダーク・グレファー》の特殊召喚効果を使える他、蘇生した《インフェルニティ・ビートル》によるシンクロや、
《インフェルニティ・ネクロマンサー》によるエクシーズで齎される恩恵は大きい。
このカードを処理できずにハンドレス状態が崩れてしまうようなことがないように、何らかの手札を捨てる手段を用意したい所。
場合によっては、ドローフェイズ自体をスキップしてしまうことも考えられる。}

終末の騎士、ダーク・グレファー
#blockquote(){墓地肥やし、戦士族なので《増援》に対応するが、《ヘルウェイ・パトロール》には対応しない。
手札を墓地に捨てられるのでハンドレス状態を邪魔しにくい《ダーク・グレファー》を優先し、ダブると処分に困る《終末の騎士》は入れても一枚程度に留める。
効果使用後は、シンクロ素材やエクシーズ素材として使えると無駄がない。
よくあるパターンは、墓地に送った《インフェルニティ・ビートル》を蘇生して《煉獄龍 オーガ・ドラグーン》をシンクロ召喚、
または《ヘルウェイ・パトロール》を墓地に送り手札の《インフェルニティ・デーモン》を特殊召喚、
《インフェルニティガン》をサーチ後《ラヴァルバル・チェイン》で墓地を整え、蘇生した《インフェルニティ・ビートル》と《インフェルニティ・デーモン》で上と同じ事をする、等。}

ヘルウェイ・パトロール
#blockquote(){手札のインフェルニティを特殊召喚することが出来、《インフェルニティ・デーモン》の効果の能動的発動や、ハンドレス状態を作ることに一役買う。
一枚でも十分だが、チューナー不採用型ではよりエクシーズの成功率を高めるために二枚目の採用も考えられる。}

召喚僧サモンプリースト
#blockquote(){単独で《ダーク・グレファー》や《インフェルニティ・デーモン》を特殊召喚しつつ、《ラヴァルバル・チェイン》をエクシーズ召喚出来る優れ物。
ただし《エフェクト・ヴェーラー》を食らった際の被害が無視できないので、最近は採用率が落ちている。
《エフェクト・ヴェーラー》さえ使われなければ間違いなく強力なので、相手が投入出来ないデッキを使っていると見做せるのならばサイドデッキから投入する手もある。}

ゾンビ・キャリア
#blockquote(){レベル2のチューナー。
蘇生できる点に加え、デッキトップに戻す効果がキモであり、単に《インフェルニティ・デーモン》を一番上に置く以外にも、
多すぎる手札をデッキに戻しハンドレス状態を完成させる、《D-HERO ディアボリックガイ》や《インフェルニティ・ビートル》を戻し手札事故から回復する等の活用法がある。
《D-HERO ディアボリックガイ》とシンクロすれば、満足龍のシンクロ召喚が可能。}

***シンクロ・エクシーズモンスター
レベル8の作り方
パターンA 《インフェルニティ・ビートル》×2+レベル4モンスター
パターンB 《インフェルニティ・リベンジャー》+レベル4モンスター+《インフェルニティ・ネクロマンサー》
パターンC 《インフェルニティ・ビートル》+《D-HERO ディアボリックガイ》

ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン
#blockquote(){各種ループコンボを狙う場合に使用される。
墓地の《インフェルニティ・ミラージュ》を除外して効果を使うことで、デーモン、ネクロマンサー、リベンジャーの3体を蘇生し、サーチ効果を使いつつ再びシンクロ召喚できる。
このコンボで罠を増やしつつ《インフェルニティ・デス・ドラゴン》か《煉獄龍 オーガ・ドラグーン》を作りなおすと盤石。
二体目のこのカードをシンクロ召喚し、《インフェルニティ・ネクロマンサー》を除外して《インフェルニティ・デーモン》を蘇生し、さらに罠を増やす手もある。}

煉獄龍 オーガ・ドラグーン
#blockquote(){満足龍の中では最もステータスが高く、単体での制圧力も高いので、特に考えがなければ最優先するべきモンスター。
注意したいのは、ドローフェイズに無効化効果の隙が生まれる点。
優先権を使って先に手札コストを要するカードを使う等の方法で、無理矢理手札を無くせばカバーできる。}

インフェルニティ・デス・ドラゴン
#blockquote(){唯一インフェルニティの名を冠するシンクロモンスター。
《インフェルニティ・バリア》の発動条件を満たすことが出来、除去効果も十分に優秀。}

スターダスト・ドラゴン
#blockquote(){打点が低く戦闘破壊されやすいが、《煉獄龍 オーガ・ドラグーン》の管轄外である甲虫装機等のモンスター効果の対策になる。
ドロー直後の《サンダー・ブレイク》にも対処できるが、《強制脱出装置》や《鳳翼の爆風》には無力なので過信は禁物。
バックを重視するタイプならば、《スターライト・ロード》の採用もある。}

虚空海竜リヴァイエール
#blockquote(){《闇の誘惑》や《インフェルニティ・ブレイク》、《ヘルウェイ・パトロール》等、インフェルニティには能動的な除外を行うカードが多いので、活躍の機会は多い。
基本的に《インフェルニティ・ネクロマンサー》2体が素材になるので、それらがいなくなったことで困らないように注意したい。}

ラヴァルバル・チェイン
#blockquote(){手早く墓地を肥やすことが出来、デッキトップ操作も《インフェルニティ・デーモン》と噛み合っている。
エクシーズ素材の《インフェルニティ・デーモン》+デッキから送られるモンスターの二枚が墓地に揃うので、《インフェルニティガン》を直ちにフル活用できるのが美味しい。
ステータスの低さが難点であり、《エフェクト・ヴェーラー》を撃たれると返しのターンに殴り倒されやすい。
出来ればデッキトップ操作に頼らず、墓地操作でそのターン中に展開を行いたい所。
通常は1枚で十分だが、チューナー不採用型に限り2枚必要な場面がある。}

ダイガスタ・エメラル
#blockquote(){墓地に溜まったカードを戻すことで、再利用を促せる。
膨大なループを行う場合は必須になる。
蘇生効果も決して無駄ではなく、レベル8への中継地点になった《大地の騎士ガイアナイト》を蘇生する場面もある。
基本的にはオーバーキルになりがちなので、1枚あれば十分。}

ヴェルズ・ナイトメア
#blockquote(){このデッキでは比較的容易に出すことが出来る。
《インヴェルズ・ローチ》と比較すると、《真炎の爆発》や《ヴェルズ・ヘリオロープ》等の流行りのカードに強い点が高評価。}

No.16 色の支配者ショック・ルーラー、ヴェルズ・ウロボロス
#blockquote(){基本的には駄目押しであり、出して効果を使えるような状況ならば大抵勝てるので、どちらか1枚で十分。
自然に出せる状況ならば出してもいいが、無理に出そうとすると逆に自分の首を絞めることになる。
後者は無限ループを引き起こす際にも使われる。}

***魔法・罠カード
インフェルニティ・ガン
#blockquote(){このデッキの根幹を成すカードの一つ、よほど特殊な構築でない限り必須。
《インフェルニティ・デーモン》の効果でサーチし一度に2体蘇生、蘇生したモンスターも効果発動、また発動、と言った具合に爆発的にアドバンテージを稼ぐことが出来る。
手札を捨てる効果も、状況次第では十分役に立つ。
効果の関係で《神の警告》を食らうことがないが、代わりに《サイクロン》等で簡単に止められてしまうのが弱点。}

ZERO-MAX
#blockquote(){基本的には二枚目以降の《死者蘇生》として扱われる。
デメリットは大きいが、これを積むことで先攻からの展開率を向上させることが出来る。
モンスター破壊効果は《インフェルニティ・デーモン》を蘇生するならば期待できなくもないが、肝心のデーモンの効果がタイミングを逃すので、あって無いようなものだと考えていい。
自分自身のモンスターも破壊してしまうが、主な蘇生対称である《インフェルニティ・ビートル》や《インフェルニティ・ネクロマンサー》の攻撃力は極めて低いので問題ない。
一番の問題は名前にインフェルニティが含まれていない点。}

インフェルニティ・ブレイク、インフェルニティ・バリア
#blockquote(){インフェルニティの守りの要。
万能除去の《インフェルニティ・ブレイク》は墓地の除外を要求しはするが、魔法や罠を除外してもいいので意外とリスクは軽い。
また、効果による除外なので不発になった場合は除外しなくてもいい。
万能カウンターの《インフェルニティ・バリア》は攻撃表示のインフェルニティを要求するので、《煉獄龍 オーガ・ドラグーン》とは若干相性が悪い。
発動条件を維持するために、《インフェルニティ・ネクロマンサー》を攻撃表示にせざるを得ないような状況も起こりうる。
どちらを何枚投入するかはデッキの種類によって違い、例えば《煉獄龍 オーガ・ドラグーン》軸の場合はブレイクが多めで、バリアは少なめになることが多い。
《煉獄龍 オーガ・ドラグーン》と同じく、ドローフェイズの隙をカバーする必要がある点に注意。}

インフェルニティ・インフェルノ
#blockquote(){強力な墓地肥やしだが、近頃は罠ならではの遅さが響くので、これ無しでも動けるタイプのデッキが流行っている。
無限ループを狙うような場合は、流石に必須カードになる。
フリーチェーンなので、出来ればそれを活かしたい所。}

手札を0にしつつ、相手の展開や除去への対抗手段の確保もしたいので、基本的にガン伏せ用の汎用罠を大量に詰め込む。
ループやワンキルがよく注目されるが、上記の強力なインフェルニティ用罠があるので、守りの性能も優れている。

**基本的な流れ
まずは《ダーク・グレファー》等を駆使して、必要なカードを墓地に貯める。
必要分の墓地を肥やした上で、《インフェルニティ・デーモン》を特殊召喚する。
この時の特殊召喚は、《インフェルニティ・ネクロマンサー》等からの蘇生、《ヘルウェイ・パトロール》による手札からの特殊召喚、《ラヴァルバル・チェイン》によるドロー操作等から行う。
そして《インフェルニティ・ガン》等の蘇生カードをサーチし、さらなる特殊召喚をして莫大なアドバンテージを得、場合によってはそのままワンショットキルを行う。
もし最初から手札に蘇生カードがある、《インフェルニティ・デーモン》の効果をいきなり発動できる等の状況ならば、多少展開の順番が前後する。
《ZERO-MAX》を3枚積んでいる場合は、まずは《煉獄龍 オーガ・ドラグーン》を出して盤石にしたほうがいい。
逆に展開するためのカードがほとんどない場合は、罠を駆使して何とか耐え忍ぶ。
《インフェルニティ・バリア》や《インフェルニティ・ブレイク》が豊富にある場合は、ビートダウンでゴリ押しすることも可能。
思わぬ反撃を食らう等の理由で本当にどうしようもない場合は、ただただデッキの一番上に《インフェルニティ・デーモン》が来ることを祈って耐える。
勝利パターンは、稼いだ大量のアドバンテージや、強固な布陣によって押し切ることが多い。
一度アドバンテージの差をつけてしまえば、強力な罠もあるので覆すことは至難。

**意識したいこと
***展開のタイミング
理想を言えば、先行1ターン目には《煉獄龍 オーガ・ドラグーン》や大量のカウンター罠の布陣を完成できるぐらいがいい。
現在主流のインフェルニティは基本的に先行展開率が高いので、《エフェクト・ヴェーラー》に目を瞑れば5、6割の確率でこういったことが十分可能。
ただし、当然いつも理想通りに行くわけでもなく、相手がカードをセットした状況から展開する必要性に迫られることもある。
とは言え、《インフェルニティ・バリア》等の庇護さえあれば、この状況から比較的安全に展開することも無理ではない。

インフェルニティはガン伏せも可能なデッキなので、最初から展開できなくても案外余裕がある。
《インフェルニティ・デーモン》の効果を止められても、最悪《ラヴァルバル・チェイン》さえ作れれば次のドローでリカバリーは十分可能なので、その辺りも念頭に置くこと。

***トップデーモン
《インフェルニティ・デーモン》をドローフェイズに特殊召喚できた場合、まずサーチ能力でアドバンテージが一つ得られ、サーチしたカードから容易に更なるアドバンテージを得られる。
それでいて《エフェクト・ヴェーラー》を撃たれることもなく、召喚権まで残っているので、一気に優勢になれる。
偶発的に起こることもあるが、以下の方法で能動的に起こすことが出来る。
①《ラヴァルバル・チェイン》の効果
②《ゾンビ・キャリア》の効果
どちらとも次のターンまで効果の発動がお預けになるので、基本的には展開後の駄目押し、または他に打つ手が無い時の最後の手段として用いられる。
《神の警告》や《ライオウ》に妨害される可能性を考えると、前者はともかく、後者はあまり望ましいことではない。
あくまで最終手段と考え、可能な限りそのターン中に組める布陣を探したほうがいい。

どちらにおいても、うっかり他の《インフェルニティ・デーモン》等の効果でデッキを参照してシャッフルし、無意味にしてしまわないように注意。
ただし、《ゾンビ・キャリア》で《インフェルニティ・デーモン》以外のモンスターをデッキの上に置くならば、逆にシャッフルした方が大抵の場合都合がいい。

***バリア・ブレイク
これらの罠はインフェルニティの強さの源の一つであり、常に相手に存在を匂わせて警戒させたい。
例えば《インフェルニティ・バリア》の発動条件である「攻撃表示のインフェルニティ」を可能な限り維持することは重要。
《インフェルニティ・デーモン》を立たせることが多いが、シンクロ・エクシーズの途中で居なくなる場合は《インフェルニティ・ネクロマンサー》を攻撃表示にすることもある。
ただし、《インフェルニティ・バリア》は《神の宣告》とは違ってモンスター召喚からの戦闘破壊には対処できないので、うっかり攻撃表示のモンスターを倒されて使用不能に陥らない要注意。
優先権を使って《サンダー・ブレイク》等を使わないと、ドローフェイズに発動不可能に陥るのも大きい。
そこを補ってくれるのがエンドサイク的用法やモンスターの破壊が可能な《インフェルニティ・ブレイク》と、《奈落の落とし穴》等汎用罠である。

前述の通りバリア・ブレイクはそれぞれの穴を補っているのだが、「どちらでも対処できるカード」にどちらを使うかは注意。
《インフェルニティ・デーモン》の効果でサーチを繰り返していると、うっかり全て使いきってしまうこともあり得る。
例えば《インフェルニティ・ブレイク》しか残っていない時に《インフェルニティ・バリア》でないと対処できないモンスターが出ると厄介。

また、これらのカードは強力ながら、《サイクロン》で用意に1:1交換されてしまう。
しかも、《インフェルニティ・デーモン》の効果でサーチしてセットした場合、基本的に場所が筒抜けになってるので、そうやって処分されることは多い。
ゲーム開始時にドローした「バレていないバリア・ブレイク」は極めて重要なので、大切に使うこと。

**注意するべき点
***1800より上の打点
《ラヴァルバル・チェイン》や《インフェルニティ・デーモン》を倒せる、その辺りの攻撃力のモンスターが多いデッキ相手には分が悪い。
《ライオウ》や《E-HERO アナザー・ネオス》を擁するHEROビートは天敵中の天敵。
《ライオウ》で《インフェルニティ・デーモン》の効果を阻害されるともう動けず、《E-HERO アナザー・ネオス》は《デュアル・スパーク》等で逃げられるせいで罠による排除が難しい。
反面、甲虫装機は属性や墓地を利用する点がダブってることもあり、対策カードを使われにくいので比較的楽。

***墓地メタ、効果メタ
墓地依存度が高く、特定の効果モンスターに依存するこのデッキでは、それらへのピンポイントな対策から致命的な被害を被ることが多い。
例えば《マクロコスモス》や《ライオウ》が存在すると、それだけでもう何もできなくなる。
幸い強力なサポート罠に恵まれているのでいくらかマシな方ではあるが、それでもきついものはきつい。
近年では甲虫装機とメタ範囲が被っていることもあり、第一戦から既にメタカードが積まれている可能性が高いので、それらをどうにか撥ねのけていかなければならない。
特に《エフェクト・ヴェーラー》は常に警戒すること。

***手札誘発効果モンスターを使いにくい
手札を0枚にしてしまうので、これらのカードを活かすことが難しい。
先攻を取った相手が大量展開しようとした時に対抗することが殆ど出来ず、そのまま物量に負けてしまうこともある。
《エフェクト・ヴェーラー》は難しいが、《D.D.クロウ》や《増殖するG》ならばディスアドバンテージ覚悟で捨てることが出来るので、何枚か採用する手もある。

***フリーチェーンのカード
ドローフェイズ直後には、どうしても手札が一枚以上存在する瞬間が発生する。
その時、《インフェルニティ・バリア》と《煉獄龍 オーガ・ドラグーン》に隙が生じ、《強制脱出装置》一枚に状況をひっくり返されるような事態が多々ある。
優先権を行使して《サンダー・ブレイク》等を発動すれば隙を無くすことができるが、それでも対処が難しいことには変わりないので細心の注意を払う必要がある。
また、《インフェルニティ・ガン》が《サイクロン》等で簡単に防がれてしまう点も注意。

***手札事故
先攻展開してなんぼのデッキなので、手札事故が起こると非常に辛い。
モンスターが存在しないのならばまだ何とかなるが、逆に多すぎる場合は手札を0にすることが難しく、多くが腐った状態になる。
何度か通常召喚を行なって手札を減らさなければならないので、相手のデッキの攻撃力のラインを考えて動くこと。
戦闘破壊のされにくさで言えば《インフェルニティ・ネクロマンサー》が一番だが、逆に破壊を想定して《インフェルニティ・デーモン》や《ヘルウェイ・パトロール》を出す場面もある。
《ジュラック・グアイバ》や単体除去カードの有無等で、どちらが最善手か変化する。
基本的にモンスターの割合が少ないデッキなので珍しい事態ではあるのだが、手札に複数枚《インフェルニティ・ビートル》が来ることもありえなくは無いので注意。

***プレイングミス
《ダーク・グレファー》や《インフェルニティ・デーモン》のように自分のデッキを参照するカードが多く、常に選択が連続することになる。
ちょっとしたミスで最終的なアドバンテージに大きな差が生じ、それで負けることもあるだろう。
ハンドレス状態の完成を急ぎ過ぎて失敗し、ただ手札が無くなっただけで何も出来なかった、というようなことは絶対に避けなければならない。
あらかじめ一人回しやインターネットの情報で基本的なパターンを理解し、それでいて相手が行うであろう妨害を想定する必要がある。



今では信じられないだろうが[[トリシューラ]]3積み、ガン3積みの時代があった。
もし先行をとられればトリシューラ3連打による手札3枚スタートなんてのもザラであった((今でもループによる「無限トリシューラ」というコンボが存在している))。

さらに信じられないだろうが、登場しばらく[[本スレ]]でのインフェルニティの評価はなんと「DDクロウでおk」であった。
確かにメタや墓地掃除にかなり弱いのは事実であるがあんまりであろう。
その本スレ民もたちまちの内に「癌」と言われたインフェルニティガンの強さに満足できなくなっていった。

今、当時のインフェルニティと戦いたい、DDクロウでおkという人はほとんどいないだろう……が、当時は[[BF]]がそれを更に上回る強さと安定性を保っていたという恐ろしい事実もある。

関連項目



---------------------------------------------------------



コメント欄

- 分かる範囲で書き足しました、至らない点があったらすみません  -- 名無しさん  (2012-03-28 06:29:34)
- 実践で使えるテクとかあれば教えてください  -- 名無しさん  (2012-04-11 23:02:57)
- デーモン+ネクロ+リベンジャーでオーガ出せるのに8軸がビートルだけなわけ無いだろ  -- 名無しさん  (2012-04-17 23:05:23)
- ↑あれだと墓地肥やしゼロからダレファー一体でポンと出せないから若干安定度が落ちる、早さ重視ならリベンジャー抜きもある。その組み合わせもアイドラでミラージュ使えたりして魅力出来ではあるけど  -- 名無しさん  (2012-04-18 07:08:19)
- アライブ型が結果を出して話題になっていたようなので、追記しました。そちらはあまり使い慣れていないので、もっと詳しい人がいたら追記お願いします  -- 名無しさん  (2012-05-01 21:41:15)
- ↑2に同意。大会採用の高く効率性、安定性の重視したデッキの運用方法を記述したほうがいいと思う  -- 名無しさん  (2012-05-02 23:11:16)
- 実際SDIFにアライブは入らないぞ  -- 名無しさん  (2012-05-04 13:37:13)
#comment